New Horizonに行ってきた。(Blue Note NAGOYA)


2014年6月1日(日) Blue Note NAGOYA 1st

ネタバレ注意


ブルーノート名古屋に行ってまいりました。
当日の昼すぎに名古屋に到着して、9時前には横浜に帰ってくるというタイトめなスケジュールでしたが、今回は本当に!特に!忘れられない!素敵なコンサートとなりました。名古屋らぶ。

栄の駅から徒歩5分ぐらいでブルーノート名古屋到着。入口のところがカウンターになっているので、先に受付を済ませます。チケットを見せてだいたいの席の説明。開場時間に戻ってきてねってことで一旦会場を離れ、近くスタバで時間を潰して待つことに…ってこのスタバ、前回サーブの像を撮りに来た時に寄ったスタバでした。ディスティニー!

開場時間にもう一度入口でチェックインを済ませ、地下へ。*1ツアーグッズとクロークのちょっとしたスペースの横が入口になってます。分かり難いwブルーノート名古屋は基本的に自分でお席についてねスタイル。ブルノ東京とモーションブルー横浜がエスコート方式だったのに比べるとだいぶフランクな感じ。東京よりも活気があるな〜と思いました「いらっしゃいませー」的な。東京はやはりどこかお高いかんじでともすればそれは冷たさにもなって、その点名古屋は親しみが持てるような印象を受けました。どちらが良いかは人それぞれだろうけれど。

本日のチケットは一般発売で入手したお席。
これがですねー近年稀に見る・・・というか、人生レベルでもめったにお目にかかれないような凄まじく素晴らしいお席で。takちゃんの全身を1時間以上ひたすらに拝み続けることが出来るという、個人的にはミーグリ当たるよりも事件w*2本日もオリジナルカクテルが出ておりまして、New Horizon(アルコール・ノンアルコール)。モーションブルーは淡いブルーの白ワイン系でワイングラスだったのですが、名古屋は青のグラデーションがとても綺麗なカクテルでした。味はあまり覚えてない(笑)
で、この写真を撮ろうと喜び勇んでカメラを(しかも標準レンズと単焦点を)持参したのですが、残念ながら写真撮影一切禁止ステージはおろかカクテルも駄目ってことでした。モーションブルーは本人がいなければステージもokだったもので油断してたゼ。同じ系列でもルールが違うのねー。

登場はステージ上手奥から、改めてステージの近さに手拍子とどよめきが起きる。最後に松本さんが出てくると軽い悲鳴が。ほぼオンタイムに開始。
New Horizon
ギターを受け取った松本さん、そのままふっと上に向かってひといきついて、心を整えるー。衣装は横浜と変わらず、青シャツ、白リストバンド、西部警察風グラサン、金色のウォレットチェーンは結構ゴツめ。ブーツカットジーンズ、靴は黒っぽいコンバースみたいなタイプ*3に見えたけれど、数年前の稲葉君と同じくお高いオーラがする。ラリーさんとのNite Crawler 2010もそうだったけれど、この1音目の集中力というのは、ステージも客席も凄まじいものだなと。180人の期待を一身に背負うtakさん、ワウのペダルに足をかけてその上でリズムを取る姿が素敵です。後半、大賀君→小野塚さん→トラヴィスさん→ジョンさんとひとりひとりに目線を送っててかっちょよろしい。メインをとるところも、つま弾くところも、ワウるところも、ハモるところもあって見所たくさん。
take5
ジョンの「ワンツースリーフォーファイブ!」のカウントから。出だしのあのフレーズはうつむきかげんにこじんまりと。左足⇔右足と体重を移動させながら。そして、小野塚さんソロが終わった後に称える大賀さん。

MC「こんばんは!(客:こんばんはー!)いいねぇ〜(しみじみ)飲んでる? 飲んでるよねぇ〜 今日はいつもとはちょっと違うカンジでやってきたいと思います。最後までゆっくり楽しんでってください。」

BLUE
前回のレポを書いた時に「今はもう御堂筋なんて言わないんだよ」と友人から言われて慄いた訳ですが、私にとっては今も御堂筋BLUE。そして全く同じようにmomentもone for the road。が、一応直しておきますね。
曲名と同じような青い照明から、初日の驚きのおかげで本日は心ゆくまで音を堪能。サビ、良いよねー問答無用で良い。このブレイクからの早弾きも、大サビの盛り上がりもダダダッっていうドラムのまとまり感も本当に素晴らしい。ラスト「thank youー!」
the way we were
イントロがいつもと違ったのです。それが意図的になのか、意図しないでなのかは定かではありませんが。大賀君赤いギター(セミアコかな?)照明はムラサキ→オレンジ→青→オレンジ。大賀君ソロの時かな?ジョンがドラムを強めに叩いてtakが「やると思ったよw」みたいに笑って振り向く。今回は切なさ少なめでお送りいたします。松本さん、最後に小さく「ありがとう」

tokyo night
ここぞとばかりに!takさん、2010年のパタパタした足の動きしておりません。変わりに左足でリズムをとっておりました、左腿をあげるように。それにしても、大賀君とのハモリが堂に入って安定感がある。ラストは思いっきり余韻を響かせて。そうそう、この席はギターテックの方の動きが非常に良く分かる席だったのですが、あれもすごいプロの仕事なのね。本当にちょっとしたニュアンス、ちょっとした響きの為に緻密に計算されているの。松本さんの手前はペダル(2種かな?)のみなんだもん。ちなみに、トラヴィスは自分で踏んでました。


Shattered Glass

ドリカムの優しいキスをしてを彷彿と(我が家で)話題のこの曲。小野塚さんの鍵盤、とりわけ高音がブルーノート的で本当に綺麗。効果的な美しいピアノの旋律。そして、松本さん足細っ!!!ズボン26インチ伊達じゃない。最後ぴょろっと音出ちゃったりして。

学生街の喫茶店
ギターだけで少しだけ、GDの月見の前みたいに。そこでちょっと流れをつけてこの曲に突入。「あ!セトリチェンジ!」とは分かるけれど、それが何の曲?ってことまでは深追いせず(時間がもったいない)今回のアルバムはカバー曲に違和感がないほどカラーが統一されているんだなーと思ったり。大賀・tak・トラヴィスのネックの動きのシンクロ率が素晴らしい、時折アイコンタクトしつつ。ちと後ろ寄りのチョーキング

Island of peace
好きな曲キター!丁寧に紡がれるギターの音色にうっとりと、ゆったりと。最近の松本さんは自分の特徴を「トーン」という言葉で表すことが多いのですが、この曲がまさにそれの真骨頂。エモーショナルなトーン、親しみやすいメロ、経験に裏打ちされた確かなテクニック、そしてとびっきりのチャーミングさ(*´Д`)キュンキュン
ともすれば、ねむくなりそうな曲にフックを与えてくれるのがサポメン。その中でも小野塚さん&ジョンさんのコンビはとんでもなく大当たり。前回のと被るけれどドラムのジョン・フェラーロさんは、茶目っけがあってだけど正確で、魅力的。ただ叩きゃいいってタイプのドラマ―とは違う、少し前の日本のスタジオミュージシャンみたいな雰囲気を感じる。いや、ドラマ―ってあまり詳しくないのですがね。松「どうもありがとう。」
That's Cool
赤いライトで一気にリラックスから覚醒へ戻される。ドラムソロ→ベースソロへ、バンドの皆さんが手拍子なので自然とそれが会場に広がってゆく。そして、その時の松本さんちゃんとぐっぱーなの、手を叩く前にちゃんと握るの。なんだそれチョーカワイイ。ギターが入ると照明が青×赤でクロスしてちょっと不思議な感じに。最終的にはオレンジ色の照明かな。松本さん、楽しそうにギターを弾く、手拍子効果もあってか会場中がノリノリ。ラストは「へーいっ!」

MC「どうもありがとうございます」
からのバンドメンバー紹介、この時は後ろで手を組んでいるtakさん。

月のあかり
まさに月光のような、青いライトに黄色いピンスポ、照明は曲中ずっとこのパターン。大賀さんはアコギです。慈しむような静と動の差が素敵な余裕たっぷりギター、ワウ踏んでそうですね。小野塚さんソロがテンポ変わった?ってぐらいCDと全然違ったのですが即興なんだろうなー次は無いのだろうなー。ジョン終わった後に満足気に「う〜ん」と唸る。

Reason to be
前回よりもメロが分かっているからすんなりと入ってくる。オレンジ色の照明、中音域が心地よい。大賀君がとてつもなくニコニコしながらギターを弾いている。そして、ジョンさんもPAさんやギターテックさんと一人づつニコニコと見回しながらドラム叩き。

松「どうもありがとう。だいぶ…イイ感じになってきましたね。(お酒で顔の色が)イイ感じになってる方も(笑)じゃ、もうちょっとやっちゃおうかな。」左手はポケットに入れつつ。

GO FURTHER
ワンツーのカウントから。いい音すぎてニヨニヨ、バスドラが近いからか心臓にドンドンくる。早弾きの部分は横浜よりも完成度が上がっていて、タララ―のところのシンバルが見事にハマる。バンドの呼吸があっていてゴージャス。CDよりも好きな演奏かもしれない、ダッダッ ダダダダッかっちょ良い!人生で一番のGO FURTHER、この曲は前向きで明るくていい曲だね。いつかこっち系のLIVEも見てみたいものです。そして、今iPodでGO FURTHERを大音量で聞いていたのですが、うっかりその次にtwo of us流れてきて私撃沈。いろいろな意味で撃沈。

1090
間髪入れて。大賀君はサンバーストのレスポールでラリーさんパート、トラヴィスはピックを咥えながら。何度聞いても溜息の出そうな色気、なんたって松本孝弘の代表曲ですから。最後、ドラムのダッダッダッダ!のところはタメすぎたきらいがあるもののジョンのカバーでセーフ。手元を見て集中する松本さん、音に心がこもってる。ところでいきなりの稲ソロネタですが、Golden Roadのギターソロってとても松本さんっぽさを感じるのよね。ファーンファーンはジョン歌いながらドラムを叩く、最後お辞儀をしながら松本さん「Thank you!どうもありがとうございました。」

一旦サポメンと共にハケる。

Rodeo Blues
サングラスを外して、戻ってくるtakちゃん。始まる前にニコッと笑いやがって可愛いじゃないかコンチクショー!非常に楽しい時間。もう音に身を委ねる楽しさ。あーナゴヤ来てよかったー!
松「てんきゅー! どうもありがとうございました!!」

全員で並んでお辞儀、本日も素晴らしいSHOWをありがとう。

まとめ
今自分で読み返すとジョンレポと化してる気がしないのでもないのですが…
それにしても、本当に素晴らしい素敵な公演でした。モーションブルーと並んで2014年最高の記憶になりそうな予感です。個人的に嬉しいこともあったし。
もう技術的にはなんの心配もない方々なので、演奏に関してはもうそこにいるだけで引っ張ってってくれる感じなのですが、今日思ったのがその「自由」さ。こういう場所で公演を行うこと、それにちゃんとお客さんが付いてくること、着実にひとつひとつ手に入れることによって、手にした自由…そんなものを感じてみたり。

ブルーノートゴヤ、最高でした。

セットリスト

New Horizon
take5
BLUE
the way we were
tokyo night
Shattered Glass
学生街の喫茶店
Island of peace
That's Cool
月のあかり
Reason to be
GO FURTHER
1090

Rodeo Blues

*1:ブルーノート名古屋は地下2階だそう。

*2:だってミーグリって5分かそこらじゃんー

*3:ラインが入ってる