高橋優のライブに行ってきた。
シンガーソングライター高橋優さんのコンサート前夜祭に行ってまいりました。前夜祭ってなんぞ?と思いきや、本ツアー始まる前のいわゆるSHOWCASE。9年前にSHOWCASEを見たこの場所で前夜祭とはなんとも縁を感じる話じゃあーりませんか。そんなわけで初めて高橋優のコンサートに行ってきた日記。
今年の前半はB'zざんまいだったので後半はいろんな音楽を聴きに行けたらいいなーと思っておりまして、そんななかの1本目。やっぱり、いろんなジャンルを実際体験しないととこちらの感度が下がるというか、バランスが悪くなってくる。単純に音楽は生で聞くのが一番良い。本日の公演はファンクラブ限定販売で、FCに加入していない私は直接のお知り合いではない方からめぐりめぐってお誘いを受けたわけです。そして、高橋優自体の存在を知ったのもこの方がきっかけ。CDを貸しまくり、ライブに誘いまくり、これぞファンの鏡だと感動しちゃうよね。チケット4枚っていうのは交換材料のためにあるわけじゃないからね*2。
参考までにCDだけ聞いていたリスナーとしての印象としては、ずいぶんと社会的な歌を歌う若者だなーという感じ。一番最初に好きになったのは「素晴らしき日常」、この曲の絶望を歌いながらも希望がちょっと見える感じ・・・*3が結構好きで。先進途上国ってフレーズになんかこのヒトの感性おもしろいなって。ちょうど時期的な問題もあるんだけど、孤独のススメと裸の王国の歌詞の言わんとすることが似てたりして。CANDYやこどものうたのようなエグい感じの曲もあれば、最近洗脳せんばかりに流れてるダイハツの「明日はきっといい日になる〜♪」なんて曲のギャップがすごいなぁと思っておりました。どんな人なのかと楽しみに当日を迎えました。
まだまだ聞きこんでいないアルバムがあったりパッと曲名が出てこない曲もありつつ、本日のお席はヒトケタのまんなかという大変に素晴らしい、ファンの方に申し訳ないぐらいの良席。久しぶりにチケットをもぎって、いざよーこすか。
ここからはネタバレを含みますのでご注意ください。
ネタバレですぞ。
- 女子率高し8:2ぐらいかなーでも年齢層は10代から50代ぐらいまで幅広い
- この会場はちょっと独特でオペラでもやりそうな感じ。でも1階も傾斜がついて見やすい
- 左右に5周年の手を広げたロゴ入りの布
- ステージ下手からベース・バイオリン・ドラム・鍵盤・エレキ(赤いSG)
- 高橋氏はアコギメインで時折テレキャス。セミアコっぽいのも使った気が・・・
- 基本はジャカジャカかき鳴らす系
- SEでニール・ヤングのHeart of Goldが流れてたなー
- 7時ちょい押しで開演
- 暗転したステージ正面に星空
- 星から直線が伸び、最終的にツアーロゴが完成する
- 盛り上がりの中一曲目は「今を駆け抜けて 」
- ネイビーっぽいジップ、インナーは黒
- (Where's)THE SILENT MAJORITY?2番Bメロかな?ピック投げ
- 誰がために鐘は鳴るで会場を見渡して微笑み
- 「高橋優ですこんばんはーっ!!!よこすかー‼今年はメジャーデビュー5周年ということでベストアルバムも出させていただいて・・・・聞いてくれた人ー!(客:はーい)えぇーありがとうございます。今日は前夜祭ということで、緊張しぃの高橋優なのでいろんなことがあると思いますが、それも含めての前夜祭。いつもより多めに曲を演奏するので(客:おぉー)最後まで楽しんでってくれますかヨコスカー!」
- カラフルだったのはパイオニアでしたかな?
- ホールのノリかたがずいぶんと久々だったので思い出しながら
- ミラー初聞きだったんだけどすごい好き。上へ進むミラーボールみたいな照明が綺麗。
- 頭ん中そればっかりの「激しいから覚悟してよね」でギターをソレに見立てるといういろいろな意味で忘れられん過激エロパフォww
- エア揉みで誰か彷彿した→(´.-`)
- バンド紹介は全員が名前を呼ばれると両手を伸ばして手を振るというソッチ系な紹介
- 「そして僕がたかはしゆうで〜すっ!」と最後のオチ(客:カワイイー‼と黄色い声援)
- 「今日は前夜祭ということでね…いろんな取材で言ったことあるんだけどちょっと思い出がありまして、僕が最初にステージで立って人前で歌ったのは中学校の前夜祭でして。僕が入ってたバンドはGLAYのコピーバンドで。当時は、GLAY・ラルク・ルナシーが大ブレイクしてて・・・・僕はそんなかでB'zがずば抜けて好きだったんだけど(笑)」
- その後も訛りながら高橋少年の甘酸っぱいしょっぱい思い出
- SOUL LOVEワンフレーズ(TERUモノマネで)
- 「JUDY AND MARY」のジュリーとマリーさんで引っかかってトークが進まず「あぁもうっ!」
- MCでハラハラしないって・・・いいよねぇ。
- とMCが良い小休止となってちょっと聴かせるタイプの曲が続く
- CDだとあまりピンとこなかった旅人がすごく良かった
- 滴り落ちる汗が見える距離
- 暗転・モニターに札幌の路上で靴紐を歌う若かりし高橋優の映像が
- 衣装チェンジここでかな?カーキの襟付きシャツ
- ギター1本で今の靴紐
- 路上の時を思い出しながらということでみんな着席して
- 今2000人の前かーと初見の私すら感慨深い
- そういえば演出についてほとんど書いてないけど、すごい豪華だった
- 可動式のLEDモニター(分割するの)とか歌詞の出し方とか
- ホールでこんなにいろいろやってんの偉いなーと
アミューズ金あんなって思ってたw- そんな感じでおかえりでは砂絵のアニメが
- このあたりは座ってじっくり聞けたので体力的にもうれしい
- 体力回復してBE RIGHTでまた盛り上げモード
- 今日を迎えられて本当良かったを心底って感じに
- 言葉数が多いからコミカルな印象だけれどかえって歌詞カードみたらなんかグッときてしまった
- 太陽と花のイントロ盛り上がりすごいよって事前に言われてたのでなるほどーと
- からのオモクリ監督
- ライブ終わって真っ先に聞いたのが「魚飛んでるあのへんな曲なに!!」でしたw
- モニターに出てる歌詞も映像もカオスすぎて一番印象に残ってる
- 意味不明で好きすぎる。お魚くわえたドラ猫おっかけるは・だ・し・の・め・が・み!←私撃沈
- OH!OH!のコーラスのデジャヴ感Hasta la vistaだ・・・やっとすっきりした
- 素晴らしき日常のシリアスさとのギャップがまたパネェ
- 泣ぐ子はいねがー!ハンドマイクで下手から上手の端まで
- コール&レスポンスでは港のヨーコヨコハマヨコスカ〜♪
- 明日はきっといい日になる〜正直なところこの曲あまり得意じゃなかったんだけどライブで聞くとアットホームで楽しい
- アンコール明けは白シャツで登場
- ベストにこの曲が選ばれるとはとても意外だったというMCからリーマンズロック
- モニターにはシンプルに白抜きで歌詞
- ここで「こどものうた」持ってくるとはっ!
- CDよりもテンポ早めの突っ込んだ感じ、鍵盤の方の暴れっぷり←
- 左右からのサーチライトのような照明
- 大団円な福笑い
- 「楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございましたー!!」
- エンディングSEは「明日はきっといい日になる」
- 客席は合唱、左右にご挨拶の後にまんなかに置いてるマイクスタンドでサビを歌ってどんだけサービス精神旺盛なんじゃい!と思う。
- 画面には「最高の前夜祭でした!!今日の横須賀を胸に全国ツアー行ってきます!!!!」と直筆の文字が
- 時計を見たら9時50分ぐらい、入り口の予定には9時半終演予定とあったのでずいぶんと長くやってくれたんだなーと。
まとめ
大変にボリューミーでアットホームで、予定調和じゃないナマモノなライブでした。ファンじゃなくても、たとえ1曲も知らなくても巻き込んでしまえるパワーがある。同じキャパでもライブハウスとホールだと違ったテクニックが必要になってくるもんですが、非常に満足度が高い良いライブだったと思います。ロックもポップもフォークも有り、曲が多彩でMCもうまい、とても器用なんだけど手の届かないミュージシャンというよりはステージが客席の延長にあるような親しみやすさもある。だいたいバンド形式のライブを見慣れてるからか、こういったシンガーソングライターのライブってちょっと(舞台の見栄えとして)寂しいな孤独だなーと思うことが多々あるんだけど今回の高橋優さんに関してはそういう印象が一切ない。
あと単純に関心したのは、いい意味でも悪い意味でも社会的な歌というのは主張が激しいから、「流れる汚染水の数値より 好きなミュージシャンのニコ生の閲覧数の 方が気になるこの国」とかよくアミューズが手を出したなぁと。売れる(規模が大きくなる)となかなか制約も多くなることも事実ですが、できればこのままの路線で頑張って欲しいなーと思いました。
あとライブに関係ないチラシの裏
- 近くに明らかにタイプの違う人たちがいて、MC中喋ったり、バラード中ずっと後ろ見てたり、ライブ始まってからツバの広い帽子被りだしたりして、何しに来たんだろうこの子達・・・・って思ってたんだけどTシャツのバックプリント見て納得した。そんなわけで帰りは「ミュージシャン文化とアイドル文化の溝は深い」という議題。もちろん全部のファンがあんな非常識な人だなんて思ってないけれどーアレは酷かった。ツアTってそのミュージシャンの看板になっちゃうからさ、好きなバンドに泥塗るようなことはファンなら絶対やっちゃダメだなと強く思う(日常生活においてもね)。