キャスター&ポラックス

イヌメシ(フードver)の主力選手。キャスポラ。

そろそろ賞味期限が近づきつつあるので新しいのオーダー&消費スタート。
袋にシール*1が付いている。うちはすぐタッパーに移しちゃうけど、小さな心遣いが嬉しい。


キャスター&ポラックスはアメリカのオーガニックドッグフード。オーガニックつまり有機素材を利用したフード*2で周りの評判を聞いていてもトラブルの少ないフードの1種類と言えると思います。我が家は犬用オーガニクスしか使った事ないけど、猫用やら他のバリエーションもあるようで。

特徴としては

腸内微生物のバランスを整えるプロバイオティクス(乳酸菌)と、その働き助けるプレバイオティクス(オリゴ糖や食物繊維)を組み合わせた、シンバイオティクスの技術を採用

ということらしいのですが・・・この部分を読むとな〜んか複雑な心境になるのだ。
ドライドッグフードにプロバイオティクスが入っているのは確かにすごい。凄いのだけど、プロバイオティクスって要はヨーグルトとかの乳酸菌*3だドッグフードをヨーグルトセットで売ると、それはそれで冷蔵庫必要になって逆にコストがかかっちゃう(賞味期限も短いだろうね)、それプラス運送にクール便を使わなければならない。キャスポラは確かに質の良いフードだけど、お値段がお手ごろとは言い難いのは原材料費だけじゃなくこんな研究費や開発費などの技術料がかかっているから。
でもふと考えると・・・

あれ?うちの冷蔵庫にヨーグルト(特売128円)入ってんじゃん!
そそ、つまりはおうちのヨーグルトをスプーン1杯あげればいい。猫でも犬でも。そんな簡単なことなのに、何故多くのドッグフードにそんなことを書いていないのか?それはドッグフードが完全栄養食というスタンスをとってるから。それだけで完全な栄養と。
でもね、タウリン欠乏症で多くの猫が障害が出て初めて猫にタウリンが必要なんだと認識された。タウリンに気づく前も完全栄養食だったはずなのにね。
小さくてよいウンニョがいいよ!となればいいウンニョを出すためにビートパルプを配合しちゃう。食物がしっかり消化されるからいいウンニョが出るのに。いいウンニョを出すために別のものを添加する。目的がすり替わってしまう。ちょいと昔の話だけど、犬のごはんに犬の肉使ってたなんておっそろしい話もあるしねー(英語でdog eat dogは骨肉の争いという意味だけどリアルにそんな事もある)
かといって自分の思いこみで作る中途半端な知識の手作りはもっと危険だし(赤身しかあげないとか)、性格的に向いていない方がいることも事実。BHTやエトキシキンなどの合成保存料を使っていないナチュラルなフードが今の主流だけど、天然の保存料は合成保存料よりも効力が弱いことも紛れもない事実なので、しっかりと品質管理する自信がないのであれば無自覚にナチュラルなものを使う方が危険だ*4。要はライフスタイルに応じて自分で取捨選択していく必要があるし、全てを鵜呑みにしないことが大事なんじゃないかと思うわけで。


ってなことをつらつら考えながら犬にメシをやる。ビリングハーストさんの資料見てたらなんか反フード派みたいになっちゃったけど、一応スタンスは共存でつ、非常食は必要でつ。キャスポラは安心して与えられる数少ないフードのひとつなのでこれからも頑張って頂きたい。

犬に関するアレコレって繁殖もしつけや訓練も食餌もみんなそれぞれ考えかたや環境が違うはずだから、ベストなものなんて存在せず、ベターなものを模索していく方法が建設的だと思うのだけど、なぜか仕事にしてる人って視野が狭くなって「○○以外は糞」「○○は時代遅れ」「○○使ってるなんて酷い」みたいな考え方の人が多くて辟易しちゃう・・・いや誰ってわけでもないけど。

話脱線しまくってますが、キャスポラはこちらのお店で買ってます。おまけが嬉しい。
ペットニュートリション楽天市場店

*1:NO ONE DOES NATURAL LIKE WE DO

*2:原料の70%以上

*3:ヨーグルトだけじゃなくて味噌とか納豆にも入ってる

*4:しっかり密閉され冷蔵庫で保管された合成保存料フードと常温放置された賞味期限切れのナチュラルフードだったらたぶん前者を選ぶなー私は