CHUBBY GROOVEの札幌公演へ行ってきた。


2017年1月30日 zepp sapporo
B'zのボーカル稲葉浩志さんとギタリストのスティービーサラスさんがコラボしたINABA / SALAS*1札幌公演のライブへ行って参りました。
ツアースケジュールが発表になった時点で一番倍率が低いのはここだなと目星をつけ、先にお休みを取得。が、なかなか上手くは行かないものでFC・先行・一般とチケットが取れない。はて、どうしたものかと思ったらイープラスで復活しなんとか自力で券を手にすることができました。1月の北海道と言えば雪。記憶に新しい関ジャニさんの札幌ドームに参加した友人(帰りに飛行機飛ばなくて新幹線で帰ってきた猛者)にアドバイスを求めたら「冬の北海道は避けろ」と言われました。アドバイスじゃないやんw
当日現地入りというリスキーな状況、1週間以上前からこまめに天気予報を見てハラハラしていたというのに羽田に着いたら案の定「新千歳の天候次第では羽田に引き返します」との表示。腹を括って北の大地へ!2013年エンサマ以来4年ぶりの北海道。

宿に荷物を預け、最寄りの中島公園に着いたとたんに見事にすっころびまして雪道マジ危険。グッズ販売時刻を少し過ぎたあたりにzepp sapporo到着。札幌はグッズ列とガチャ列が一緒だったこともあり、これがまぁ進まない・・・雪は吹雪いてくるわグッズはどんどん品切れになるわでまるで修行のようでした。みんなフードを被り口数も少なく足踏みをしながらひたすらに耐える。耐える人々の上に降り積もる雪。
1時間ほどで無事にグッズ購入&ガチャを済ませて近くのカフェへ避難。本日の整理番号は2500番台…キャパ2000なので途中飛んでるんだろうなとは思うけれど後ろなことは確定。ギリギリに入場すべくココアを飲みながらまったりと待つ。

開演時間も迫ってきたので決死の覚悟で外へ。正直なところzeppのロッカーは使いたくないんだけど、今回はしょうがないコートを入れるとかなりギュウギュウでしたが300円の小ロッカーで大丈夫でした。服装はヒートテック+ツアT+ウルトラライトダウン(フード付きが助かった)ユニクロラブ。悪名高い川沿いに並べさせられぐるりとまわって入場です。予想より平気じゃん!とか思ってたんだけど、もぎる時に入り口のお兄さんがチケット受け取れないぐらい自分の手が震えてて思わず笑った。なんだアレw
ドリンクコインをポケットにしまっていざ!会場内へ。

ネタバレ注意



※今回はいつも以上にあいまいな部分が多くありますので、こんな感じだったという風に受け取っていただけますと幸いです。
スタンディングだしメモもないし終わった後ずっと飲んじゃったから全然自信ない(´-ω-`)

ネタバレしてますよ



とにかく聞こえればいいやぐらいの気持ちで入った会場は思いのほか良く見える。そこから周りの人をチェックしながら*2よさげな場所を探っていく。結構この時点で分かることって多くて、下手側の壁がわキープ、この角度ならたぶんギリギリ見えると思うという場所。2階の関係者席(2階一般席よりステージに近い)に普通にブラマヨの小杉が居てざわついている。ビールを飲みながら大変に楽しそうだ。1階の人が手を振ったら振りかえしてるしwTVで見るよりちゃびーだったですよ。

ほぼ定刻に客電が落ちる。
なんか1曲流れたような気がするんだけど1ミリも覚えてない←
SAYONARA RIVER
その瞬間にステージに押し寄せる人の波。抗わずに乗る、むしろそこに期待している。視界良好の場所に流れ着いたんだけど近くに妖怪オサナイデさんが居たので動くかどうしよっかなと思ってたら第2波がどどーっと起きてそこでまた違うところに行きついた。後で分かったんだけど1個目のブロックは端が柵で封鎖されて一定人数しか入れないようになってたようですが、それが稲葉さんの登場で決壊してなだれ込んだらしい。そして、その人々が居なくなった場所にちゃっかりやってきたハイエナのようなワタクシ。そう、スタンディングは弱肉強食のサバンナなのです。
そろそろサヨナラリバーの話しますね。登場の稲葉さんはまだらっぽいジャケットに黒シャツ、赤ネクタイと本気でヲタを殺しにかかってきてる超絶スタイリングでいらっしゃいます。ベルトは最近ずっとしてるキラッキラのやつ(サタンタさんのかな?)前髪はやや長め。1曲目のイケメン指数半端ない!雄風の掛け合いが楽しいのと、CDだとデジタルっぽい部分もあるこの曲がナマでどっかんどっかんやられると大変に格好よろしい。バイバイやってたっけなー…客席はもうワーキャーしてて曲どころではない。毎度のことながら1曲目のジレンマ。
苦悩の果てのそれも答えのひとつ
おぉ、なるほどそれきますか!な違和感ない繋ぎだった(一瞬RACE?って思ったけど)あと、笑顔!少しイヤモニ気にするそぶりを見せる。リフ後のふーぅーぅー(チャチャ!)を先導する稲葉先生。チャビーのアルバムは掛け合いが多いので予習してったほうが楽しそう。
キーボードのアンプフィドラーさん帽子でサングラスでマスクでマッドマックスみたいになってる。筋肉すげぇ。
ERROR MESSAGE
イントロであの曲だ!てのが分かるのに曲名が出てこないという・・・我ながら記憶力の低下が甚だしい今日この頃ですが、そういった曲のデータベースが不完全な状態で迎えるライブってむっちゃレアだなって思う(ポジティブ)カッティングの影響かCDよりもファンク寄りな気がした。いやーそれにしても歌うまーーい。サビの喉の伸び伸びとした使い方がすんばらしくって。サラスは稲葉さんのいいところわかってるわねーという気分に。
序盤で演奏を途中で止めるアレンジの曲があったんだけどコレかな・・・違うかも。

NISHI-HIGASHI
指ぱっちん可愛すぎかっ!デジャブかと思いきやアレだ一心不乱。最初マイクスタンドで「大人〜」からハンドマイクかな?ステージを縦横無尽。横揺れカワイイ。サラスは前に来るたびにピックを投げてくれる。最初の稲葉さんの挨拶(2曲目の終わり?あたり)「今日は寒い中来てくれてありがとう」的な話の時にはついに手渡しに行く。ちなみにその時、稲葉さんは喋りながらシャツの袖を折ってました。
ギターソロで稲葉さんが左手親指でサラスを指さすアー写そのまま!なアクションしてくれたのこの曲だったような。。それにしても、あれ以来アー写見るたびにニヤニヤしちゃって困る。ポスター買うか<

マイミライ
サラスとふたりでシンプルなスタート。この全身どうだったか不明、左鼠蹊部だったのが1曲あったけどこれか確信が持てない。久しぶりのどーゆーこっちゃ楽しい。マイミライがおいしかろうが〜の手拍子も楽しい。へっへいも楽しい。ということで楽しい参加曲。

シラセ
iPodだとついつい飛ばしがちなこの曲でありますが、ライブで聞いて一番イメージが変わったのはこれかもしれない。歌ってる時の姿が、マイクスタンド前の立ち姿や左の手のひらをうえにして歌っている様子があまりにも「稲葉さんそのもの」でなんだか妙に泣きそうになりながら見ていた。全体的に音が優しい。特にキーボードが綺麗。稲葉さん前髪が完全に両サイドに、間奏とかで撫でつけるようにするんだもん。

ハズムセカイ
サラスがあのイントロ始めたしゅんかんから嬉しくって飛び跳ねた。この曲は2010年の静岡とか2016年の武道館とか「え?大丈夫」と思うことの多い曲ですが、この日のハズムセカイはむちゃくちゃ弾んでいらっしゃった。ということであんまりよくステージ見てないので最後どうなったのかわからず。2010年のリベンジが出来た!

正面衝突
ゼンダーさんが思わせぶりにベースを弾いて黄色の照明が当てられれば間違いなくコレですよ。en-ballの経験からこれは注意だなーと警戒してたのに特に押しもなく平和なもんでした。ブルースハープはイントロで吹いてまんなか辺りにほいっと投げる。みょー!!あーぁぁーはみんなでうねうね。気持ち悪いうねうね(褒めてる)このぐらいのスピードの正面衝突が好きです。

Moonage DaydreamDavid Bowie カバー)
デビッド・ボウイ借りたまんまだったねー!
これちょっとヘヴィな感じになってて良かった。このタメのところと稲葉さんの声の張りがむっちゃ合うのよ!

ジギー・スターダスト

ジギー・スターダスト

ただ、うちにあるデビットボウイのCDに入ってる曲ってのしかわかんなかったけどさw月世界の白昼夢だそうです。
ラストはバンドの轟音のなか(ギターむっちゃすごいのよ!スティービーサラスはエモーショナルなギター表現すごいよね。透明人間とかホントあのギターじゃなきゃダメだもん)稲葉さんハケる。

MY HEART YOUR HEART
稲葉さん衣装チェンジ。白いTシャツモノクロの写真で右側にシルクハットみたいな帽子の人&左側にガゥガゥ吠えかかってる犬(テリアより大きめだからポインターかハウンド系)ブタはどこにいっちっゃったのwしっとりと聞かせる。歌がうますぎる。そして、ギターソロの音色も優しい。
左手親指をベルトにひっかけて歌っていたからそこだけTシャツが伸びないか心配。

WABISABI
身から出た錆!をラップっぽく。大きく手拍子をするたびに白Tの背中に肩甲骨が浮かび上がる。歌詞と連動アクションアリです。モテちまったで左手を胸に、磔は左手伸ばして先の方がだらんと。BOXの上に飛び乗ってM字開脚してたのこの曲だと思うんだけどen-ballの眠れないのは誰のせいと混同している可能性がある。「はなやいでるぅー!」腹の底からシャウト!険しい顔。

OVERDRIVE
STAY FREE的なコーラスの練習してから。LIVEだともっと勢いに任せた感じになるかと思ったら意外に堅実な演奏でした。この歌声の圧倒的な無敵感!そして歩いているだけなのに格好良いPV!天井とどん底を手で表現してた記憶が。ぴょんぴょん跳ねる。手拍子のところにドラムがハマって気持ちいい。

で、ふと思ったんだけど今回のイナバサラス先行シングルを出さなくて成功だった。アイシアイサレ/オーバードライブなら出ててもおかしく無いぐらいのクオリティだけど、そうすると「あぁアルバムこういう方向なんだろうな」って勝手に思ってライブまでの短い期間でここまで全曲平等に好きにならなかったような気がする。
MARIE
日本中のマリちゃん死ぬだろwこれ。
ドラムが陽気。もうこの辺り記憶ないごめん。

AISHI-AISARE
イントロの時点で会場中の喜びが凄い!愛し愛され生きる死ぬを合唱しながらあのデデデデッってきた瞬間にアドレナリンがどわーっと出た。ベースの音量がむっちゃデカイ。いや、場所のせいかもしれないけれどボーカルとベースしか聞こえないぐらい大きい。この歌詞「自分勝手ならごめんなさい」って自分を省みる一言が入ることによって深みが増している気がする。で、この日思わずサビをくちずさんでいたら共感というレベルを超えて歌詞が突き刺さってしまった。「他に好きなものなどない 君がいれば全てオーライ どうかいつまでもここにいてほしい 自分勝手ならごめんなさい 無我夢中で取り戻したい 春の陽のように優しい 稲葉浩志」<歌詞違うw 歌詞に自分の心情を重ねる事ってあんまりないんですけどね。自然にスーッと思った言葉と歌っている言葉が重なって、だから自分でもびっくりしたのかもしれない。自分勝手で申し訳ないけれど、どうかいつまでもここにいてほしい。
誰にも〜でちょっと悪い顔、Mステみたいな1回転あったか覚えてない。最後は正面へ「愛してます。」


アンコール
BLINK
どの曲をやってどの曲が残っているのかサッパリわからないなか、そんなに待たずにアンコール。稲葉さんはブタTの赤。ベースのゼンダーさんがポンチョに帽子といういでだちでアンデス風。重みのあるバラードですから、演奏に込められた静かな熱や厚みがすごい。歌い終わった後は腰を折って深々とお辞儀。

Police on My Back
やるかもとは思ったけれど、本当にやってくれるとは思わなかった!イントロで一番うれしかったのはこれかもしれない。マイク客席に向けてニコニコ笑顔の稲葉さん。CDも楽しそうだったけれどライブはもっと楽しそうだった。カバーバージョンの日本語でたすけってのほう。まさかこんな日が来るとは思わなかったなぁ・・・あと、隣の方がマンデーチューズデーって歌うので毎回最後に1日合わなくなるので1回目はrunningですよって言いたくて仕方がなかったw

TROPHY
サラスがドラムみたいなやつもってきてドコドコ叩く。
最後を飾るのはやっぱりこれでしょ!汗止まらないはBOX片足掛けで首筋なぞりながら、細かいこと言うなよは客席に向けて「ねぇ」みたいな感じでしたかね(曖昧)へいよーへいよーとうぉーうぉーうぉーの大合唱。聞きに来ているのではなく、参加している感が強い。一緒に作り上げていく感覚。音の持つパワーのせいかなんだかすっごく楽しくて、嬉しかった。アッチャー係は稲葉君。

バンドメンバー前に出て来て挨拶。TROPHYのコーラスを全身に受け止めてイナバサラスのおふたりは非常にイイ顔してました。
「どうもありがとう、気を付けて帰ってください!」

いやーあっというまに楽しい時間は終わる。こっすーが出てく前に1階席へ向かって両手でイェーイってやって最後の歓声をさらっていく。そのまま人の流れにまかせて扉を出て・・・・ってもうここ外じゃん!!!!
幸福感と疲労感の汗だくの状態から一気にマイナスの風に吹かれ瞬間冷凍。下手するとヒートショックで倒れるよ!死ぬよ!会場内では「良かったねー意外に見えたねーカッコよかったねー」という声ばかりだったのに外に出た瞬間からみんな「寒い」しか言ってないしw
MCは全然場所を覚えていないので、ざっくりとした要約で。

稲「札幌に来て、10時間寝ちゃって…そんな寝れる歳でもないんですけど(笑)すごい道に迷ってる夢を見てインターネットで(スマホいじる仕草)「夢 迷う」(ここちゃんとスペース入れてる風)で検索したら「あなたは迷ってます」って、そのまんまじゃん!・・・いいんですかね、こんな話w」

サラスの紹介をする稲葉さん。途中でじっと見つめるサラスの視線に気が付き「悪口言ってると思ってるw」と言いつつちゃんと英語で説明。その英語の口調が今まで聞いたことのないぐらい優しい口調でした。子供に言い聞かせるというか、そういう風な。
そんな優しい稲葉さんですが、面白かったのはメンバー紹介。イギリス・山奥・デトロイトナッシュビルと皆さんのお住まいの場所を絡めての説明中、平気で割り込み話しかけてくるサラスに「あ゛ぁ?↑(語尾上げ)」というリアクションもB'zでは見たことのないリアクションでしたwグッジョブサラス。

稲「外は雪降ってる・・・?降ってた?・・・る?た??」(返しにくい質問すぎる)

稲「昔は札幌でレコーディングしたこともあったんですよ。またやりたいですね。」

まとめ
飛行機と飛ぶかのドキドキ、初めて行く会場のドキドキ、初めて聞く音楽のドキドキ、いろいろなものがミックスされて本当に行って(行けて)良かったなーSinging Birdもそうでしたが、ライブで見て妙に納得というか「あ!こういうことだったのか!」とわかる部分が沢山ありました。稲葉さんなんだけど稲葉さんじゃないライブ。見に行った甲斐がありました。北海道大好き!

*1:そのまんま

*2:ヒールの人や髪の毛結んでない人はライブハウスに慣れてないから色々めんどいことが多い。