New Horizonに行ってきた。(Motion Blue yokohama)


2014年5月10日(土)  Motion Blue Yokohama 1st

ネタバレ注意


モーションブルーの初日公演に行ってまいりました。今も夢か現かという感じです。

ファンクラブで外れ、一般の抽選で外れ、最後の望みのマッチングで外れた瞬間に、もう今年のモーションブルーはムリだろうな…と覚悟しました。残念だけど。

行きたい・でも、行けない。この執着を捨て切れずに、当日を迎えるのはキツイ。好きになりすぎて嫌いになりそうなヘンテコなフィーリングになる(経験済)だったらもう、最初からすっぱりと諦めて、自分の行ける公演だけを大事にすればいい。そんな風に思ったのです。知り合いが多いわけでもなく、コネがあるわけでもなく、もちろん定価以上出す気はさらさらない私にとって、その選択は望んだものではないけれど受け入れざるを得ない。しょうがないけどしょうがない。というものでした。

それが動いたのは前日5月9日。全く予想もしないタイミングの良さと運と巡り合わせによって、チケットを譲って頂けることとなり、この公演に参加することが出来ました。実はギリギリまで「詐欺じゃないか」とか「ドタキャンされるんじゃないか」「ふっかけられるんじゃないか」と勘繰ってたんだけど全くの杞憂で、それどころか本当に良い方と出会えて今もただただ感謝の言葉しか出ないです。ありがとうございました。

当日は素晴らしい快晴。
ツアーの初日にふさわしい、新しい始まりを祝福するかのような清々しい青。赤レンガではコナン展が開かれていた影響もあってか大変混雑してました。赤レンガ前で本日チケットを譲って頂いたネ申さんと合流*1
前回は整理番号順でしたが、今回は既に席が決まっているとのことでツアーグッズを買ったりして時間を潰しつつ、良い頃合いを見計らって店内へ。まずフロントでチケットの確認と荷物の預かり(ファンレターやプレゼントもここで)、せっかくの初日だったのだから花でも持っていけば良かったと後で悔やむ。

そのまま店内へ案内されて、2度目のチケットチェック後→座席にエスコート。本日のお席はステージ右手のトラヴィス・カールトンらへん。周りはFCしか見かけませんでした。本日のオリジナルカクテルはNew Horizon(白ワインベースの淡いブルー)とTha's cool(ハーブが大量に入った…何メインだろ)の2種類。どちらもお値段は1杯1100円。17時開演なので外はまだ全然明るいです。ちょっと雰囲気出ないw
アルコールもまわってきてほど良くイイ感じになってきたころに照明が消え、大きな拍手。まずはサポメンの皆様、最後に松本さん(より一層大きな拍手)客席の間を通ってステージへ。

本日のお召し物は

松本さん→ブルーのシャツ(アー写真と同じ)ズボンはブーツカット、(靴は確認できず)、右腕に白いリストバンド、ピック型のネックレス、ピアスはいつもの、左に金色のウォレットチェーン、指輪は左手の薬指のみ。サングラス

Player (プレイヤー) 2014年 06月号 [雑誌]

Player (プレイヤー) 2014年 06月号 [雑誌]

ペプシライブの時に稲葉さんを「まるでCMから出てきたみたい」と称したことがありましたが、今ツアーの松本さんはアー写そのまますぎる位そのまま。髪の毛はほど良い茶髪。サイドは軽めで後ろちょい伸ばし程度、好みです。*2

ギターテックから受け取ったギターは↑のファイアーバード、ギターストラップはこの表紙のクロムハーツじゃなくて「玲」のシルバーの文字のもの。後ろに白いアンプ(キャビネットって言うんですかね?もちろん玲の字入り)が2つ並んでいました。並び順は向かって左から大賀さん→小野塚さん→tak→ジョンさん→トラヴィスさん。キーボードとドラムは後ろの列ね。松本さんどセンター(マイクスタンド有)です。

New Horizon
ちょっと緊張してる面持ち(だれかグラサンを透視出来る方法を教えてくれ)始まる前に左の襟を2度引っ張ってなおす松本さん。出だしの弦を弾いた瞬間に虜になるのです。その後に入ってくるJohn Ferraroさんのカウントともにスタート!非常に伸びやかで、楽しくて、歌う様なギターに惚れ惚れ。この曲って松メインと言うよりは各個人に見せ場があるので、ポテンシャル高すぎミュージシャンたちにはピッタリ!非常に都会的で洗練された1曲。
最後の大賀君とのユニゾンも美しく、早弾きも堪能して、最後は締まりがビシッと決まって格好良い。

take5
客席のテンションも高めで、呼応するかのようにそれが音色で帰ってくる。チョーキングのひとつひとつにニヤニヤしながら幸福に酔う。フルートの部分は小野塚さんで、こんなに近くで小野塚さん見るの初めてだなーなんて思ってみたり*3。あのフレーズがくるとおぉ!となりますね。生で聞くとやはりスリリングです。

松「こんばんは。今日は来て頂いてありがとうございます。…シーンとしてるね(笑)
こんなカンジでやっていきますので、ゆっくり楽しんでいってください。」←ハニカミtakちょーカワイイ。

御堂筋BLUE
み、みどーすじッ!!!という予想外の選曲に動悸がwもうあのイントロ聞いただけで完全に腰砕け。10年ぶりに聴いた御堂筋BLUEは渋さが加わり、更に深みと説得力が増して、タメがたまらなく色気があり、ヤバい死ぬって思いながら聴いてました。だって帰りの電車の中で書いた覚書ノートに「愛してる松本」って書いてある<末期
そもそもアルバムの華のなかでは特別な印象がある曲ではなかったのだけれど、この曲リピって帰ったぐらい印象的な1曲となりました、それこそが生の醍醐味でもある。ドラムのジョンさんって最後の盛り上げて締めるのがちょー上手い。

the way we were
もうね…なにが飛び出してくるか分からないけど、この並びは固まる。近年のB'zのライブよりよっぽどドキドキするセトリ。この曲が出来たのは大賀君がいたからこそなのよね、ありがとう大賀君。この曲の持つ切なさと躊躇いみたいなところが凄い好きで、御堂筋から連続の艶やか路線にメロメロ。デレデレ。完全に骨抜き。なんかの脳内麻薬出てると思うwまさかこの曲を再びこの会場で聞けるとは思いませんでした。幸せ。

Tokyo Night
はう!自然にほぉぉぉぉーソレ来ますか!ってなる初日の特権。take your pickの楽曲の中でも大好きなこの曲が!そして、おにゅーのギターファイアーバードは割とまったりめな角の無いまろやかで深みがある音なので、ルックスの印象と違って意外に軽やかなイメージ。でも誰がどう聴いてもマツモトーな音、弘法筆を選ばずってやつかしら。4年前はアドリブ入れまくっていたけれど今回は割と忠実に、そして楽しげなtakさん。最後タメて一音一音こだわってますよ!みたいな間がイイね。残念ながら足元がどうなってたのかは見えず。

Shattered Glass
小野塚さんが品のあるソロから。en2の遠くまでの時みたいな繋ぎ。イマイチ自信がないのですが、ピンスポだったのはこの曲だったかな?後ろから照明に照らされると松本さん腕の筋肉すごいの。なんか前も書いた気がするけど改めて。隣に細マッチョの人がいるから影が薄いのだけれど、まっちゃんも必要な筋肉をしっかりとキープし続けてるんですわよ。

BLACK JACK
ドラムがCD音源よりも強めなので、哀愁ってよりポップで力強い感じに。前の曲が薄暗い青い照明だったので曲調もステージも明るくなりました。サックスソロの部分は小野塚さん、そこからのバトンタッチ方式にテンション上がる。キッチリした演奏に着実さを持ち合わせている。音むっちゃ綺麗。

Island of peace
テンポもゆったりーとしたリラックースできるまったりーーとした非常に心地良い1曲。優しい音色に浸るならこの曲が一番良い、ピースフルです。こういう曲を聞きながらカクテル傾けるべきなのでしょうが現実はガン見。コンタクト乾きそうなぐらいガン見。これはaoと同じ系列ってことでいいのかな?松本さんのハワイシリーズ大好きー。平和な音楽。良い音楽。

That’s Cool
CD通りベースソロから。それにしてもトラヴィス氏はラリーさんに似てない、でも安定感がある音は似てるのかもー。今まで割とクリーンな音だったので、ここはちょいと歪ませて。それにしても、今回のツアーは各々がかなり高い技術を持ったミュージシャンなので安心して身を任せられるのね。流れるようなソロが素敵。そして松本さんも笑顔(サングラスはそのままだけど)なんとなくA girl from Chinaを彷彿したり。最後は跳ねるような感じでポップに。

松「(微妙な間に)・・・・すいません、なにぶん初日なもんで(笑)みんな顔を見合わせて、オレなの?オレなの?ってwここでメンバーを紹介します!(←イイ声っ!)ドラムス ジョン・フェラーロ!ベース トラヴィス・カールトン! ギター おーがよしのぶー!*4 キーボード DIMENSIONから小野塚晃!」
松本さんのメンバー紹介は普段見慣れないから新鮮。この辺りで、あぁサングラス外さないまま行くな…という予兆。

月のあかり
このイントロいつもsukiyakiと間違えちゃうのよね、このNew Horizon自体が結構Strings of My Soul*5路線なこともあって。まったりとゆったりと囁くように歌うギター。このタメとちょっとした間が素敵。ジャジーな鍵盤と合わさって非常にロマンチックな雰囲気に、窓の外もようやく夕日になってきました。うっとりと、気品のある音に浸っていると実は音楽の本質とはこういうものなのかもしれないと思う。

Reason to be
まったり路線続くよー!前曲とキャラが被っている気がしないでもない、ドラムがちょっと重めに感じたのは睡魔のせいか、はたまた。非常に余裕が溢れる、うたたねのような心地よさ、ちょっと後ろ体重になるあたりがたまらないのよね(*´ェ`*)曲の起伏がそんな激しくなくて単調な感じなので非常にリラックスした、ほわわ〜んとした空気に。

松「今日はこんなカンジでやってますが、いかがでしょうか?」松本さんのマイクスタンドはお馴染みの湾曲したタイプのもの。マグボトルもお馴染みキラキラしたブルーのやつ、中身はなんなんだろう?*6

GO FURTHER
おぅ!と一気に覚醒Σ(・ω・ノ)ノ エエエッ!
このイントロはまごうことなきGO FURTHER!照明も連動して激しいものに。LIVE-GYMで言うところの追い込み感キター!House of stringsのverに慣れてたのでテンポが早く感じる。大賀くんは歌いながら大変気持ちよさそうにギターを弾いていて(今年もアコギにエレキにと忙しそうな大賀さん)鍵盤が入ったことでとてもゴージャスな雰囲気に。そして、なによりこの曲でビックリしたのが、ドラムとんでもなく上手い。上手いっていうか巧い?take your pickの時にも結構な回数を既に聞いていて、あまり気に留めていなかったのが信じられないぐらい、ジョン・フェラーロすげぇぇ!GO FURTHERってCDだとLUNA SEAの真矢さんがドラム叩いてるんだけど、音源の発売から15年を経て別解釈のGO FURTHERを見せてもらえたような気分。すごく目立つとか派手なタイプではないのだけれど、黙々と粛々と仕事に向かう職人のようなドラマ―なのね。あ、takちゃんはミスタッチが多かったような気がしないでもないアレンジだよね、そうだよね。この曲やるならキャナリーイエローを拝みたかったかも。ただ、伸び伸びとしたイイ音は変わらず。それは、感動的なほどに。

♯1090 千夢一夜
Mステエンディングの方ね。絶対ベタなところで持ってくると予想してたので、驚きは無く(笑)*7ザ・定番、でも大歓迎。サングラス越しなので本音のところは分かりませんが、今回は緊張感はあるけれど同時に余裕も持ち合わせていて、とてもステージ上が楽しそうな印象を受けました。前回の初日はラリーさん見たりギターテック見たり、自分の手元見たり忙しそうだったのですが今回は本当嬉しそうだった。そして私は終わっちゃうなーってよりは幸せだなーと。しっかり最後の音まで聞き惚れる客席。
松「どうもありがとう!」

お辞儀してひとまず退場。5分もかからずにアンコールで入場。


Rodeo Blues
「もう1曲やります」と始まったのはアルバムからノリの良いこの曲。客席もノリ良いカンジで、自然と体が動いちゃうような。大賀君とハモらせてる時は動きのシンクロ率が凄いーとりわけネックを滑る指が。コレか1090でサッとスイッチ動かす姿に萌え萌えして人の好みは変わらないものだと思わず苦笑い。なんとなく、大阪感のあるこの曲で明るい締め。最後は「thank youー!」でしたヴェイ。

全員でステージに並び(ならぶのに手間取るほどステージが小さい)肩をくんで揃ってお辞儀。
初日公演、無事に終了!

まとめ
初日から完成度が非常に高く、とても満たされた気持ちで家に帰りました。それにしても、おなじ横浜で7万5千人から150人って何事よ…

御堂筋BLUE&the way we wereのコンボで完全に私撃沈。そりゃ、99とかサザンカとかSUNSETとか聴きたい曲はいくらでもあったのですが、なんかもう充分だったんだよね。両方とも聴いたことある曲だったのに。B'zのLIVEもこのぐらいの頻度で行けばどの曲でも喜べるのだろうな〜という気持ちにもなるのだけれど、そんな禁欲的な生活を送るのは無理なのできっとこのまま、なんやかんやついて行くのだろうなと思いました。

使用ギターが全てファイアーバードだったのと、全編に渡ってオールサングラスだったのにはビビりましたが、相変わらず松本さんはカッコよくて、可愛くて、素敵ー!そのコンパクトな肩のラインすってきー!!

会場に関しては、規模はこぢんまりとして狭く、スタッフさんの応対も良く(演奏中に無遠慮に飲み物運んでくることもないし)、なんたって音が良い!バンドの皆さんもイヤモニつけて無い様子でしたね。お客さんの服装は大変にカジュアルでw、わざわざフォーマルにしてったのにぃーという気もしますがめったにない機会なので、コレはコレで有りかなと。もちろんツアT着て、ロック!な道を行く方もいらっしゃいましたが、ほら抗うよりも受け入れろってイナバ君も仰ってたし。ノリも初日の割にブルノ千秋楽を彷彿とさせるラフさでした。

そんなたった1時間ちょいの赤レンガのロマンチックな夜。贅沢な大人の時間に、幸福にどっぷりとつかり、極上の音に酔う。

こういう忘れられない日を糧に今日も頑張るのです。

セットリスト

  1. New Horizon
  2. take5
  3. 御堂筋BLUE
  4. the way we were
  5. tokyo night
  6. Shattered Glass
  7. BJ
  8. Island of peace
  9. 月のあかり
  10. That's Cool
  11. Reason to be
  12. GO FURTHER
  13. 1090
  1. Rodeo Blues

*1:そう言えば、ちょうど4年前のTake your pickの時には私が1枚余らせて、似たような場所で合流したなーということを思い出す。こういう巡り巡ってチケットがやってくるのはなんだかすごい。

*2:キクチタダシマジックを感じます

*3:そいや、つい先日DIMENSIONはモーションブルーで公演やってたんだよねー

*4:enの時みたいな紹介の仕方だわー

*5:

Strings Of My Soul

Strings Of My Soul

アルバムの方

*6:たぶんハーブティーではない。

*7:4年前にこの会場でこの曲聴いて死ぬほど感動してたくせにw