Koshi Inaba LIVE 2016 〜enIII〜日本武道館公演1日目に行ってきた。


2016年3月3日 日本武道館

2月のめくりカレンダーをくるくる丸めながら*1ああ昨年の3月はEPIC NIGHTが始まっていたんだと気が付いてびっくりする。en3ツアー最終地である日本武道館の初日公演に行って参りました。非常に暖かく良いお天気で、穏やかな陽気。幸福感にあふれた良いライブでした。

ネタバレにご注意くださいませ。



さて、ピッと入場して出てまいりましたチケットには2階東スタンドの文字、行ってみるとま・さ・に名古屋公演で見た場所の真反対(ただ名古屋より近い)ステージ上手側のお席でした。なにが嬉しかったってスピーカーが近く音が今回観たなかで・・・いやここ数年のなかでトップクラスの音響の良さだったこと。前方の席よりも音響が良い席の方が私にとっては良席って名古屋で書いたのですが、もう実質私基準だとSS席に匹敵するぐらいの大当たり席でして。今年の武道館3ディズ、激戦で激戦で本当に自力ではどうしようもなくて困り果てていたものですが縁あってチケットをお譲り頂き見ることができました。A様、この度は本当にありがとうございました。

日本武道館は昨年12月に高橋優さんを見に来て以来、B'z関連では2011年のドリフェス以来というわけで(into freeの音漏れは来たけどw)ずいぶんとお久しぶり。

Saturday
Wildfire→暗転→SE→「鮮やかな」という流れがわかっているのにドキドキするのはやっぱりライブというのは始まってみないことにはどうなるのかわからないから。見え方も、音響も、周りの環境も。それにプラスしてやはり武道館のオープニングの地鳴りのような歓声ね、やっぱり日本武道館という響きはちょっと特別な感じがする。「鮮やかな感情はこんな時光る 一抹の寂しさこそが明日への望み」響き渡る第一声。それを迎え入れる大歓声。本当に卑怯なぐらいにベタだけど、たまらなく嬉しい。この一声で今まで考えてた日常のことや明日のことやこれから先のことが全部吹き飛ぶ。そして映像は手の後は背中じゃなくて前から映しておりました。
しょっぱなのサビで「なんかひとつだけたりなーい!やっぱひとつだけたりなーい*2!」と豪快な歌詞間違え。本日の衣装は黒!

oh my love
フッフーの煽りこんなに長かったっけ?ちょっと序盤演奏がうわっついた気がしなくもないですが、後半は気にならなくなりました。本日も1番Bメロでジュオン君がコリーに近づき2人で左右に揺れる同じ動きして、2番は一緒にステップ踏んで。サビの最後oh〜my loveの前にドラムが一回ドンって入るところでいつも右足ぴょこって上げるのがカワイイ。

「こんばんはーブドーカン!」
これの言い方がen2の「こんばんはトーキョー!」と似てて懐かしさでいっぱいに。
Okay
武道館行く前にen-ballのブルーレイを見たものでやたら感傷的なイメージが付いてましたが本日の「想ってふるえてしまう」は2回転「としたらどこにするだろう」1回転←なんのチェックポイントwそうだモニターのOkayの文字なくなってお客さん映すようになってた<稲葉くん見たい。
感動的な足取りで花道下手に歩いていくので反対側西スタンドの狂喜乱舞っぷりが見ていて面白い。Cメロの夕暮れがオレンジの照明で綺麗。なんの歌詞のところだったかな正面を指さした姿がむちゃくちゃ格好良くて痺れた。

稲「こんばんはー。今日はen3にようこそいらっしゃいました。」

photograph
本日お隣の席に居たのが山梨ぶりの同伴者殿だったんですがMCの準備中に「okayむっちゃ良くなってんじゃん!」と珍しくソッと耳打ちしてきたのね、そしてphotographのイントロでドラムのさーとこちゃんがスティックで手拍子を求めた瞬間に隣で同行者殿が拳を握りしめたwwということで大きな手拍子(とそれに伴う揺れ)が始まったので防振双眼鏡タイム突入!「松本孝弘サングラス撲滅委員会」に続いて「アンチ手拍子委員会」作りますか・・・いや、いいんだけどさ個人の自由で。でもこの曲では嫌。。双眼鏡で見ているとポタポタと汗が落ちるのが見える。

くちびる
前曲との落差が凄まじいわ・・・自撮りカメラゾーンはステージより飛び出てるのですが意外に狭い。そして、2階ステージサイドからは近いはずの上手側のモニターは下過ぎて見にくく下手モニターは遠くて見えないという、正面にモニターもないという・・・そんな訳で本人見てるとやっぱりこっKe(ry 1番でグラサンを豪快に投げ飛ばすのが良く見えました。サビ前のAh〜はちゃんと上手側と下手側に分かれてるサービス、一人遊びは左手の親指をズボンにひっかけて際どいところまで(今回もベルトはキラッキラしてるやつでしたドリフェスと一緒かな?)下げてその後両手でズボン引っ張りなおしたw 割と骨のあるというかへヴィめの演奏、ギターはエロくジュオン君が担当。最後マラカスと一緒に頭ガンガン振ってる。

水平線
イントロのあの…なんていうんですかね音ポンポンポンって音、アレから厚みのある大島さんの鍵盤が入ってくるわけですがその移行がかなり急でちょっとびっくり。水平線って鍵盤がリズム取るみたいなところがあるじゃないですが、*3それがわりとぼんやりしてたので若干歌いにくそうな部分はあるものの、いやーバラードたまらんわーぐっと感情込めながら、稲葉さん眉毛がハの字になると捨てられた子犬みたいな顔になる。デュラン君のギターソロが素晴らしくて感動した!でもやっぱりもうちょいシャキっとしてもいいような気もする(CD聞き直しながら)

MC
I AM YOUR BABY
曲紹介からくるとなんか嬉しい、ほら稲葉さんって曲出来た時もあまりそういう細かいこと言わないので。ギターソロの前かな?ステージの皆さんにスポットライトが当たる場面があってそれがまたたまらなく格好良かった。ずいぶん速く感じたけどね。ブルースハープは無しなのね。
念書
鬼気迫る目チカラ強めな念書。前髪長め。バンドの皆さん手拍子煽るのですが、とても手拍子をする気分にならないのはなぜ。コリーコーラス頑張ってる。相変わらず照明のスパークが半端ない。終わった後ハーブティーだろうか?マグボトルから飲んでました。

MC
今宵キミト
これの手拍子を煽る際に、股間にマイク挟んで(確信犯)自分も大きく手拍子して、良いころ合いのころに両手ですっぽーんって抜く(反り返りアリ/たぶんこれも確信犯)んですが、それが「若い子に下ネタを披露して喜んでるジジイ中高年」っていわれてからそうとしか見えなくなって困ってる。モニター上がって見やすい。BOXに飛び込んできたとき「おっとっと」ってなりそれが演技なのかホントになのかは判断が付かなかったんだけど横から見ててちょっとドキッとした。ラストは「燃え尽きるよ〜」を指でチリチリっと。大島さんソロ→ハイタッチ。

ハズムセカイ
また随分とまた歌いにくそうなー。名古屋では気にならなかったのが気になっちゃうのはなぜなのか、音響なのかそれとも心持なのか。ジュオン君の喉こしょこしょしてからバンザーイ。後半なんかがなり気味になってたのがちょっと心配。むっちゃ弾んでないハズムセカイ。本日の一緒に居てよは下手側でした。歓声すごいさすが1日目。

Seno de Revolution
なんかエキゾチックな感じの繋ぎ。モニターのカタカナがなくなったのは良かったかも、やはり文字が入るとちょっと情報量が多くなっちゃうから。このあたりB'zの稲葉さんっぽい。大サビだれかミスったのかちょっとぐだっと。
官能エロポエム
エロポエムコーナーはメモとりに最適なのである。
「誰もが帰ってゆく」みたいな最後の章あたりで稲葉さん着替えて帰ってくる。
コリーあれ真面目にチェロすんのすごいねさすがプロだねって思っておりましたがコリーアメリカ人だもんね。。。公用語、英語だったね。

BLEED
最高。
水路
本日のワタクシハイライト突入。

もうこの2曲をじっくりたっぷり聞けて本当に言葉にならないぐらい胸がいっぱいになって、満たされ過ぎて。この人の歌が好きすぎて愛が溢れすぎてどうしようかと思ったのよね。衣装とか髪型とか演奏とかを超越して稲葉浩志の声だけあればそれだけでいいんじゃないかと思えるぐらいに。たぶんこのあとen3を思い出すときはこの2曲のことを思い出すと思う。
それぐらい素敵な体験だった。
あぁ。この人の声が好きだなと。こんなに強く思ったことはない。

Symphony #9
はぁぁーと思わずため息だ出そうな羽の収録曲たち。やはり最近の曲は歌いやすいんでしょうかね、これのBメロのところでI AM YOUR BABYでもあったステージに居る人にみんなスポットライトが当たるライティングがあるのですが、それ好き。wowowo〜コーラスはREDで味をしめたのかしら。Cメロは演説だったw自分で書いておいてなんだけど確かに両手を広げて演説だった・・・おーい前髪どこ行った!EPICの時も思いましたが赤い照明に照らされる稲葉さんってすさまじく絵になるにゃー。ラストのYeah−!!は照明も連動、名古屋は視覚的な効果もあったんだろうな。
Receive You [Reborn]
イントロの時に片足BOXにかけて両手で手拍子を煽るわけですが、それの肘の角度がピシッとしててなんか萌え。走りながら歌う&動きが激しい。ラスト後ろから白い光、シルエットになるんだけれどそれが大層格好良い。最近稲龍拝んでませんな。

SAIHATE HOTEL
うぉーぅうぉーぅいぇーの会にて稲葉先生「テキトーに!」
下手側花道で腹ばいになる事案が発生。

正面衝突
コリーさん最初のベース煽りでBlack SabbathのIron Manをちょろりと。他の会場ではやってないかな?山梨でやってたバッハはなくなってたな。
タネもしかけもありゃせんぞと言いながらも下で待機するスタッフというタネが見えちゃう2階席(笑)

Here I am!!
ジャンピングがこちら側!なのですが、花道の先っていうのはね・・・2階スタンドからは見えないんですよ。なのでちょっと寂しくもありつつも、でも今も変わらず稲葉君は端っこに行く前にかならずこっちに視線をくれて優しい。
CDと同じくほらあの声変えるやつ・・・ボコーダー?でしたん。客電つくとやたら感動的になる法則。

稲「どーですか武道館?もういっぱいですか?じゅうぶんですか??・・・じゃもういっちょいきますか!
一緒に羽ばたこうじゃありませんかー!(はばたき)here we go!!」

「全てはスタイル」の「すうべて」のところがやっぱり好きだー。
後半になるにつれてちょっと声の張りが危うくなってきた気がする・・・というか私基準ですがこの日の稲葉さんは絶好調って訳ではないような気がする(決して悪い訳ではないけれど)調子良いともっと脂がのった伸び伸びした声が出る。
アンコール
稲「武道館でみんなを楽しませようと思ってきたんですが、我々が楽しんでしまいました・・・・申し訳ないっ!みなさんそんなすごいパワーがあるんで、自覚して明日から頑張ってください。ほんとーにありがとうございます!」
風船
赤チェックは定番ですが、春になってボタンがより開いてきてる気が。開襟は正義!
本当にマグマってアルバムは今まで何度聞いて、これから何度聞くんだろうなと思ってみたりする。大げさじゃなくて死ぬまで聞くと思う。稲葉さんのアコギとデュラン君のストラトでシンプルに。低めの声質たまらんっす。上記の通りマグマの風船とはまた違うものだということも承知してるんですが、19年だもんそりゃ同じなわけがない。
遠くまで
「君が映っているよ」はもうちょいタメたほうがいいと思います。あとラストがエコー凄いのと15ぐらい一気に老け込む。
今年の遠くまでは寄り添ってもらうのではなく寄り添う側になったんだと妙に納得。
CHAIN
イントロのギターに合わせて「ありがとうございます!ありがとうございます!!ブドーカンベイベー!久しぶりの武道館はとってもあったかかったです!」
喉が本当に限界ギリッギリという感じで、それが音が良いから分ってしまう。たぶん後半はもう高音はほぼ無理だったのをどうにか技術でカバーしてるっていう。喉のちょっと違うところを使ってるというか、がなり気味というか、戦ってるんだなーというのが分って。あ、稲葉さんの声って有限なんだ!ってすごく自然に思った。それは悲しいわけでもショックな訳でもなくて、なんて表現しようか九段下からずっと今の今まで考えているんだけれど、イマイチしっくりくる表現がない。これもう1曲も増やせないだろうな・・・って思ってたら土曜から1曲増えてて衝撃www3日ともやっぱりちょっと声が違ってたように思うのよね。武道館3日とも頑張れっ!て思いながら聞いてたから。
なーななななななー♪ですが、途中で祭始まったりと謎の盛り上げ。

まとめ
武道館初日公演。6年ぶりに稲ソロ@武道館・・・ホント行って良かった行けてよかった。
自分でも終演後やたらテンションがあがっているのは自覚がありました。それぐらいよかった。

名古屋は本当に「うわぁぁ格好良いいいい!」っていう浮かれポンチ(死語)だったんですが、この日の稲葉さんはなにかに挑んでいた。戦っているようだった。この頃は(自分の)年齢的なものもあるのか「いつまでこの人の歌を聴けるんだろう・・・」って思う瞬間が増えたのですが、それがすっごいリアルに目の前に迫ってきた。有限だった、いや前からもちろん知っていたんだけれど無限なような気がしていた。だけどそうじゃなかった。それに気が付けて良かった。気が付く前よりもより一層好きになったから。この日の要約:良かったなー歌上手かったー格好良かったー幸せだー。

*1:昨年に引き続きびりっとできないから目玉クリップで止めてる

*2:正解はそうだ・・・確かにここ紛らわしい

*3:B'zでいうALONEみたいな