Koshi Inaba LIVE 2016 〜enIII〜山梨公演に行ってきた。


2016年 1月16日・17日 アイメッセ山梨

en3ツアー山梨公演に行ってまいりました。セットリスト・演出等書いてありますのでネタバレ注意!です。まっさらな状態で挑みたい方、他人の感想なんてどーでもいいわーって方は華麗にスルーして頂けると幸いでござんす。割と毒吐いてるような気もしないのでen3最高だった方には大変お勧めしません。住み分け大事!


16日→アリーナB(FC)
17日→アリーナE(ローチケ先行



先にお断りを入れておきますが、今回のen3ツアー2回見て自分でも自分の気持ちがイマイチ掴みきれていない状況です。1日目と2日目でだいぶ印象が変わって、一番信用できないのが自分wややこしいのはこのアタマん中なの。
さて、甲府・・・というか山梨は自分の田舎である私にとってだいぶ親しみのある県であります。そんななかで甲府は従兄弟が住んでたり、昔父親が単身赴任していたりした妙にenがある町。と言っても実際こうやって訪れたのは初めて。かいじを使って行こうかと思ってたのですが、鈍行でも30分ぐらいしか変わらない様子だったのでゆっくり向かいました。3000円でお釣りが返ってくるとは思わなかったわん。
駅からシャトルバスが出ておりまして(普通の路線バス)アイメッセ山梨まで片道500円。
バスに揺られ約30分でようやく会場に到着です。察しの通り絶対に甲府駅からは歩けない距離なわけですが、このシャトルバスの運行決定が決まったのが随分と後でして、これ先に発表していればもうちょっとチケット捌けたんではないかと思ってみたり。初日はさすがにすごいグッズ列に恐れをなしてぼーっと開場待ち。本当に周りにはコンビニとかなにもないので甲府で買って行った方がよいです。

開場してさっさと入場。まあこの○○メッセという会場名で予想はしておりましたが、段差の一切ないフラットな会場。いわばでっかい体育館。参考までに縦ブロックはA〜Gまで横ブロックは1から7まででした。席だけ確認してこれは危険なオーラを放っているのでまずはトイレ列に並ぶことに。この判断は後々大きな違いになるとは夢にも思わず・・・入場開始からわずか20分程度にも関わらず一番後ろの黒幕の裏にまで人の列。ひたすらに待つ・・・待つ・・・黒幕の裏は暗すぎて目がおかしくなりそうになりながらも待つ・・・結局1時間近くかかり開演5分前ぐらいにようやく席に戻れました。あんなに1曲目楽しみにしてたのにトイレで開演したら味スタの悲劇どころの話じゃない。それにしても会場半周しそうな勢いのトイレ列みたの初めてだわw

enツアーということでオープニングはマイケル・マーフィーのWildfire。
このenツアーにおけるオープニング曲のセンスはむちゃくちゃいいなー。ざっとおさらいしますとenがTom Waits(I Wish I Was In New Orleans)en2はThe Byrds ( Ballad of Easy Rider )そして今年en3はmichael martin murphey(Wildfire)。こう、始まるよーっていうのがたまらんです。誰のセンスなの?ってそりゃ稲葉さんか。


Saturday
「鮮やかな」という出だしに鳥肌が立つ。en-ballの終わりがen3の始まりに繋がった瞬間。
え?どこで歌ってんの??と思うと同時に左右のサービスモニターにステージへ向かう稲葉さんの映像が!エンサマのブルレイといいこのオープニングに向かう姿フェチの私大歓喜。こりゃテンションが上がるわ!!!が、しかし死ぬほどリピートしていたせいか音源に比べドラムの軽さが少々気になる*1・・・けど初めて生で聞けて嬉しい。1日目土曜日だからSaturdayなのかと思えば2日目もちゃんとSaturday。ステージは入場ゲートみたいな不思議な形のモニターがサイズ違いに3つ重なってる不思議仕様(Π←こういうの)左右のサービスモニターは普通。ちなみにSaturdayの時にはトラス(鉄骨)画像が映し出されてました→最後崩壊<崩れちゃうんだw
この選曲はなかなかニクい。en-ballにどっぷりハマればハマるほど「一抹の寂しさこそが明日への望み」と身をもって知っているから。そうかen-ball実際行けなくてもDVDでもそれの続きになったってことか。

美味しいどことりのMVですな。
間髪入れずに、ブルースハープとアコギ。フッフーのコーラス練習。
oh my love
後ろに桜のトンネル。「日差し」で手のひらを上に向け日差しを遮るように。1日目しょっぱな「さみしいことでもない さみしいことでもない♪」とむちゃくちゃ寂しがってる歌詞間違えがあったのですが1回め歌いながら間違えたの自分で気が付いてむっちゃ笑ってるの双眼鏡で見て私胸キュン。「しずーかなー」のしずーの低い声が好き。
稲葉さんめがけてマイラーブと公に言えるレアな曲。衣装は1日目→黄色のシャツ(腕に腕章みたいなデザイン・背中に大きなドリームキャッチャー・赤いビーズっぽいネックレス(パンフより短め)ピチピチの革パン 2日目→白っぽいシャツ(背中にナスカの地上絵の鳥みたいなのがドーン)
Okay
サビ前(Bメロかな?)にラスベガス*2と同じ軸足で1回転する動きがありまして、稲葉さんこの動き好きだなと。花道使用で左右に。サビのokayのところでサービスモニターに初めてワードアート使いました!みたいな年賀状と町内回覧でしか拝見できないダッサイokayって文字が出るのですが、これはそのうちになくなる予感。意図してか意図せずか随分とテンポを変えていたので、1日目はここで感じた違和感みたなものをずっと最後まで抱えることに。okayって歌詞のテーマに対して音は随分と乾燥してるというかカラッとした感じがして、それがギリギリのバランスを保っているように感じるのですがなんか山梨のokayはじめっとしてたんだよなーそこが残念。好きな曲だから残念。ずいぶん険しい顔して歌っておりますが、「へんちくりん」は頬に手を当て小首を傾げるというen-ballを凌駕する策士。
photograph
地味だけど良い曲ランキング上位に入って来そうなこの曲。相方がイントロで死ぬほど歓喜しておる。マイクスタンドつかってそっと両手で包み込むように。
くちびる
グッズのタオルでグラサンをふきふきしてかけて、それを自撮りカメラで映しながら(うしろのΠモニターより左右のサービスモニターが正解)ギターのねっちょりめなイントロにあわせ「woman〜woman〜♪」といやらしく。でも歌う時にはグラサン外しちゃうの、早っ!バラって書いてあるんだけど・・・薔薇?とにかくセクシーな感じでした。マグマだとくちびるだけ苦手なんだけどねw「大事なとこ握られてる」←歌詞通りすぎて苦笑いw マイクスタンドの扱いがレベルアップしてらした。そっと撫でる、引き寄せる、乱暴に扱う。なんだこのパントマイム。
コリーさんがバッハの無伴奏チェロ組曲ぽいのをチェロで。そうだコリーさんチェロもいけるんだった。
赤い糸
アコギ持ち出すと「イージーカムか波」という先入観があるもので、身構えたものの赤い糸でした。en2と同じく赤いレーザーライトがたくさん。小曲というか、すごくさりげない曲な気がする。
I AM YOUR BABY
そのままアコギで久々にこの曲に突入。前はゆずみたいにブルースハープ吹きながらな気がしたのですが、今回どうだったっけ?1番出だし「緑にひかる」で鮮やかな緑に、2番「夕暮れ時の」でオレンジの照明になり、ねがいとかもそうだけどこういう歌詞に連動したライティングはなかなか素敵だとおもう。後ろの映像はSTAY FREEみたいなバイク目線の走る映像だったかな。ラスト照明さわやか・・・って何色か書けよ自分!多分ブルーとグリーンと予想w
念書
I AM YOUR BABYに続いて・・・懐かしの懐かしの目つぶしライトキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
嬉しくねぇぇぇー!特に直撃だったのが1日目だったのですが、もうムスカ状態。曲はとっても好きなのにムスカ状態。ステージを直視できない&後半になるにつれスパークするステージにチカチカするフラッシュライトに対する恐怖心を植えられているポケモン世代の私は無意識に目を閉じるはめに。うー、次はグラサンもっていかねばーって思ったけどもうFC枠で参加するチャンスなかったわorz 2日目遠目に見た稲葉氏はめずらしく両手をだらんと下げた状態で歌っていて珍しいなーと思った記憶。まぁ、カオス。赤と青の目つぶしライト、最後ステージ中央に一気に白い光が集まるのは視覚的な効果が大きい。
今宵キミト
とにかく念書がチカラのある曲なので、このイントロでまた引き戻される感じ。こちらはen2以来6年ぶりに聞けた曲です。加速が増してゆくという印象は当時と同じく。左右のモニターにenのTRASHの時みたいな観客のイラスト・・・がモニター上がって行ってそこに本物のお客さん20〜30人登場<GREENであった時みたいな。そして周囲から響く「いいなー」という声w稲葉さんは跳ね、跳び、走り、歌詞が飛ぶ。
ハズムセカイ
これがねーもっそいテンポ悪くて、どうしたものかと若干イライラしながら。思い出すとen2のエコパで聞いたハズムセカイもイマイチだったなーと。なんかすごい聞いてて気持ちよくないハズムセカイだったのよ。前曲からステージにお客さん居続けておりまして、稲葉さんは律儀に左右に移動。「このまま朝が来るまで〜」で焦らしたのち、ズボンで手のひらをごしごしして参加席下手端の女性の手を取り「一緒にいてよ〜♪」→一気に電気落ちる。
Seno de Revolution
イントロにおぉー懐かしいと歓喜。サビ前カタカナで歌詞がモニターに踊り「まさかのバカボン*3ww」とツボる。
官能エロポエム
そして暗転し始まる唐突なポエム。
「街外れの美術館・・・」(客:ざわざわw)いや、先に申しておきますと私稲葉さんの喋る声大好きなんですよ。ちょっと低めのトーンもだいっすきなんですよ。・・・でも、これは耐えられなかった。まだIt's Raining流してくれた方が耐えられたかもしれんーデイビットボウイ借りたまんまだったねー!こういうのにさーキャーキャー言えるような女の子になりたかったよねー現実は相方(捧腹絶倒)と「ムリムリムリムリッ」って言い続けてたw「夢のようなキッス・・・」のキッスがむっちゃ濃厚でさーまさか51歳にしてこんなの聞けると思わなかったのよねー。前曲に続きB'zじゃ絶対ないからこういうのこそが稲ソロの面白さでもあるけどねー「ベンチに崩れ落ちる・・・夢のようなキッス」で椅子に崩れ落ちた<嫌な客
BLEED
エロポエムで妙な盛り上がりになりつつもBLEEDがむちゃくちゃカッコイイ件。そうなんだよ、あそこお笑い枠じゃないんだよ、きっと。ポエムの合間に衣装も変えてて、それがイケメン指数の上がるジャケットなもんで&髪型も整えてきて。すっごいカッコいいのに「夢のようなキッス」が脳裏をかすめ台無しになるw見てるこっちはテンション迷子。
でも、緑の雨のようなLEDに打たれながら歌うこの曲はCDで聞いたときよりもずっとずっと好みだ。バラードになったロンリースターズみたいな。これは演奏にストレスも感じず、むしろLIVEの方が良い。
水路
一段高いところへ移動してこちらもマイクスタンド。後ろのLEDは水路・・・水路のまんなかで稲葉さんが歌ってるような感じに。改めて今更ながらに歌が上手い。
Symphony #9
はいはい待ってましたよー!絶対やってくれると思って待ってましたよー!マイクスタンド客席に掲げて煽る。おおよそCD音源通りですが、サビ前のシンセがギターになっておりました。あそこ急に高い音が入ってサイレンみたいで曲の不穏な感じというかシリアスな印象が増すので好きだったんですけど・・・多分聞いていくうちに慣れるかな。赤い照明。
Receive You [Reborn]

モニターに映るのは龍が如く版のジャケ写。そこから稲龍が光り動き出す。ドン!ドン!!っていう重いドラムに否が応でもワクワクしちゃう訳で。ハンドマイクで動き多め、意外なことに一番B'zの稲葉さんっぽい感じがしたんだよね。ちょっと悔やまれるのが予習不足が否めなかったこと・・・DVD2、3回しか見てなかったから。龍が如く版だけでいいから音源に入れてほしかったなー、次までにはiPodに入れて予習する。ホント、この曲はすっごい良かった。
SAIHATE HOTEL
イントロでまさかまさかと思ったらまさかの最果て。ずいぶんとアグレッシブな曲になったなと。今回のセトリは初聞き曲少ないんで単純に嬉しい。
正面衝突
コリーさん前に出てベースでリフ弾いていったん止めて焦らす。なんかコリーとの掛け合いもぐだってましたが(ベースの数と違うんだもん)たぶん気のせい。摩擦係数のみょー!で飛ぶーそれにしても、みんな正面衝突好きだなー個人的には絶対(的)と交互ぐらいでいいと思ってるんだけどね。あ、そうだ「ひとつになりたいと願えど」のところジュオン君が歌ってたんだ。最後ステージ中央で膝立ちのままステージ下にごろんと落ちる。1日目途中からテンポ上がったような気がするんだけどこれも気のせいだよ・・・ねぇ?
Here I am!!
イントロで今宵キミト始まったと思った人挙手。イントロ始まっているにもかかわらず姿が見えずキョロキョロしてるところに花道のはじっこから飛び出てきたっ!1日目は上手、2日目は下手側。正面衝突の後スタッフに台車で運ばれ人力でせり上げられる稲葉くんを想像するとほほえましい気持ちになる。そして1日目凄く高く飛んでたwジャニーズもびっくりなぐらい。サビで正面ΠモニターにHere I am!!って文字が出るのですが、それが控えめに言って結構ダサい。最後はアウトロを伸ばしながら「wowo〜wo」左右に揺れながら。

稲「もういいですかー(客:まだー!)まだいけますかー?(客:いぇーい)一緒に羽ばたいてくれますかーっ!!」のいぇーいのあと2日目かな?なんか「・・・・・」な間がたっぷりあって稲葉さんがあれ?って感じで後ろ振り向いたらやっと羽のイントロが来たw
緑のレーザーライト、ステージ全体的に明るくMステみたいだと思う。羽は曲自体が凄く好き。

風船
アコギを手にしっとりとマグマの曲は今年はちょっと出番が少なかったもんね(くちびるだけか!)ただ97年のあのCDの声というのはsurviveもそうだけど宝石のようなものだったんだなーと痛烈に思い知る。もちろん、今の声も好きなんだけど、でもあの時の声はやっぱり特別で。たぶんそれはこれからもずっと。
遠くまで
en2と同じように宇宙の映像。
特に1日目の遠くまでがビックリだったのだ。・・・悪い意味で。いつもこの遠くまでという曲はCDだとそんなに「大好き!」という曲ではなくて「まぁ・・・良い曲だよね」ぐらいの勢いなのに、ナマで聞くと絶対に抗えない良さがあって、あまりの素晴らしさに「ああもうッ!」と言いたくなってしまうという(あくまで私にとって)不思議な曲なのですが、この日の遠くまで1mmも心動かされなくってさ・・・・。がったがたの演奏とか、大島さんの鍵盤の音が好みじゃないとか(これに関しては小野塚さんが良すぎる疑惑)色々思い当たるところはあるわけですが、自分で自分にびっくりした。稲葉浩志の歌がこんなに心を滑っていくものなのかと←
Stay Free
ラスベガス方式で「フーウーウー♪」のコール&レスポンス練習。Bメロの掛け合いの練習ってなかなかレアなのではwお陰でなんの曲やるのかさっぱりわからなかったよ。でもここでやってくれるとは思わなかったので嬉しい誤算。
CHAIN
なーななななななーって最後の最後でセトリ変更とか鬼かよ稲葉君。というのも、この2日目の山梨は帰りのことを心配してかアンコール抜け&即出の方多数。出口近くの席だったからもう扉が開くと(扉の外はロビーではなく外です)外気がびゅーびゅー入ってきて寒いの寒くないのって!でもいまだにこの曲の歌詞に勇気付けられてる自分も確かに居て、ムーンウォーク見たかったな*4。なんてね。

まとめ
基本的に初日というのはお互い手探り状態なのは百も承知ですが、本当に最後までノリきれず傍観し過ぎで驚いた。鳥もつ煮をビールで流し込みながらずっと出川哲朗状態(ヤバいよヤバいよー)なにがヤバいってコレに0k出しちゃう稲葉君にね☆えぇーっと、ぶっちゃけますとこの後に入れてたマッチング全部キャンセルしようかなーと思ったぐらい<おい。初日の感想としてはエンサマ@札幌ドームの際に「普通」という、今思い返してもこれ以上ないぐらいピッタリな感想があったのですがこの日は「困惑
2日目でちょっと方向性が見えて来て、次の週に見た仙台でまたちょっと気持ちに変化が。

*1:あと、どっちの日か自信がないのですが、大サビのドラムがハマらなかった。見事にハマらなった。

*2:ダイヤモンドのところ

*3:Man Of The Match

*4:おととしと同じ感想じゃねーかw