B'z SHOWCASE 2017 -B'z In Your Town-滋賀公演へ行ってきた。

B'zがやって来る!ヤァ!ヤァ!ヤァ!

2017年 7月26日 びわ湖ホール
MY TOWNじゃない。それどころか行ったこともない。詳しい場所も前日に知った。そんな私のIN YOUR TOWN。

ネタバレにご注意ください。



死ぬほど行きたかったB'zのSHOWCASE IN YOUR TOWNに3度目の正直でついに参加することが出来ました。

ビーパもクラブジムもマッチングも機材席解放ももれなく外れた私がなぜ行けたのか。それは、まさかの直前販売。しかも当日。本当のラストチャンス。
前日の朝から指紋がなくなるほどリロードしてリロードしてリロードし続けて×が△になり、決済が完了したときは喜びよりも信じられない気持ちの方が勝る。人間、理解できないことが起こると脳がフリーズする。

先に白状しておきましょう。ワタクシ、インユアタウンというライブはそれはそれは苦手であります。もう、ホントに存在を無かったことにしたいぐらい嫌いです。コネや人脈があるわけでもない、居住地が370万都市であるヨコハマ市民の私にとって、IN YOUR TOWN(というかホール公演)はあまりにも遠い、酸っぱい葡萄にもならない。だから初日にセトリは確認して、そのあとは積極的にレポを探したりはせず、どちらかというとこの直前販売も「行きたい」とか「絶対行ってやる!」というよりは「行けたらいいなぁ〜」と漠然と思うぐらいでした。強く思えば思うほど辛くなるのは経験上分っていたので。

で、この日も普通にお仕事(しかも午後はわりと予定が多い日w)だった訳ですが、上の方に「一身上の都合により、午後半休をくれ。人生で大切なことが起こった。」と休みをもぎ取り。もちろん家に帰る時間なんぞなく、新横浜駅へ。この時点で1時ぐらい。我ながら感心したのは、このツアーの直前販売が始まったときから「モバイルバッテリー・1DAYコンタクト(乱視用)・下着・防振双眼鏡」をセットにしてずっと持ち歩いてたこと*1。というわけで、この日は会社用の通勤カバンとこのプチ遠征セットのみ。銀行でとりあえずのお金をおろし*2食べ物だけ買って新幹線で目指すは滋賀。タクダニの名古屋以来の新幹線かな?車内では帰りの手段の検索。京都に1泊して始発で出ようかと漠然と考えていたのですが*3草津から*4夜行バスが出てることを知ってそちらをチョイス。普段の遠征計画は割とキッチリたてるタイプなのでこのあたりは少々ドキドキ。

新幹線は無事に京都に到着し、そこから乗り換えて10分で最寄りの大津駅に到着。横浜は曇り空でしたが、こちらは雲一つない灼熱の晴天。駅前のセブンイレブンで必要なものを買いそろえ、そのまままっすぐ会場を目指す*5。大きなびわ湖が見えて来てなんだかやけに感動した。びわ湖に沿って歩いてしばらくすると見えてきたのは本日の目的地、滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール
まずはガチャをやってグッズに並ぶ、ファンレター書かずにライブ来たのも久しぶりです。目的を達成してしまったのでツアトラ撮ったりびわ湖見に行ったり僅かな観光。開場時間になり、ホールの中へ。直前販売は別の列に並んで本人確認後にまた通常のS席に並びなおし、思ったより列が長くて20〜30人はいたかな。顔認証も無事に済み、ぺろんと出てきた紙には予想通り4階の文字。うん、知ってるw

びわ湖ホールはオペラハウスみたいな綺麗な造り。感じとしては横須賀芸術劇場に似ている。高さはかなりありますがそのぶん段差があってステージ見やすい。

声明
サポメン→松本さん→稲葉さんというお馴染みの登場順。シェーンのドラムからライブスタート!ストロボのような激しい照明。そして大歓声。松本さんはフライングVにチョッキとグラサンでそこはかとないエピック感を漂わせている。そして、しょっぱなのターンが軽やか!ボエッジ&タクダニと不動のたっくまつもとに見慣れていたので新鮮。
稲葉さんはグレーのロンT(ちょい伸び)、今に始まった事ではないですが大きな手拍子を煽るところも、BOXに片足かけるところも「声明!」って客席からの歓声を両手を広げて受け取る姿もなにもかもがサマになるのよね。ぴょんぴょんよく動く。1曲目からシンプルなロック。

Liar! Liar!
しょっぱなの「まぁっ!」の音を盛大に外してお尻のイヤモニの機械触りながら下手からまんなかに戻ってくる姿は珍しい。照明はサーチライトのようなぐるぐるしたものでした。
噛みしめるようなそれでもいいーも無論ですが、ラストのBABY〜の影がACTION再来のような完璧さ。Liar!Liar!ってシルエットを生かした印象が強い。それこそACTIONの一瞬暗転すげー好きでした。

稲「B'zのSHOWCASEにようこそー!」

さよなら傷だらけの日々よ
懐かしのさよ傷。
リフに合わせて頭を左右に振る稲葉さんはなんか犬っぽい。サビ前のギターが大変にクールです。明日はもうここには居ない。別れの歌なのにサビになると希望を感じる明るさが好き。

GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-
不穏な感じの松本さんのイントロから。
使っているマイクスタンドはブルーのメタリックなもの。もしやCメロ・・・歌う!?となぜか見てるこっちがハラハラするのは何故?この曲タイミングによっては1回も聞けていない人いそうだから普通にライブジムでもやって欲しい。なんか、シングル多いね。

有頂天
7月26日はエピック名古屋の千秋楽からちょうど2年。ま・さ・か2年後に滋賀でこの曲を聴いているとは夢にも思わなかったけれどねw煽り方が手馴れていらっしゃると思った。そしてここでも再びのツーショットで松本孝弘飽和現象で結晶化しそうになる。松本さんのサングラスはよーく見るとちゃんと透けているタイプのものでありました。あの四角いカタチは好きくない。ラストのテンポあがるところは照明も連動してスパーク。なんか最後の方エコーがやたら効いていた気がする。キラキラした無敵な感じ。有頂天は初めて聞いた時から大好き。

いつも以上にMCの場所と内容があやういので違ってるとこあったら教えてちょ。

稲「久しぶりに滋賀に戻ってまいりました!今回はインユアタウンということで・・・いつも大きな会場にみなさん来ていただくんですが、そういう大きいライブではなかなか訪れる機会がない街へ僕たちの方からやってくるという・・・この会場は結構大きいですけどね。コレどうなってんだ?123(階数を数え4階の我々は必死に叫ぶ)4階まであるんですね。一番後ろー!1階ー!(客:イェーイ!)4階ー!(客:イェーイ)3階!(客:略)2階!1階!(この後順不同で面白がって何度もやる稲葉さんw)今日はちょっと懐かしい曲もこれから演奏していこうと思っていて・・・ほら、洋服でもこんなTシャツ持ってたんだ!とか(右手でなんかゴソゴソ引っ張り出す仕草)、改めて着てみると首のところがこんな伸びちゃってるとか、この服と今のパンツ合わせてみよう!とか色々あるじゃないですか?ありますよねっ!?(曲の話なのか服のコーディネートの話なのかとまどう客席)今日はそんなような気持ちでですね・・・なんか調子悪いな今日w(首傾げながら苦笑)」

SAFETY LOVE
ステップはありませんでしたが、手拍子があることにどろいた私でやんす。セーフティーラーブ(パン)どんな時でーもおーーらい(パンパン)この驚きはアレだ、GLORY DAYS神戸1曲目のバッコミで前の席のお姉様が急に踊り出した時と同じ驚きだ。
まっちゃんの軽やかで小刻みなカッティングが軽やかで素敵っす。
今のB’zがやると厚みがあって洗練されたシティポップスみたいになるのね。21のバースデーにスイートルームで祝ってもらいながらミモザ片手に持ち、稲葉浩志を相手に二股かけるってすげー歌詞だなw
最近はあまり見かけなくなった弱い男の主人公。

そうそうこんな感じ・・・って20代のB'zちょーカワイイ。
Hi
前曲に比べると最近な気がするけれど、実はこれも20年近く前な曲。初聞き。眠れないのにようやく寝たら仲間はずれの夢ってなんか可哀そう(´-ω-`)
やたら明るくて元気だった印象があります。そっかウルソ前はみんなここでハイしてたのね。

GO-GO-GIRLS
クネクネしてた。ちょークネクネしてた。
左手で胸をまさぐりながらドキンドキン歌う52歳の壮年男性の性別がわからなくなって大変に困惑。しなを作る稲葉くんについつい目がいってしまいがちだけれど、これバンドがえらい格好いいことになってるんですよ。その今のバンドサウンドにのる「ラブ運は好調ラッキーカラーはネイビー」に色々な意味で死んだ。
TonightもHOT FASHIONもSAFETY LOVEもこの曲も単純に珍しい曲だから聞けて嬉しいというのはもちろんあるのだけれど、昔のアオい曲や歌詞を、今の厚みある声や演奏で聞けるチグハグさというか驚きみたいなのが新鮮で面白いんじゃないだろうかとふと思った。
あと、このあたりから稲葉氏髪の毛を耳にかけていて大変にセクシーです。

稲「えー14年振りに滋賀に戻ってきておりますが、なんて呼べばいいですかね?滋賀?びわ湖?(客席から各々叫ぶ)なんかまとまらないホームルームみたい(笑)滋賀が良いひとー(客:ワー)びわ湖が良いひとー(客:同じぐらいの歓声でワー)大津ー(客:同じぐらい略)・・・・滋賀にします。ところでびわ湖って(客:え?いま滋賀になったんじゃないの?というざわめき)びわ湖すごいですよね?(客:湖の話か!)前に来た時にびわ湖の良く見えるお店*6で打ち上げをしまして、(客「どこー?」)いや、場所は言えないんだけどwそこで鮒ずしがピザのように出てきた思い出があります(含み笑い)。では、ちょっと歌いましょうか?滋賀の声を聴かせてくれー!」

裸足の女神
はっはっはっは久しぶりだねアーサー君。
ドリルも本日はしっかりと忘れることなく。GO-GO-GIRLSの後だからかな?ステージが明るいからかな?なぜか大変に健全な裸足の女神だったよ。
最前列の人にナナナーを歌わせ→ハイタッチやら松本孝弘さんのお口からピック投げ(というかピック吹き)を見ていると、入れただけで嬉しかったインユアが1度でいいからSS席でみたいと思ってしまう摩訶不思議アドベンチャー。地元来ないからね。そもそもs席すら当たってないからね←


MY LONELY TOWN
イントロで低い声で「マイロンリータウン」と呟くように曲名をささやかれて即死したマイロリ。
インユアタウンでマイロンリータウンというのもなかなか乙なものです、サマソニ2009が近い骨太な印象。たぶんアキレスだったと思うんだけれど・・・

イチブトゼンブ
ここ照明が1曲ごとに明→暗→明と曲によって違ったのでインパクトある。
ど定番のこちらですが、聞いてるとB’zのライブ来ているなという気持ちになる。ぴょんぴょん跳ねながら、そしてひとつありゃいいのにみんなやってて微笑ましいw
復活を願っているわうわうわう〜は無し。

ONE
イチゼンの増田さんの鍵盤からONEのイントロへ繋ぐ。大変美しい始まりですが、非常にロックなONEだった。力強いというか。シェーンむっちゃうめぇ!大賀くんアコギかな。
ああやって「絶対会いましょう」と歌われると根拠もなく会える気がする。GLORY DAYSはセトリ的にちょっと地味な位置だったからね。言わずもがな名曲。

世界はあなたの色になる
照明がすごかった(語彙力とは)
Takさんの不穏な感じのギターにややけだるい歌いかた。とてもドラマチックでギターソロがマジでやばい。ONEが王道バラードだったのでこちらは一癖ある変化球。最後は念書っぽい。

稲「(暗闇のなか上に向かって)もしもーし?(ピンスポ当たる)あ、良かった。さっきから立ってたんだけど付かないかと思った(笑)」

衝動
イントロのドラムパターンで愛バクと思わせつつの衝動。コナン続き、衝動3分しかないからねーと思ってたはずが、このしょーどぉ!のカタルシスたるや。松本さん背中からのピック投げはこのあたりだったかな。
タクダニの影響かついつい大賀さんに目がいっちゃうんですがあの人ホントにファンがステージ上がってるって錯覚するぐらい嬉しそう。

juice
ゴーフォーイット!えらい短くきりあげたなと思ったらこちらもお久しぶりjuibeこちらは大好き定番。コール&レスポンスはもちろん滋賀ベイベー!松本さんと稲葉さんふたりで円をかくように歩きながらぐるぐるサークルむっちゃ可愛い。滋賀ベイベーを言わせたがる稲葉さんににそれをどうにか回避しようとするたっくまつもと。おでここっつん気付かんかったよ( ;∀;)


ギリギリchop
イントロでカバンをごそごそし出す最後列の皆様はよく訓練されているwドリフェスもそうでしたが最近の稲葉さんはソッコーでタオル投げるねw歌い出す前には投げるね!まぁ疲れるからねw私も腕痛いからね!!
大賀さん前に出て来て松本さんとツインギター。ギターソロ後に増田さんと稲葉さんがすげー楽しそうにハイタッチ。

ultra soul
ハイ!したら天井に手が届く4階最後列w
ソロは何verだったか・・・・ラストはシンプルでした。


稲「アンコールありがとう!一番新しい曲やります!」
CHAMP
稲葉さんはIN YOURツアーTの袖をぶった切ったやつ。エンサマのタンクトップみたいな感じ。腕太すぎなのに顔小さすぎで足細すぎで3次元における作画崩壊
松本さんは滋賀Tの黒。グッズ並んだのに白が売り切れで渋々黒を買って着てたから無駄に大歓喜!B'zさんがツアT着てんの見たのいつぶり・・・フェス受けの良さそうなゴリゴリロック。CMでしか聞いてないからひとつぐらい新しいフレーズを覚えて帰りたいなとおもったのに、ずぇんずぇん聞き取れねーでやんす。ラスト繰り返すところがギターカッコええ。音源化が待たれます。ここでこの曲ということは必然的に最後は。


Still Alive
待ってましたよ!イントロでふわっと後光がさしたと思ったら、曲調が一変。オイッオイッ!と激しく煽る様子にそっち系かー!と。
しっとり聞く→激しく拳を振り上げるへの変化はタイプとしてはラブファンなのか。「力がもう少しあればいいなと思った」の歌いかたでウルっとしてギターソロで死ぬ。CDでもそうだったんだから生なんて抗えるわけがない。キャッチーで格好良い29年目のB'z。
この曲の歌メロ意味わかんなくて、本当に自由な感じであの人楽そうに歌ってるけれど、一般ピープルがカラオケで歌おうとして撃沈するタイプだとふと思った。「差し出された」で差し出した腕の角度の美しいこと!

「せーの、おつかれー!」


まとめ
現実味がないまま始まって、現実味がないまま終わった*7そんなまさかのIN YOUR TOWN。地元でチケ取れなかった方には本当に申し訳ないんだけれど、こういうことってあるんだなーとシミジミ思う訳ですよ。
2年振りのLIVEはなんか勝手がわからなくて(というか状況に気持ちが追い付いていなかった今思うと)ホームなのにうろたえてしまった。いつもどうやってB'zのライブ見てたんだっけ?って思って可笑しかった。だからせっかく持って行った双眼鏡も使わず、セブンで買ったノートもほとんどメモらず。音楽をただただ楽しんだという点に尽きた。ので、いつも以上に内容が薄い(という言い訳w)。いや、ホントに今回内容に全然自信がない。って割にアホみたいに長くなってるけど、ここまで読んでる人いるんだろうかwいたらありがとね(´-ω-`)自分でもびっくりするぐらい満足しちゃって、私もしかしてB'z冷めてんのかな?って心配になったんですが・・・・・ご安心ください、この後の茨城で最強のデレ期に突入いたします(予告)。


2007年に松戸で1日ボード持って入れなかった私と、
2009年に市原で1日ボード持って入れなかった私が、
この日やっと成仏した感じがしました。

*1:万一の可能性の為にw

*2:このあたりやたら冷静だったな・・・

*3:言うまでもないですが次の日も仕事です。

*4:草津って群馬じゃないんだ!と思いながら

*5:余談ですがその時の日焼けのせいで後日病院送りにorz

*6:店じゃなくてホテルだったかも

*7:現実を見ろ