Huluでen3を見た。


2016年3月6日 日本武道館 座席→自宅のPC前

自分が実際に見に行ったコンサートを、帰ってきてすぐに何度でも見えるというのは非常に不思議な体験です。今回は生中継&その後6月までHuluで公開という新しい試み。前回の全国47都道府県ライブビューイングもなかなかチャレンジャーでしたが、今回もフットワーク軽めなのが良いね。

・・・と、最初は見る気満々だったのになかなか着手できずにこれだけの日数が過ぎ、ブルーレイはすぐに見たくなるタイプの私がなぜにこんなに戸惑っているのか自分で謎・・・武道館で見た光景を上書きされちゃうのが嫌なんじゃないか?とかツアーの終わりを認めたくないんじゃないか?とか色々考えてみたのですが、やっとわかった「稲葉さんのOKテイクが出てないから」なのかも。もちろんいつでもどこでもどのライブでも誰にでも見せることのできるものをやっている自信というか自負みたいなものはあるのだけれど、なんとなく製品とはまたちょっと違うからなのかもしれない。というか単純に私の集中力の問題?
それではen3日本武道館千秋楽公演、今回も無駄にながいよ!


Saturday
改めて、このオープニングむちゃくちゃ良いな。始まり方といい、登場といい、こうやって画面越しであってもテンション上がる。ハンドマイクで登場してマイクスタンドにセットするまでの一連の動作の美しさ。アキレスになると小指立ちがちな稲葉さん、深いアキレスは武道館の1日目でまったくの逆側から見た光景でした。2番入る前のマイクスタンド捌き超絶カッコイイ、あんなに左手のアクション多かったんだ!Hulu様様です。oh It's Saturday!のところ客席の照明が木漏れ日のようで美しかったので映像化の際はぜひとも引きの画でお願いしたいところ。Saturday好きすぎてiTunesの再生回数が半端ないことになっているわけですが、よく考えたらシングルで出たわけでもないこの曲からスタートって流石の稲ソロ。にしても1曲目から良く声が出てる。

oh my love
暖かく&王道感のある曲。合間合間のホッとした笑顔にやられつつのーBメロのジュオン君&コリーコンビに気を取られ気が付かなかったけれど、デュラン君帽子被ってる←

Okay
イントロ、ヘッドホンで聞いてるとすごいね、ここまでダイレクトに聞こえちゃうもんなんだデュラン君のギター(焦りを見せないあたりプロだわん)。
初日なんだったの?っていうぐらい良くなってたOkay、思い返せばen2の初日もイマイチだったなとか思いながら。どの公演かさっぱり覚えていないけれど*1It's My Lifeのコーラスが見事になかった日があって、毎回「今日はIt's My Lifeあったね」って確認してたら相方からボンジョビかよwって言われた<酷い
OkayとBURNは私にとってふたごのような存在なので半年と経たずに聞けてすごく嬉しかった。にしても「そうだよね…ねぇ?…ねぇ?ねぇっ!」は心臓に悪い。はやくももっさりめに。アウトロのツインギターの浮遊感好き。

photograph
こんなに切実なラブソング・・・この良さに気が付いてなかった自分に( 'д'⊂彡☆))Д´) パーンしたい気分でいっぱいですが、今年気が付いて良かった。気が付けて良かった。いつか、もっと必要になる日が来るんだろうなと思いつつもその時に何を思うのかはわからない。大切にしたい曲。にしても、稲ソロらしからぬサラッとした癖のない曲なので、これはもしや羽の予兆だったのかと今更ながらに。そうそう、双眼鏡が役立ったの。

くちびる
サングラスかけて喜ばれる稲葉さん、サングラス外して喜ばれる松本さん・・・違いはナニユエ?あまり意識してなかったけれど、くちびるってやるの久々ですよね。カメラワークが若干の悔いが残る感じですが、映像化の際は何卒何卒。くちびるの歌詞は「これでもか稲葉浩志!」感が満載・・・イナバさん舌長い。そして、レスポールの音色はエロい。

Go
はいはい!お楽しみ来ましたよ!いやー聞けるとは思わなかった!1曲増えたっていうのもそれがこの曲だったというのも両方嬉しくって。「髪は風になびいて」のところ土曜はもっとはっきりやってたのを急に思い出す(既視感があるとおもったらエピックの転校生だ)。照明にしろ乾いた感じのデュラン君のギターといい楽曲の雰囲気と合っていて待ってた甲斐があった。もうずっとさっきからGoリピートしてて先進めないぐらい好き。

水平線
「完璧な美しさじゃないから」のカタコトっぽさが少々気になりつつも、ここのデュラン君のギターソロ好きだったわ。コリーさんチェロだったのね。歓びと哀しみのぶつかりあう完璧な美しさの水平線。okayから演奏された5曲はみんな違うアルバムに収録されているというのに、不思議と違和感がない。

「雨が降ろうが、雪が降ろうがそれこそ花粉が舞おうが、会いたい人の元のところへ突き進んでいく、そんな人の切ない歌です」
I AM YOUR BABY
ブルースハープの代わりにジュオン君が頑張っていたんだとようやく気が付く配信です。ぷわぷわ可愛いよね、ぷわぷわ。

念書
ぷわぷわからの落差パナイ。狂気じみた念書、善とか悪を超越した恐怖というか畏怖に近いキモチであります。最後の照明ばかりが話題になるのですが、サビ入る前の一瞬のピンスポもなかなか印象的だと改めて見直すと気が付く訳であります。念書とか水路とか到底曲名になりそうもない単語をもってくるのが稲ソロでやんす。
今宵キミト
ちょ、イントロのマイクすっぽーんって抜くの映ってない*2wwアレは会場のみのサービスだったのwここの大サビでBOX飛び込むの毎回ドキドキだったなー横から見ると結構なスピードで飛び乗るんだもん。そして、今更ながら全身黒の衣装はアリーナ規模が限界。
ハズムセカイ
3日のハズムセカイはいったい何が起きてたんだろう?
この演出は結構大胆な企画でしたね。賛否両論ありそうだと思ったんですが、私の周りだとあんま話題にならずポエムの破壊力に霞んだ
Seno de Revolution
運動量凄いな。他の人のライブ行くと花道使わなくってビックリする。B'zというか稲葉さんの移動距離ってホント相変わらず尋常じゃない。むかし2003年の渚園で歩数調べてた番組あったけど、今も大して変わってないような気がする・・・takは確実に減らしてるゼ

官能エロポエム
こうやって聞くとそんなにエロでもないんだよねと言いながらもここまで来たら最後まで。私の体感では北に行くほど静まり返り西へ行くほどざわめいたポエムコーナー。いっそのこと毎回どんどん話が進んでいくというのはどうだろう?と案を出してみたものの本気のR-18になりそうですわw武道館のどの日か忘れましたが、右側がいわゆる喜んでる人で左がツボってる人というカオスな座席になって、そういう受け取り方を真逆な人たちすべてを包括してる稲ソロってすごいもんだよなーと思いながらも真ん中でひたすらに前半のメモ取ってる自分が一番アレなことは把握してる←

BLEED
回を重ねるごとにたまらなく好きになっていったBLEED。猛烈に好きになったBLEED、最初はそんな好きじゃなかったBLEED*3。ここからの新曲並びは楽しかった、羽のシングルは遠くまでに匹敵するぐらいずーっと聞いてる。いまだに聴いてる。・・歌い終わった後に表彰台上っていく後姿すら格好良い。
水路
水路の声好きだーーーー!!!ってか歌うめぇぇぇぇーーー流れる時間と積み重なる時間。ヘッドホンで聴くと本当に歌声にどっぷり浸れるのでお勧めです。「思わないだろう〜」の生々しさったら!しかもそれが繰り返せる!!やっぱ左手添えてないとなんか違和感を感じるのよね。あと、水路とBLEEDはCDだと山木秀夫氏がドラム叩いているのを最近知ってなんか妙に納得。ところで、この音源ってマイクラインかと思いきや結構咳払いとか聞こえるんだけれどどこから引いてるんだろう?特にこのアウトロ静かだから気になる<神経質
Symphony #9
目力すげぇぇぇぇー!もうなんかこれはカ…カリスマという死語が脳裏を掠めるwマイクスタンドを握る左手とかただそこに居るだけで絵になる立ち姿に、赤い照明とか曲の持つ力が加わってライブらしい化学変化が。映像で見ても「あなたに幸せが訪れますように」の鬼気迫る感じは何事ぞ。やっぱりサビ前のシンセCDそのままバージョンも聞きたいので、いつかまたどっかで聞くチャンスがあればいいな。
Receive You始まる前のジュオン君のソロコーナーの時にデュラン君が自分の前の台みたいなとこにちょこんって座って終わるとぴょんって飛び降りるのが猫みたいだなと思ってました(やっと思い出した)
Receive You [Reborn]
シルエットの圧倒的王者感。ここの手拍子煽り超好きー伊達に脳裏に焼き付いてない。Symphony #9とReceive Youはホントみたまんまの見たかった映像がちゃんと映ってる印象がある。今年の個人的な山場だったわけですが、やっぱり驚きとしては初日だったかも。このなんか若干中華風なリフがエキゾチックな感じがして新鮮。いいんですよ、配信で出しちゃっても良いんですよー!
SAIHATE HOTEL
サイハテホテルって題名からしてなんか訳アリっぽくて好き。なんか小説になりそうな最果て。
POMの曲はちょっと陰鬱というか影がある印象があって、故にこの元気ハツラツSAIHATE HOTEL!に当初は違和感アリアリだったワタクシですが、慣れればこれもアリっちゃアリなのかも?稲葉先生のコール&レスポンス教室は回を重ねるごとにまとまっていってバンドの成長を大きく感じたりしました*4にしても千秋楽のうぉううぉうの難易度高いwそして最後のジャンプすごい。
正面衝突
「避けられない運命」のなんとなくごまかしっぷりが素晴らしすぎて思わず笑う。臨場感出したいのは分るけれど、映像化の際はもうちょいカメラワークを丁寧にしてほしいところ。すでに2時間歌い続けてるにも関わらずの跳躍にビックリしつつも、そういう行為に「正面衝突」という単語を思いつく君の発想センスは凄まじいな。正面衝突(2004)→FEVER(2005)→SPLASH!(2006)あたりの稲葉さんにいったい何が*5。。。
Here I am!!
映像で見ると飛び出しはアイドルそのものなのに目力強め<あんな目力のアイドルいないって。

微妙にヘソチラしそうでしない煽りからの羽。にしても間奏むっちゃ元気、コリーとの後ろからのショット素敵。デュラン君は左腕にカラス?彫ってるのねー稲葉さんとジュオン君の衣装といいなんとなく統一感がある。稲葉さん横向くと喉仏すげぇなぁーあんなに進化するもんなの人体の不思議。。
羽なんでこんなに好きなんだろうと歌詞カードを読んで考えたところ、押しつけがましくないのに鼓舞されるようで、前向きな気持ちになる。厳しさも弱さを受け止める優しさもあるし、最後に「大丈夫」なんて言われちゃもう完璧。「違う場所見てみましょう」あたりは見る角度を変えてみろってことなんだろうけれど、もうこのあたり稲葉さんの哲学だよなーと思う。それがあの力強い歌声で歌われるんだもん説得力あるって。
アンコール
風船
赤チェックながらも開襟!稲葉先生の有難いお話。稲葉さんって昔から語尾に笑っちゃうクセがあるんですが、それウソっぽくて凄く好きwマイク近すぎで鼻に当たってるのになんか萌え萌えしますよね。初日はどうなることかと思ったけど、風船は改めて名曲。こうやって座って聞ける曲がもう少しあっても良かったかも(と言いつ毎回立って聞いてました)
遠くまで
ここのイントロをギターにしたのは大成功!!・・・Huluでenの遠くまで配信されてたんで(今日までです)うっかり聞いたらこれまた久々に聞いたからか素晴らしすぎてヤヴァイ。ピンクの衣装変とか大賀君若すぎとかスモーク焚き過ぎとか小島さんの粋な鍵盤最高とか思いつつ。やっぱり遠くまでって他とほんの少し違う。それが受け取り方の問題なのか、私だけの話なのかは不明(´・ω・`)
このツアー、実は何度も「稲葉さん年取ったなー」って感じたツアーだったんだけど、それは決して前の方が良かったというネガティブな意味ではなく、同じ人が同じ歌に向き合う姿を30代40代そして50代まで見れるという非常に貴重でラッキーな体験をさせてもらって・・・なんていうのかなキャリアを積んできたからこその変化を目の当たりにして柄にもなく感動してしまった。毎回セットリストに入る遠くまで、定番というよりも定点観測のような気持ち。歴代遠くまでを一気見する会を開催したい。最後上手くいくとやたら嬉しくなるのは多分ブラフのせいかもなとちらっと思う。
愛なき道
en3最後の曲。千秋楽の最後というのは(この公演に限らず)晴れやかというか凄くホッとした顔をしていて、こちらもよかったねー!という気持ちになる。重圧から解放された清々しい表情。
で、こうやって映像と音源を一緒に見ている分にはそんなに気になりませんが、en3の最後の曲はいつも(;ω;)ってなりそうになりながら聞いていた気がする。特に武道館初日のCHAINが顕著だったけど・・・この喉の使い方がやっぱりちょっと辛い。土日は1曲増やした訳で、本人としては別に問題ないという判断があるんだろうし、その判断に対してとても失礼な気もするんだけど、なんか。。頑張れって思いながら聴くの辛い。うーん、どう言っていいかわからないんだけれど。映像とセットなら全然ハッピーな感じがしていいんだけどねぇ<ヘッドホンで音源だけ聞いてるのが原因。大サビの大島さんはアレだ、張り切り過ぎ*6

最後のご挨拶ってキムタクさんっぽいなと思いながらいつも聞いていたのですが、まさか鍋取り分ける仲だとは思ってませんでしたよ。オツカレ、ホントに稲葉さんお疲れ様・・・と思うのに泣けないのは何故ー?en-ballは結構感動したんだけどな。アレよりも規模も大きいし期間も長いのにな。


まとめ

Hulu、むちゃくちゃ快適でした*7
やっぱり記憶が鮮明なうちに見返せるというのは便利。10秒戻せるのも超便利。PCでもスマホでも見れて線1本繋げばTVでも見れるのも返しに行かなくていいのもウルトラ便利。しかも生中継って本当に有難い・・・映像でこうやってみてどんだけ自分が見えていない・覚えていないことが多いかを知る。ファンから見るとメリットしかないけれど、全く興味のない人がふらっとみたらどうおもうのかなー?ライブ行ってみたいと思うのか、こんなもんかって思うのか・・・そういう意味じゃ結構リスクというかデメリットも抱えてはいだんだろうけれど、もう腹くくってるというか守りに入らない感じなんでしょうか・・・en3の総括はまた今度。

予想通りではありますが、感謝の意を込めて1ヵ月延長しちゃったよ・・・違うよウォーキング・デッド見るんだよ!!*8
もしよろしければ5月2日にマウントレーニアホール渋谷の生中継なんていかがでしょうHuluさん。頼む。

*1:たぶん山梨か仙台

*2:かろうじてお客さんのキャーって悲鳴は入ってるのに

*3:どさくさっ

*4:ここで!?という突っ込みは無しで

*5:ってかソロ→2nd beat→シングルってどんどん大胆になってるし。

*6:映像で見てやっと理由が分かった。

*7:ほんの少し前にカクカクの(しかも途中で止まる)ストリーミングだったのに・・・来てんな未来!

*8:2週間前も同じこと言ってたのにまだ1話も見てない