B’z LIVE-GYM 2017-2018 LIVE DINOSAUR大阪公演へ行ってきた。


2017年2月4日 京セラドーム大阪

仙台で見収めたライブダイナソー。のはずが・・・大阪に行って参りました。いや、コレねちょっと言い訳させて!ほんとーうっっに今回の大阪公演はチケットが手に入らなかったのよ!あまりにも取れない→ならばいっそ福岡へ飛ぼうとなりまして。今年は夏もあるし控えめにしなきゃとスッパリ諦めた。あきらめ・・・てるところに1/31大阪全日程全座席まさかの大復活、その時点では「おー取れなかった人たち良かったなー」と他人事。で、次の日「・・・・まだ売ってる・・・」この辺りから理性と欲望の葛藤が始まり脳内検討会議開始。「行けるんじゃね?」「行きたいな?」「行かないと後悔するな」と仕事帰りの駅のホームでポチっとA席を購入(S席は売り切れ)いつまでも売れ残っているのが悪い*1

そんなこんなで、このところお馴染みの午後半休という手段を使いまして3年ぶりの大阪へ。新幹線の正規料金に二度見しながらも、どうにか京セラドームに到着。入れるだけで充分なので一番後ろかねーと軽い気持ちでタッチアンドゴーしたら上段下手側の1列目でした。マジかよ、神よ!
お客さん凄い入れてるらしいというのは聞いてたのですが、上から見ると本当にアリーナ通路あるの?っていうぐらいのみっちり凄まじい人。

声明
また出会えるとは思わんかったよ演説台。せっかく横の席なのでどうやって登場するのかちゃんと見ようと思っていたのに、せりあがってくる松本さんに気を取られているうちに稲葉さん登場してたwあう・・・見逃した('ω')ドームのオープニングとしては地味目な演出だとは思うのですが、これだけ大絶賛されているのを見ると衣装のインパクトは凄いもんだな。ってか衣装って大事だよね(ハンカチを握りしめながら)

CHAMP
チャンプのイントロを聞くだけで涙が出そうになる今日この頃ですが、この曲ホントに格好良いな。相変わらずチャンプ大好き廃人のままなのですが、Pleasureでもやって欲しいなチャンプ。毎回やって欲しいなチャンプ。MVも大好きなのでたまに見返してる。ライブ行きてぇ。

しつこく何回も言うのでばれているとは思いますが、本ツアーの一番照明が格好良いで賞はチャンプさんの受賞です。白に浄化される。

「いつもやってるやつあるやん?」とダイナソー今日はちゃんと大阪弁になってるw

孤独のRunaway
1曲終わるたびに「この曲、次聞けるのいつかな」と思う千秋楽。そして松本さんの愛を殴る姿も見納め、今日のたっくさんは良く走ってる。首元のヒラヒラは断固否定派ですが、コートのヒラヒラは正義。ここ数年、稲葉さんの横揺れの動きが増えた気がする。なんとなくイメージとしてはhydeさんの専売特許感があったんだけど。あと、今更ながらドームってステージのサイズ(特に花道の長さ)がむちゃくちゃデカいな。

ハルカ
ワウの松本さん全身像を死ぬほど防振双眼鏡で覗けるど横席至福。で、ふいに稲葉さんの方見たらタンバリン*2頭に掲げながら歌ってたんですけど、これずっと持ってたっけ?置き忘れた?
この曲はライブでの激しめなパフォーマンスがたまらんです。マイクスタンド乱暴に扱うところと、松本さんの尻尾が揺れるところ。Queen Of The Nightと日替わりでも良かったのかなという気持ちは少しだけある。っていうか単純に月下美人聞きたい。

ルーフトップ
大好きすぎるルーフトップ。仙台公演より松本孝弘さんのセクシー加減がぶっちぎっていることにようやく気が付いたので、もう一度目に焼き付けることが出来て本当にうれしい。この曲からしばらく稲葉さんの後ろの髪の毛がぴょこんって跳ねてたのを見て映像化はないんだろうなーと思う。松本さんの髪型がサラサラストレートなので余計にそう思うのかも。DINOSAURの曲のなかでも頭一つ抜けて好きだな。

稲「知らない方もいらっしゃるかと思いますが、今日は最終日です。」知ってるよー!と周りから声がかかりまくるのがさすが大阪。

FIREBALL
前週の仙台で、2番を歌い始めたところでステージを指さしてたな…といきなり思い出す。あんなに必死に思い出そうとしても出てこなかった記憶があっさりとこのタイミングで出てくる自分の脳みそしっかりして欲しい。「Do't make me down!!」と「getting lose yeah!!」が死ぬほどレアな松本さんの声。
松本さんに向けた稲葉氏の屈みかたが凄くて(ほとんど土下座)背中見えておるw

Don't Leave Me
そっれにしても今回は日替わりが少なかったねー。本数が少ないから飽きないからなのか、それともセトリの驚きよりも質を高めることを優先させたのか。収録日だった埼玉のことを考えると映像化はMOTELが確定なので、ドンリブ心して聞きましょう。エピックのドンリブもなんかの特典でつけてくれないかな。FIREBALL・ドンリブ・赤い河とこのブロックは非常に赤茶けた色のイメージ。

赤い河
この曲スケールの大きさがDINOSAURによく合っていた。まさか、こんなに満たされた顔で歌うとは思わなかったけれど、こうしてナマで聞くとCDで聞いているだけではわからない立体感みたいなものが生まれる。驚きは初めて聞いた福岡、最高だったのは東京、大阪はすごくドラムが前向きな感じが良かった。1994年の曲、長くやっている醍醐味を存分に。

稲「今日は暦の上では立春ですね。話すことがないと暦を気にしたりするんですけど、春なんですね。思い返せば・・・寒いツアーでした。お客さんは熱いですよ!気温が。ツアーが始まると風邪におびえてインフルエンザにおびえて・・・人が菌に見える!!(笑)みたいになって、マスク2枚したほうがいいのかな?とか。そういう時って精神が不安定なんで風邪ひいちゃったりするんですけど。明日からはもう歌うこともないので裸でジョギングしようかな。・・・・(急)ニューアルバムの曲聞いて頂けますか?」
風邪だよって言いたかったんだろうな。大阪だったし。
2017年の年末からのあれこれを見続けてきて、稲葉さんってお客さんにLIVE-GYMで本当に純粋にただ「楽しみにだけ来てほしい」んだろうなーと思った。それと、30周年という節目の前の変化。たぶん今までも表に出なかっただけで、いくらでもピンチはあったと思う。それがこうやって表面化したことに変化を感じる。変わらないという進化の変わらざるを得ない部分。これから先もきっと調子の悪さをまったくアナウンスしてくれないんだと思う、賞賛も罵倒も同情すらもぶっちぎっていくのだと思う・・・ってチャンプはセブンイレブンの歌だけどな←

SKYROCKET
とか、色々考えている暇はない明るい曲調で手拍子にコーラスと参加感のあるハッピーなこちらの曲。失われしハートが復活していた☆祝。

それでもやっぱり
ちょっとこの時だけ音に反響があったかな、A席のデメリット・・・・というほどのデメリットではない。下手なS席よりも当たり。というか、このツアーすごく座席運(周りの環境)に恵まれていたツアーでした。こればかりは本当に運だから、ありがたい。それでもやっぱりは、声を堪能できるのが最高。無言のPromise・僕には君がいる・Homebound・ 君を気にしない日など・Classmate・Exit To The Sunあたりのバラードって私の中では同じジャンルです。
愛しき幽霊
最終日スペシャルなのか、この日はキャップとタオルとユニフォーム(名前入り)の3点セット。稲「オリックスファンの人〜」にチラホラと挙がる手。こちらまで来てくれると上段でもとても近い(ただし松本さんは遠い)今更ながら、うむ。曲を堪能するならアリーナだなwっていうか相方がこの曲を「山崎まさよしみたいな曲」って呼ぶので通称=桜木町

あの着ぐるみどうせまたそのうち再会するんだろうなとか思いながら。
弱い男
千秋楽SPで参りますよデデンの会。もはや原型をとどめていないデデンw千秋楽なのでこれでもか!と完全に遊ぶおじさんたち。さっきまで切ない顔してバラード歌ってた余韻なんてまったくない。前のめりに準備してるシェーンもバッチリ映ってるし、松本さんの邪魔しながら絡みに行く稲葉さんゾンビみたいになってるし。客席に「やってみます?」とフリ始めるし。
そんなんなのに、曲になると急激にロックバンドになるのズルい。ダダンの進化とセッションコーナーの進化ズルい。そして、大阪の「弱い男」に出てくる男性陣たちみんなノリが良すぎで受けた。
Purple Pink Orange
どのタイミングで双眼鏡が必要で、どのタイミングは不要かというのが自分で意識せずに出来るのは最終公演の強みだけど傍からみるとアレだなwラウドジムでの先行視聴の時から大好きで、名古屋の件があってからまた少し違った印象を持つようになった曲。ダイナソーツアーの色々な場面が走馬灯のように蘇り死期が近いのかと思う。

メンバー紹介
稲「ツアーどうでしたか?」

増「楽しかったです。」
大「楽しかったです。ホンマです。」
バ「ROCKIN!」
シ「このツアーサイコウでした。アザッス!」
松「オオキニ、オオサカ!(片言)」

イチブトゼンブ
イチブさんのイントロがくるとなんというか安心感がある。あと、大サビのところの松本さんの微笑みはこの曲を聴くたびに思い出すのだと思う。
2番入る前におーさかべいべー♪
DIVE
ここのシングル両A面並びは最高に好きだった。イチブは夏にまた会えるだろうけれどダイブさんはまたしばらく会えないのかな。2番もにょりつつも強引に進める。この曲は割とそんなことが多い。DIVE!で跳ねたくなるのをぐっと我慢。
Dinosaur
アルバムツアーのタイトル曲はいつもグッときてしまうのだけれど、今年は特に。ウルトラ下手席ではダイナソーくんの尻尾側しか見えないわけですが、結局A席っぽい見えにくさというのはこの演出だけだった気がする。心配していた音の反響もそんなに酷くはなかったし。演出としては大変に古風なこれぞダイナソー!というバボットだけど、イントロ真暗にして一気に色が付くのはベタだけど最高。あと、しょっぱなの一発吠えたシャウトが太くて伸びすぎで思わず笑う。ギターソロ前にアウアウ吠え、いつもより多めに吠えております。この曲のリフは洗練されてるとは言いがたいのに説得力がある。こーるみーだいなそー!
の頼もしさったらない。衣装は緑のヒョウ柄

King Of The Street
これのタオルにしろ、水の入ったプラコップにしろ稲葉さんの投げたものってみんなSS席じゃなくてS席なのねー、両方とも客席には届かずスタッフの人が拾ってタオル→放り投げ(当然争奪戦)コップ→目の前の人に手渡し(周辺も祝福)な感じだったので、見てる第三者としては手渡ししてくれた方が平和で気持ちが良い。蛇足ですが、むかしむかしマンウィズのライブでボーカルの投げたマフラータオルが私の前後の人で奪い合いになり、おぞましい綱引きに巻き込まれたことがあるw(っていうか何故に取れなかったのだ…)タオル回してると記憶力が低下するから*3止めようって毎回思うのに、なんかうっかり回してしまうのよ・・・なぜ。

フキアレナサイ
ここのコール&レスポンスも弱い男と同じく進化を続け、今日はついに松本さんが逃げないように腕掴んでたw通せんぼよりもダイレクトですよ。松本さん、ラスト頑張って声張ってたのと稲葉さんのロングシャウトすっげぇ。語彙力なさすぎだけどマジですっげぇ。コール&レスポンスが始まると布のおねーさんはいったん下がって待つ(長いからね)のと、大サビで紙吹雪が舞ってるのはスタッフがバケツから人力で投げ込んでるのに気が付く、嗚呼マンパワー

(かなり文章が曖昧なのでおおまかなニュアンスで)
稲「どうもありがとう!大阪の雄叫び凄かったです。ツアーを通してアルバムを作ったときよりもダイナソーという意味を感じています。ひとつは恐竜と言う意味で、もうひとつは時代遅れという意味で。これは僕の妄想なんですけど、どこかで恐竜が知れずにサバイブして生き残っていたらいいなと思ってまして、そういう誰も見たことが無いロマンチックでミステリアスな存在に惹かれました。僕たちも古いといわれる音楽をやっていくなかで、こういう仕事をしていくと古いとか新しいとか言われるんですけど・・・もう、気にしていられないので。時間は止められないから!自分たちが一番影響を受けたスタイルを磨いて武器にしてゆきたいと思っています。これからも、B'zにしかできない音楽、LIVE-GYMに来てくれれば他では聞けない音をとどけることができるか?それだけを判断基準にしてやっていきたいと思うのでよろしければお付き合いください。よろしくお願いします!」
ダイナソーツアー過去最高にまとまってた気がするMC。今個人的に稲葉さんのライブMCの遍歴まとめてるんですけどなかなか面白い。

Still Alive
松本さんの静のギターに歌声が乗り、そこにバンドが加わって動になるの最高すぎる。

ultra soul
「一緒にもうひと騒ぎしちゃいましょう!」と満を持してのウルソ。京セラドームはジャンプ禁止なので堪えつつのウルソ。イヤモニの調子がイマイチなのか手で押さえる仕草が何度か。シェーンの前にバリーとふたりでならんでカメラ指さしてるの可愛すぎた。モニター大正解。

BANZAI
あーーーーーホント良かった(´;ω;`)名古屋30日の次に感慨深い「ここまで来たことを称えましょう」千秋楽のアンコールはやっぱり何度行っても独特の空気感がある。無事にツアーが終わる、いつも感じる寂しさよりもホッとした気持ちの方が大きい。

千秋楽のラスト恒例のご挨拶。スタッフとバンドとお客さんに感謝を述べる稲葉さん。
稲「ツアーが無事に終わるのは痺れることです。心から感謝しています!いきましょうか!・・・せーの、オツカレー!」幸せをかみしめるような満たされた表情。お疲れ様。ズンチャッチャ流れるなか、今思い返せば中央で拳をあわせるふたり&ステージの端までで止まるB'zを見て「あれ?」という違和感を覚えていたわけで、そう千秋楽と言えば花道端までのご挨拶(松本さんのぴょーん)からのハグ。今回は無しなのかな・・・って予想ではもっと感極まった感じになるかと思ってたんだけどなと「この街で叫ぼう」の指揮をする松本さんと「大阪ね」と教えてくれる稲葉さんををへらへらしながら見ていた私。おおさかー!と叫んだ瞬間、暗転。
ツアーが終わった寂しさと安堵感といろいろ混ざったぐちゃぐちゃの気持ちを一気にフリーズさせる暗転。

B'z 」の赤いロゴ。Pleasureのイントロ。



THIS SUMMER



B'z LIVE-GYM Pleasure 2018




鳥肌が止まらない。思考が付いていかない。

絶叫のドームに笑いながら「今が一番盛り上がってるんじゃないですか?・・・そーゆーことなんで!夏に会いましょう!」と随分軽いノリで、でも最後の最後「どうもありがとう!!」はむっちゃ力強い声だった。興奮の冷めない客を残し、ステージを下りた稲葉さん。降りた先にはバンドメンバーがみんな待っていて、たぶんあれはシェーンだったと思うのだけどひときわ強く抱擁していました。泣くわ( ;∀;)


まとめ
ダイナソー無事完走。楽しくて、カッコよくて、可愛くて、死ぬほど心配して、泣くほど安心して、忘れられないツアー最後の1日。見届けられてよかった。そして、あの瞬間に立ち会えてよかった。約束なんかしない人たちとの夏の約束、熱い夏になりそうです。

*1:清々しい責任転嫁

*2:タンバリンと言うかこういう周りのシャンシャンしてるやつだけの。あくまでイメージ画↓

*3:ギリchoもそう