B’z LIVE-GYM 2017-2018 LIVE DINOSAUR福岡公演へ行ってきた。


2017年12月23日 福岡ヤフオク!ドーム

もともとダイナソーのツアーは控えめにしておくつもりでした。今年は何と言ってもアニバーサリーツアー、夏ツアーもあるだろうし、まだまだきっと隠し球もあるし*1当初の予定は名古屋2+東京1+仙台2+大阪1=6公演。しかし、各種申し込んだ千秋楽があまりにも落選続き、しょうがないので代案を考え始め、目をつけたのが福岡ドーム。23日を半休にして日帰りできるんじゃないの?チケットもまだ取れそうだし。ドームの初日っていうのも良いね。

飛行機の値段を調べれば、1泊した方が安くすみそう。祝日だけど値段も落ち着いて3万円でおつりがくる。さーて、チケットはどうしようかな・・・と思った時にちょうど運良く機材解放席なるものの抽選がはじまり、それに申し込みをしたのでした。無事にクラブジム枠S席が当選し、7年ぶりMAGIC以来の福岡行き決定。

仕事を昼に切り上げ、そのまま羽田空港へ、冬休みに入ったばかりなので手荷物検査で時間がかかるかと思いきや意外にもスムーズに。
羽田発2時5分発の飛行機で博多到着は4時。開が5時というかなりぎりぎりなスケジュール。できれば初回はオープニングから見たいけれど、2曲程度はやむを得ないかもしれない。でも、やっぱ登場は見たいな。
グッズは終演後買えるかな。そんなことを思いつつ、ふと腕時計を見ればすでに2時15分をすぎている。


/(^o^)\

マジかよ。こっちは1分1秒を争うってのに・・・
結局、飛行機が羽田を飛び立ったのは2時30分過ぎ。2時45分には開場なのにまだ東京にいる絶望感ったらない。泣きそうになりながらも、こればかりはしょうがない。

ANAの頑張りもあって、30分近くも遅れた割に到着はほぼ定刻。もう今度はありがたくて泣きそうになる( ;∀;)

はやる気持ちを抑えつつ、地下鉄へ向かう。このあたり行けば思い出すだろうと思ってましたが、まったく記憶になかったw(参考までに空港から地下鉄までは新橋改札から横須賀線ホームぐらい距離がある)地下鉄で約20分、4時40分に最寄りの唐人町に着く予定。ドームまで徒歩15分、果たして席まで5分で行ける・・・のか?

改札を出て始まるヨーイドン、もう誰もいないかと思えば結構いるギリギリで生きていたい同士の皆さん!!!川沿いの道を走る!抜いたり抜かれたりしながら走る!1泊なのに荷物がクソ重い、そして1人だけコートにマフラーに手袋と完全重装備な冬の格好をしているので暑い!(この日の福岡は暖かかった)歩道橋の階段が辛い!道がデコボコしていて何度もつんのめりなりそうになりながら死にそうな形相で入場ゲートにたどり着く。良かった!まだ始まってなさそう。
が、ペロンと出てきた座席券に書かれた通路は2通路っっっっ!!おおおお真逆!!
そこからさらにドームを半周、なんとか席にたどり着いてコートを脱いでいる時に客電が落ちた。

ネタバレ注意!!!


オープニング
鬱蒼としたジャングルを行くハンディカメラみたいな(それどころじゃなくて曖昧)ちなみに本日のお席は1階スタンドウルトラ上手側、何列かとなりは黒幕という端の端。隣が居なくてラッキー!


声明
おぉー!と久しぶりに体験するドームクラスの歓声。音は聞こえるのに、どこから登場したのかよく分からずしばらくステージを凝視するはめに。モニターに映ってるから居るは居るんだろう…はて、どこに?あ、松本さんキャナリーだ!声明ってことはインユアとプレミアムと同じなのか。稲葉さんは超絶好みな丈のロングコート(トレンチっぽい形)を翻しながら歌っていらっしゃり、中がシャツとネクタイなのでサラリーマンみたい・・・と思った直後に新橋にこんなイケメンいてたまるか!とセルフツッコミを入れたりしながら。音としてはCDだと前のめりですが、ライブだとちょっと後ろのめりなイメージ。

CHAMP
この流れはプレミアムデジャブ。というか、この日のイントロドンは1曲を除いてこんな感じなので初日の驚きはこっち→B'zのPREMIUM LIVE(東京)に行ってきた。 - 本当に自由な休日でw緑と赤の照明でクリスマスカラー!というかセブンイレブンカラー。しょっぱなからコレで掴みはばっちり、シャウトも多めで煽ってくるからテンションぶちアガる。ぶっちぎーる!は客席にマイクを向ける。ヒモって謎の走り書きはおそらくコートにヒモのことだろうか。いやホントにチャンプ大好きすぎてインユアの予習足りてない状態の1回がもったいなかった。

ようこそ
恐竜出没注意の恐竜さんがモニターに映る。
恐竜「うがーー」
稲葉「ん?」
き「うがーー」
稲「何?なんですか?」
き「がうーがおーがおー(なんか喋ってるぽい)」
稲「お前が?いつもやってるやつが?いまいちだから?俺がやってやる?」
き「うがー」
稲「B'zの」
客「わー!」
き「うがー」
稲「B'zの」
客「わー!」
き「うがー」
稲「いいです!いいです!私がやりますから…B'zのライブジムにようこそー!」


孤独のRunaway
ちょwデジャブ(3回目)移動曲。ギターの音が凄くいい音、エボニーだったかな?艶っぽい色気のある音色。エアギターをしにいくハイテンションなボーカルの人。この場所、スピーカーが近いから音がすごく良い。1991年の楽曲だなんて信じがたい。

ハルカ
あまり曲間あけずに突っ走る。モニターはうねうねした迷彩加工。タンバリン(ちゃんと音がマイクに入ってる)、そしてワウ。この曲CDでも色々な音がなっていて楽しい。稲葉さんのズボンがいつもの黒の革パンじゃなくて色がツギハギされた地層のようなものをお召しになられててダイナソー。コートがなんとなくC'monっぽい感じ。あれも冬のツアーだったね。ギターソロ前のベースソロがかっちょよい。

ルーフトップ
アルバム曲の中でイチオシの楽曲。感情の込め方が凄いからかライブだと歌詞がスッと入ってきて情景が浮かぶ不思議。コーラスのところは指揮をしながら。

稲「こんばんは!こんばんは!こんばんは!(三方向に向け元気に)本日はお寒い中、ライブダイナソーへ足を運んで頂きありがとうございます。我々もダイナソーのように雄叫びを上げていきますので・・・さっきのうがー!みたいなのじゃないですよw今日は悔いの無いようゆっくり楽しんでってください。」

FIREBALL
うふふ、ドーム生き残り嬉しい(*´ω`*)20年前のこの曲を完全に歌いこなす稲葉さん、声が朗々と響き高音も伸びていて気持ちいい。なんなら2002年より上手くなっている気がする。そして、今年はB'z最初のドームから20年、20年経ってドームを満員にできる集客力がなんとも嬉しい。ラストは松本さんの目の前で膝をついての腹の底からのシャウト、いいなーSSS席、職権乱用やん。

Don't Leave Me
ブルースハープきよしこのよる。あ、そっかクリスマスか!と急に思い出す。松本さんの玲瓏たるきよしこのよる(2003年)映像化してほしい。
歳を重ねるごとに渋みが増していく気がするドンリブ。20代30代40代50代、それぞれに違った良さがある。「信じられないこんなに胸が痛いのにいつか忘れるなんて」という歌詞が好きすぎて困る。あとドームなのに松本さんのギターがいい音すぎてたまらん。ありがとうクラブジム。
ところで今更ながらエピックのアリーナ日替わりが映像化されていないのは惜しすぎる・・・・。
赤い河
?!??!!!!!
イントロ、2秒ぐらいでうわあぁぁぁぁー!!!!!!!まじっすか!やるんすか!!と動悸がする。いや、聞き間違えようが無い、赤い河のイントロ。いや、まさかと信じられない思いを打ち消すファイミナー!モニターには赤い大地。以前、会報のインタビューで松本孝弘さんに「どんな曲だっけ?」と思い出してすらもらえず稲葉「ほら・・・結構壮大な・・・」という会話を読んだ時から、ライブで聞けることは無いだろうと諦めていた赤い河。7thの曲はヒミツなふたりとかもそうだけど、冬向きなのかな。それにしても経緯が知りたい。誰が選んだんだろう?ってか、今の声で聴けるとは・・・!

MC「新しいアルバムダイナソーが出まして・・・皆さん聞いていただいたと信じております。」

SKYROCKET
移動曲なので練り歩きながら、ブルーの透明度の高い照明がとても爽やか。シャララのコーラスは高いからなかなか歌いにくいです。今回もマンパワーの人たちが頑張っている。

それでもやっぱり
マイクスタンドでモニターはモノクロ、演出の効果か泣きながらよりも転校生を彷彿とさせる。低音から高音まで自在に操る歌と包み込まれるような演奏。包容力のある楽曲。松本さんはプレミアムライブと同じく一度ハケてから戻ってくる。ステージ中央だとやはり8倍の双眼鏡だとちょっと遠い。

愛しき幽霊
稲葉さん花道下手の端に移動、座れるところがあるみたいでそこに腰掛ける。今回花道は少し変則的な形、横から見ると〕みたいな形になっている。松本さん最初はアンプ前の椅子に座っていたのですが、いつのまにか上手花道の先にも椅子が用意され、曲の最中に自らギターのネックを持って移動。スライドバーを左手薬指にはめる仕草がセクシーで私撃沈。中央を向いているので、スタンドからではほとんど後ろ姿になってしまうのですが、距離的には近い。この距離なら8倍でも満足。

映像でつないでいる間に衣装チェンジ。着ぐるみいらん。

弱い男
首元のヒラヒラsurviveしちゃったんだね・・・ドラムのダ・ダーンという効果音でひとしきり遊んでから、「えー、世の中には色々な男の人がいますが」というまるで落語のまくらのような始まりから演奏スタート。弱い!という文字とともにモニターに映し出される男性のお客さん。照れる人、ノリノリの人様々ですが、超絶イケメンと並んでドームのモニターに映るなんてどんな罰ゲームだよ。サックスソロは増田さんソロに変わってました。

Purple Pink Orange
プレミアムライブではなかったので、演奏されないのかなーと思っていた大好きな曲。マイクスタンドでアキレス。これがまた素晴らしい演奏と声でエモーショナル極まりない。迫力があってCDよりも心臓にくる迫力。切ないという感情を歌にのせて伝えてくる歌。ホントに数分前弱い男歌ってた人とは思えん。大サビは反り返りそうなほど力を込めて、ラストのギターも最高。照明連動してる感じなのもまたいいね。丁寧なお辞儀。

ちょっと今日の席はノリがイマイチ。

メンバー紹介
増田さんのメンバー紹介の時に。
稲「今日はいい話がありまして!ご飯食べてた時にですね、お魚の・・・なんだろうアレ。。美味しそうな魚があって、でもお腹いっぱいで、どうしようかなと思ってたら「半分こしようや!(関西弁)」ってそれが増田さんです。
松本さんのメンバー紹介
稲「楽屋にすごいケーキありましたけど、アレ知り合いの方ですか?…え?楽屋でやれって?楽屋もね、色々なものがあって…ぜひ今度来てください!案内するんで!」君の楽屋に行くにはミーグリに当たらねばならんのだよw

イチブトゼンブ
アレ、アレなんでしょという大サビのプレミアムデジャブ。圧倒的な手触りと舌だしという確信犯もさることながら松本さんが歌っているところもポイント高しなイチブさん。なぜかいつも楽しくなってしまう。

DIVE
イントロの繋ぎがなくなってるー!ギターソロ裏にぶちこんでくるシェーンのツーバスが半端ない。あと、アウトロのリフが誰かトチったのか崩壊wぐっだぐだ。

Dinosaur
オンギタータックマツモトの繋ぎからあのイントロ。モニターの周りにメカニックな恐竜なバボットが出現!あーコレは正面から見たい奴だー。この席モニターは壊滅しているので、距離的には近いんだけど全体像としては少々厳しい。衣装替え後の稲葉さんはプレミアムライブと同じタンクでした。ど迫力の圧倒的な音圧の演奏と歌、かっこよすぎる。ダイナソー君は煙も吐くぜ!これでこそB'zのLIVE-GYM

King Of The Street
まさかのタオル曲だった…イラスト(稲ソロのライブと同じテイスト今宵とか正面衝突とかの)でタオル回しを指示されようが、今日に限ってタオルもってきてねぇ!!(ギリチョあったらどうするつもりだったんだ)なのでハンドタオルを控えめに回すワタクシ。着ぐるみ再び出て来ておるが、本人の来ないセンターステージって必要?

フキアレナサイ
ズンドコ感が減っていて安心しつつ、左右にはシルクドソレイユ的なパフォーマーの女性が大きな布をひらひらさせている。下から風が出てるのかな?曲始まりのなーーう!で銀テがどーん!放物線が綺麗。途中でC&Rコーナーが長すぎて、曲の途中かこれから始まるのか分んなくなるという失態。
冬のウルトラソウルなのに今年しか聞けないオーラがある。最後まんなかの扇風機で飛ばした紙吹雪(雪?)を足で掃いてるw

稲「ダイナソーという言葉は、もちろん恐竜という意味や・・・古いもの時代遅れという意味もあります。人に言われて悩むこともありますが、悩んでいても時間がもったいないので、自分の持っているものを磨いて武器にする。そういうことも大切なんじゃないかと思います。我々B'zもこれからもスタイルを磨いていくのでよろしければ付き合ってください。今日は寒いなか、来てくれてありがとうございました!」

Still Alive
楽しい夏の思い出、これぞまさにライブ映え。今のB'zがつまったこの曲やっぱり好きだな。ラストはもはや定番のライブver。

いつかのメリークリスマス
うっかりしすぎていつメリの存在を忘れていた!!!松本さんのロマンチック爆発なアコギの音色を受け、静かに広がる歓声。この1回こっきりになるのは分っていたので生涯最後かと覚悟して聞く。

稲「メリークリスマス。福岡では初めてかな?最後は歌っていきましょう!」
BMとかむっちゃキザなメリークリスマスしてた気がするんだけど気のせいかな。最近おどけた感じが多い。

ultra soul
今年散々お世話になったウルソですから、ドームですから。松本さんのヴェイを聞きながら今日takの声「Do't make me down!!」と「getting lose yeah!!」とコレだけじゃない?と思ったけれど気づかないことにする。

BANZAI
お、まだあるのか!と嬉しくなり。うん・・・・万歳か(´・ω・`)となる。アレか、年末年始的なやつか。

稲「皆さんの雄たけび、ダイナソーでした。せーの、オツカレー!」

去り際、「寒いんで風邪ひかないように!メリークリスマス!バイバイ!!」
まとめ
2017年、チャビーにタクダニにインユアにロッキンと音楽一筋なB'zの姿に慣れ過ぎていて、すっかり忘れていたのはLIVE-GYMは大ロックエンタメだったこと。曲と関係なく車が落ちてきたり、井戸が出てきたり、スタントマンがダイブしたり、ステージが回りだしたり、バイクが宙を舞ったり、ステージ自体が移動するんだった。まだドーム初日ということもあって、初々しいと言えば聞こえはいいけれど、要は流れがスムーズでなくガチャガチャしている部分も多い、でも喉の調子バンドの状態は大変に良さそう。セトリ的にはもう一押し欲しかった気持ちが否めない。それでもやっぱり、B'zのLIVE-GYMの楽しさは格別。
久しぶりの幸福感と疲労感、なによりも満足感で満たされてその日は1泊。7時の飛行機で東京へひとっとび、福岡近いじゃないか。



まさか、あんなことになるなんて夢にも思ってなかった頃。

*1:結局有楽町もあったわけで