世界が今夜終わるなら

残された時間が限られてる今 君はなにをするのかな

世界が今夜終わるなら

世界が今夜終わるなら

GAKU-MC、久々の本。前の本である「僕は僕で誰かじゃない」が出版されたのが1998年だったからこの間なんと14年・・・14年と言ったらおぎゃーと生まれた子供が中学2年生になるくらい。14年前は本屋さんで注文しないと手に入らなかった本が今ではamazonでクリックひとつで買うことが当たり前になった。*1
その間、ガクエム氏はいくつかのレコード会社を渡り歩き、そして今は自分でレーベルを立ち上げ、育メンなんてパパになった。その間に私は、いつの間にか社会人と呼ばれるようになったけど、あいもかわらず音楽聞いたりLIVE行ったりしてる。
今回の本はエッセイ。対談エッセイだけど、そんなにかしこまった感じじゃない、聞き手の人徳かしらん?
なでしこジャパン澤穂希ミスチル桜井和寿西原理恵子乙武洋匡高橋歩、ツアーにも参加したお友達のナイス橋本&ヨースケ@HOME・・・などなど総勢27人。職業もお坊さんやお医者さん、政治家、漫画家、登山家、詩人、タレント、キャンドルアーティスト、シンガーソングライターなど様々。しかし、問う内容はみんな同じ「もし、世界が今夜終わるなら、どうする?

さて、この本。まず手にとって思ったのは綺麗な装丁だなぁという点。

シンプルで素敵です。

その日はみんなのもとに、平等にやってくるかもしれない。あるいは、僕のところにだけ、ふっと訪れるかもしれない。〜略〜どんな人の前にもそれは必ずやってくる。老若男女問わず。それがルールだ。その日は必ずやってくる。

1日1人づつ読んで、1ヶ月楽しんでもいい。一気に読んで、自分はどうするだろう?と今晩ずっと考えてもいい(なんたって明日もここにいる絶対の保証は無い!)この本には対談相手の27人+ガクエム氏の28人の答えが載っている。100人いれば100通りの答えがあって、不思議とみんな共通している部分もある。それは、今いる場所を見つめ直すと、その人が生きてきた人格がそのまま反映されるってこと。奇しくもこの本の執筆中に東日本大震災が起きたことによって、この問いは「世界が今夜終わるなら」の曲がリリースされた2009年よりもずっとリアルに聞こえるようになった。

あの日を境に、色々変わった。でも、この本はただ読んだだけじゃ多分あんまり変わらない。この本を読んで、自分は何が大事なのか、自分のプライオリティーや価値観を見直す。そのためのきっかけの本。今まで歩いてきた道を振り返って、今いる場所を確認して、どこに向かっているのか考える本。一寸先は闇、だけど、光陰矢のごとし。光と闇の間を行ったり来たりしながら、きっと明日も生きてゆくです。


で、私は何をするかって言うと・・・
犬と散歩でも行くかな。でもその前に有給全部使っておかないともったいない〜。



あぁ、そうだガクエムさん!1月20日は会社の新年会というスーパーガッデムな日程なので、LIVE音源超欲しい。
ついでにこの前のLIVEの感想はこちら→GAKU-MCのLIVEに行ってきた。 - 本当に自由な休日
今年こそはLIVEやってくださいませませ、よろしくデス。

*1:この本は本屋さんで買ったけどね