CHUBBY GROOVEの東京公演へ行ってきた。


2016年2月7日 ZeppTokyo
INABA / SALAS東京2日目公演へ行って参りました。フラゲした松本さんのアルバムを聞きながら新橋まで、そこからゆりかもめ宇多田ヒカルの新しいアルバムを聞きながら・・・ふと流れてきた「2時間だけのバカンス」の歌詞がその時の状況と心情とやたらにマッチしていて、聞くたびにあの日の車内の様子を思い出したりする「朝昼晩と頑張る私たちのエスケープ 2時間だけのバカンス 渚の手前でランデブー」その後の「欲張りは身を滅ぼす」ってところまでリアル。
この日から例のスペルミスグッズが発売開始ということで、再びグッズ列に並ぶもむっちゃくちゃ寒い!海風甘く見てた。1時間半並んで目の前の人でチャリティバッグが売り切れるという悲劇に見舞われるも*1とりあえずTシャツは無事に購入。札幌で買ったブタバッグは3月に届く予定wどさくさでまっちゃんの4500円のクリアファイルも買った。
本日の整理番号は4ケタだったこともあり、余裕ぶっこいて開場時間を過ぎてから入り口に行ったらもう呼ばれる寸前で危なかったーまさか20単位であんなガンガン入場させているとは思わなかったわ。500円玉を握りしめて入場。札幌に比べるとZeppTokyoはかなり大きく1.5倍ぐらいのサイズ感。あまり混雑しておらず、予想していたより前に行けたので下手側、スティービーサラスがかなり見やすいBOX付近キープ。


ネタバレ注意



SAYONARA RIVER
オープニングはサヨナラのイントロを長くアレンジしたような曲。それに合わせてみんなでステップ踏みながら仲良く1列で入場。バンドメンバーだけかと思えば最後尾はちゃっかり稲葉さん。ちょwそんなん前回見てない!B'zにしろen3にしろ満を持してボーカル登場というパターンが多いのでこのオープニングなんだか新鮮でした。それにしても、ホント国籍というか人種というか色々だなこのメンバー。
2番入る前でしたかね、下手側でおいっすな感じの敬礼ポーズ。…1曲目から両サイド行くの珍しい。雄風バイバイのバイバイがむっちゃ近い、髪の毛サラッサラ。

苦悩の果てのそれも答えのひとつ
セトリが分かっていると心の準備にたいへんよろしい。(稲)あーあーあー(客)うーうーうーでマイクこっち向けてくるんですが、稲葉君歌ってるの上パートだった!という驚き。最後のほうに「Hello TOKYOー!!!」確かお立ち台の上かな、格好いい。あと、手拍子カワイイ。

この曲のPVをDVDに入れて頂きたかった。
ERROR MESSAGE
ファンク感強め、途中でピタッと演奏切るのこの曲でした。余韻がいいのよ&ベースがすっごい素敵。マイクスタンド使用。それにしても本当に「みなさん 余裕がない」

NISHI-HIGASHI
Aメロの指さしみたいな変な動きがなんかツボる。そしてサラスのカッティングに痺れる。稲葉さんの黒シャツは背中に文字アリ、前回気が付かなかった(違う服?)

マイミライ
ちょっとブルージーな感じの繋ぎを入れてから、このリフ。「若干」の方なのと「厳しい〜」も歌ってるのを確認できたので満足。「泣けるほどハードに鍛えて」でお尻ぺんぺん。

シラセ
前回ガツーンと響いたシラセですが、この日はなんと見・え・な・いwちょうどマイクスタンドの位置が前の人のアタマに重なって見えない→ので見えないものを見ようとするより見えるものを見ることに。キーボードのアンプフィドラーさん(本日はマスク無し)がコーラスをしながら両掌をこちらに向けて念力送ってる(マンウィズのハカセTの博士みたいに<例えw)と思ったら、いきなりグラサン外して拭き始めた。自由。淡いブルー(緑かも?)の照明に照らされサラスのもじゃ毛から汗が滴り落ちる、エモーショナルなギターソロのせいもあってなかなかにセクシー。全体的に音が柔らかくて好き。

ハズムセカイ
僕と君次第があったような気がするなー

あぁあのPVよく見たなぁ。あと今のスタイリスト神だなーとぼんやりと。
正面衝突
ベースソロから腹の底からのシャウト、結構圧がきましたよ。途中でストップ!1曲挟んで(サラス歌→稲歌)また正面衝突に戻るというアレンジになってた。札幌ではなかったと思うんだけど?すごくエネルギッシュな正面衝突だった。走って滑り込みで*2またBOX駆け上がって、2番のアタマだかでoioi煽りもありまして。そして、ドラムがむっちゃくちゃ格好良い。痺れた。
せっかくなのでコリジョンも聞きたかった気持ちもあるのですが、あの曲だとサラスも歌うから大変なのかも。あと、ライブで実際に観るまでスティービーサラスってもっと俺が!俺がっ!ってグイグイくるタイプのギタリストだと思ってたのですが意外にもこっち(我々)側の人なんだということに気が付けたのは大きな発見。

Moonage Daydream
こちらも心の準備が出来て2回目の方が楽しめるシリーズ。良く考えるとカバー2曲ってレアですよね。サラスの曲やらなくて良かったのかなという気持ちは少々ある。マイクスタンド捌きが絵になって、ドラムも前曲に続きハードで、ギターが!ギターがカッコいいなー。

MY HEART YOUR HEART
衣装チェンジ、Tシャツはネイビーっぽい胸にビジューが付いたもの。全体的にラメが入ってキラッキラしてる。
心臓のSE音にあわせてサラス位置替え&アコギに持ち替えなのですが、シールドが足に引っかかって抜ける(なんか言ったけど聞こえなかったことにw)センターの稲葉さんのちょいうしろぐらいの位置へ。静と動のメリハリがある。歌い終わった後、稲「寝ちゃいました?」

WABISABI
間奏にセッションタイムがあったのはコレでした。タンバリンとブルースハープ。イントロがちょっとデジタル寄りというか重めのカッティングギターだったような気がする。渋め。誰もが俺を指さして〜の指さしはあったけど磔は無し。

OVERDRIVE
サラスのギターに導かれるはこの曲。曲の前じゃなくて曲間で「ウゥウゥウウウー」の練習。とにかく明るいオーバードライブ、スイッチはオン!ブレイキはオフ!!あまりよくステージが見えないけれど楽しいもんは楽しい。

MARIE
マリマリのコール&レスポンス。
次の曲はちゃんと見たかったのでその間に微妙に場所を移動。
AISHI-AISARE
札幌はベースがかなり強めだったのですが、この日はCD音源かよってぐらいによく各パートバランスよく聞こえました。
「夏の雨のように優しい」で右奥をビシっと指さし→「秋の予感のように優しい」で両手をマイクスタンドの前で重ねるようにして。で、この秋の予感の時の表情がもう見てるこちらが驚いてしまうぐらい満たされた優しい表情をしていらして。ちょっとポエミーな言い方になってはしまうのですがこの人は音楽に祝福されているということを強く感じた。あの表情こそが今年のCHUBBY GROOVEの一番の思い出になるような気がする。このツアー、この日のライブの総まとめみたいな。

「愛してます、東京!」

アンコール
BLINK
そんな感じでふわふわとアンコール。丁寧に丁寧に歌う。「生きるのは辛い」というこれまたドがつくぐらいのストレートな歌詞なのにシリアスになり過ぎない不思議な神聖さすら感じる曲。ラスト黄色(オレンジかも?)のライトに照らされ、やや上向きで「あーぁあぁーあぁぁー」って歌ってるの聞いたらマジで召される!昇天する。そうだ、序盤は小指立ててたとか見る余裕があったのに。ラスト腰を折って丁寧なお辞儀。
Police on My Back
終盤というのに動くねー、客席の方がバテ気味なぐらい。ただ楽しい。
TROPHY
サラスがちゃびーステッカー付きのドラムを引っ張ってきたのにハッカイさんに叩くの任せて行ってしまうwそしてハッカイさんは片手はポケットからピック出してサラスのマイクスタンドに貼り、もう片手でスティックでドラム叩く。この曲、最後に明るく楽しく終わるのにピッタリ。大団円な雰囲気。稲葉さん、1234って数えるのを笑いながら&こっち見ながらやってくれたのでもう私のメモリーが限界。脳が限界。BOXの下から見上げてて気が付いたんですけど、稲葉さん睫毛むっちゃ長いのと基本的に瞳がすっごいキラキラしてるんですけど、どんなうるおいコンタクト使ったらああなるんですかね。キャッチアイ半端ないよ!

全員で前に出て来てご挨拶。サラス両手を上げるとシャツが完全に出てギャランドゥ全開でした・・・パンツは緑でした。ボーカルの人は鉄壁のガードで一切見えませんでした。トロフィーの「うぉーうぉーうぉー」をサラスの指揮で〆る。最後稲葉さんを後ろからふいに両肩ガシッと引き止めなんか耳元で言ったら稲葉さんが膝から崩れ落ちんばかりに大爆笑。まさに破顔一笑。こちらもハッピーな気持ちに。

全くどこで喋ったか覚えていないMC

「本日は寒風吹きすさぶなか、お越しいただきありがとうございます。」やたら滑舌よく寒風を強調。

「我々は新人なんです!ピッチピチです!」「(サラスの紹介の時に)彼とはお互い足腰が立たなくなる前にやろうって言ってたんですけど、ギリギリのところで間に合いました(笑)」年齢自虐ネタで笑いを取る稲葉氏

ゼンダーさんの紹介時のおやすみポーズの破壊力が凄かった。

倒れてしまった人を救出中スタッフに「そこ・・・そこ・・です。」と指示してちょっと緊張感のあった空気がやわらかい雰囲気に。きっと誰も攻めてほしくないんだろうなーという気がしたので詳しくは書かないけどね(問題があるとすればマジでスタッフが少なかったのは事実だけど、その後の公演だと改善されてる様子なのでそこも敢えて触れない)

「(ライブ前)今日はパーティーだと思って!…普段パーティーとかしないんですけどね」→「(ライブ後)最高のパーティーでした!」やったついにネタを回収した!

本編かアンコール後かは忘れたけれど、指をシーッとやってからマイクを使わず「どうもありがとー!!」もちろんバッチリ聞こえる。ありがたやライブハウス。

まとめ
CHUBBY GROOVEは最高だった。

過去の稲ソロと比較して、サポートメンバーがこれまでで最も好みの音でした。ストレスゼロ!勝手に踊らされる感じ、まさにグルーヴ。サポートなんて言葉を使うのも不遜な気がする。もはや、バンドの醍醐味みたいな。これまでの学園祭のようなわちゃわちゃしながら作り上げていくのもそれはそれで魅力的ではあるのですが、学校を飛び越えて地域で上手いって噂になっている面識はないけど名前はよく聞くみたいなそういう人たちが*3知り合いから声かけられて集まって音楽をやるみたいな。程よい距離感と自由さを感じました。始まる前はen2みたいな感じになるのかなーと思ってましたが、take your pick以降の松本さんのソロに一番近い気がする。

あと、スティービーサラスは大変に稲葉くんのことが好きなんだなーと思いました。これはもうCDの製作もライブに関しても諸々。自分の好きな人がみんなから愛されているのを見るのは・・・いいもんですよ。

ひとつ問題があるとすれば、こんなに近くで稲葉浩志を見て果たしてスタジアムに戻れるのか?*4という自分自身に対する疑問だけ。稲葉さんは歌にMCに通訳にと忙しそうだけど非常にリラックスした良い雰囲気でした。漠然とした印象ですが、鋭さが減って穏やかさが増したような気がする。間違いなく年は重ねてるんだけど良い年の取りかたしてるなーとつくづく思う。

CHUBBY GROOVEツアーはラジオでの「テキトーなこと言ってんじゃねーよ」に萌え、札幌でMC中に話しかけてきたサラスに「あ゛ぁ?」に悶え、東京でのおやすみポーズにキュン死という今まで見たことのない稲葉さんをたくさん見れて幸せなツアーでした。

2017年、幸先のいいスタート。素敵な1年になりそうです。

*1:しょうがないのでスタッフTと一緒に通販か…

*2:雨の日の休み時間に廊下ダッシュして滑って遊ぶ男子っていましたよね

*3:って今高校レベルの話をたとえに出してるけど実際は世界規模なんだよねw

*4:en-ballの時もそうでしたが