B’z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-京セラドーム公演に行ってきた。


2015年7月5日 京セラドーム大阪

名古屋から新大阪まで1時間とかからないのに、両者の間にはなぜか大きな違いがある気がする。それは訪れた回数にも如実現れていて5年ぶりの大阪には今回で3回目、名古屋にはこの10年間で8回も行っている・・・・ああ来週で9回か。
別に大阪が苦手とかそういう訳では全然ないんだけれど(むしろ1回目のモンガレの時に奇跡のような良い思い出があります)なんとなくね、遠いなという感覚がある。自分でもなんでか分からないんだけど。

この日のチケットは公演4日前にローソンチケットで購入。遠征計画は結構早めにする私にしては珍しくギリギリなパターン。というのも、アリーナがあれだけ最高だったので「ドームはどうせ変わるだろうな」という防衛本能が働き、とりあえず最初(味スタ)と最後(名古屋)だけ確保→内容を見てから考えようと思ってたから。でも味スタでスタジアムに参加して「これなら行くっきゃない!」と福岡にするべきか大阪3デイズ行っちゃうか、それとも両方行っちゃうか考えているところにROCKROCK七夕公演。それまで考えてた予定を初めから再構築するハメに。でも、今考えると休みの希望を出す前の発表&その場でチケットが取れたのは本当に運が良かったと思う。あれがもし1日でも2日でも後だったら連続で7日まで大阪に滞在するのはなかなか厳しい状況に追い込まれていたもん。
今年の後半戦スタジアム&ドームはチケット入手が割と容易で、昔はあんなに入手困難だったB'zのチケットがこんなあぶれてるなんて…という気持ちも無いわけでもないのですが、単純に1ファンとしては本当に有難い。もちろんチケットが余り過ぎて来年以降ライブ経費が削減されちゃうんじゃ困るんだけど*1、でもそうならない範囲でチケットの入手が容易になるのは凄く良いよね。チケット争奪戦には参加したくないし、譲ってもらったりやりとりするのはめんどくさいけど券があるなら行きたい!とかギリギリまで予定わからないけれど急に行けることになったって需要結構あるとおもうし。

というわけで、この日のチケットは正面ちょい下手側スタンド上段後ろから2列目*2。ただ端席だったのが個人的にはとっても当たり。S席9124円也。
ネタバレ注意!


ステージにはオリックス*3のキャップ&タオルを肩にかけた少年のマネキンと赤い風船。街灯、犬(ジャックラッセル?)のぬいぐるみ、ベンチ。影アナが「今日のコンサート…いやLIVE-GYMを」みたいな言いなおしを毎回しててこれぞ大阪感。



旅する風船、遠き山に日は落ちてみたいなハーモニカが哀愁を誘う。最後くるっとまわってB'z LIVE-GYM2015 EPIC NIGHT!さぁ本日もいよいよスタート。あ、飛んで行った風船どうなったのか確認してないや。
RED
京セラドームも既に3日目なだけあって観客側も慣れた感じ、でも有頂天もそうだったけれど1曲目ってまだwowow声出すのはなかなか照れがある様な気も。稲葉さんの出てくる場所が分かっているのに、フラッグが保護色となって稲葉君を見つけられない事態発生w本日もグラサンイナバ。
味スタだと歌いながら降りてきてたような印象があったのですが、歌いだしは降りてきてから。ギターのジャーンっていう1音目でフラッグが落ちる、後ろのモニターも赤い旗がなびくような映像。ドームということで音響は期待していなかったのですが、いやー良く聞こえる。ちゃんと音圧ある音で聞こえる幸せ*4。「体中」がちょっとザラっとした声質であれ?と思うも最後短めにyeah!ってシャウト入れてライブだなぁと。最後ギターソロ前のコーラスI will fight with my back to the wallをシャウト気味にもう1回。背水の陣で戦えっ!ってカッコよすぎだよRED。

NO EXCUSE
スミノフMayday!ってなんか似たタイプ。「やらせてよ、ねぇー」のねぇーの時がウルトラキメ顔でした。アリーナとの変更点→最後のギターに合わせて傾くのがマイクスタンドを右手に持って横アキレスという形に。メトロノームみたいなの可愛かったのになー*5。「実力ってこと」でダンベルを持ち上げる動きしてたけれどコレはどっかでもやってた。

ようこそ
今日も空中に浮くエピックブラ。
稲「回転させてください…はやくっ!はやく!!」
夢だ芸術だなんだのくだりは消滅した模様。はやいなオイ。

YOU&I
チケ代のうち3000円分ぐらいはコレを聴きに来たようなもんだから。最後「もう何もない意味さえない」の意味のところで左手で客席を指差してて、この光景はこれからCD聞くたびにこれ思い出すんだろうなと思った。「きっと良かったんだろう僕たちは巡りあえて」B'zおふたりスライドで重ねるの反則・・・それは奇跡のような瞬間の連続。稲葉さんの恋を盲目的に賛美しない姿勢ってもうこのころから確立されてたのねん。

Don't Leave Me
ブルースハープのやりとりから。スタジアムはラブミーで行くものだと思いこんでたから味スタと違うセトリにビビる。と言ってもどっちも好きな曲なのだけれど。最後のリフとアギャギャシャウトがハマって思わずガッツポーズしたくなった。今年は安定感ある安心して聴けるドンリブ、なんという幸せ。

HEAT
一気にポップなイントロ。20年の時を一瞬で飛び越えるこれぞLIVE-GYM(むしろドンリブの方が大人っぽい)ジャンプ出来ないHeat地味にレア。Just wanna feel the HEAT!!がかなり好きなんだと確信。そういえば、セトリ地味に場所だけチェンジしてるんだ、こっちのほうが流れいいように感じる。最後タタタタンってドラムの締めが素敵。

稲「こんばんわー皆さん元気でしたか?大阪ー!大阪ー!!!本日はB'z LIVE-GYM2015 EPIC NIGHTにようこそいらっしゃいました。ありがとうございます。今日はEPIC NIGHTということで…最高の上、幸福と快楽の絶頂目指して昇りつめようじゃありませんかー。最後までよろしくおねがいしますっ!」

アマリニモ
イントロ舌出し。そして、いつからかこのイントロで英語でなんか叫んでんだよなー<英語だから分かんない。この日は舌出しがやたら多くて変わりに(?)エロパフォ少なめでした…保護者参観だったからですかねw

Exit To The Sun
この曲の照明が本当に美しいっ!白の照明でトラスの影を利用してるの!こういうの見る為にも1回はステージ全体像を見ておきたいなーと思う。EPIC NIGHTのツアーロゴ感を一番強く感じたのはこの曲だったかも、シンプルだけどインパクト有り。ソロピンスポレーザー赤って走り書き…なんだっけ…ギターソロかな?

Black Coffee
イントロでu〜yeah〜。前曲とはまた違う照明の美しさ、透明度が高く、曲構成とバッチリあったカッコイイ照明。ギターソロの時も綺麗なの―!ノミホソウの1回目が完璧でした。大好きな曲だけれど・・・ツアーが終わったらなかなか聞くチャンスもなくなってしまうアルバム曲オーラが醸し出されている。味スタで聞けなかった音が沢山聞こえて、もちろんシェーンのドラムツボポイントもしっかり聞けて、この日はドームの割にそんなに音悪く感じなかった。味スタのお陰か<ぽじてぃぶ

稲「ちゃんと後ろの方まで聞こえてますか―?
次にやる曲は熱烈な恋の歌ってわけじゃないんですけど、ずっと一緒にいて今更新鮮な驚きもないんだけど・・いや無いかに見えるんですけど、でもお互いどこか気にしている…1日のどこかに気にかけてしまうという、心のどこかにお互いがいるというそういう関係を歌った曲です。聴いてください。」

君を気にしない日など
そんな曲紹介と「聴いてください」のセットが来たら黙って静かに耳を傾けるしかないでしょう!イントロから既に名曲の風格がある、フレームが額縁に戻ってるけどモノクロのまま。しかし、1番はイヤモニをしきりに気にしていて心ここにあらず感パナイ。CDで聞いていると、このサビの気の抜けるファルセットが受け入れられる日と受け入れられない日があるという不思議な1曲となっております。生で聞いてもギターの音色が優しい。

Man Of The Match
これの入りのライトはアリーナから変わらない仕様でありますが、上から見ると本当に幻想的でした。そして、アンプドンは無し、衣装チェンジ・・・この時かな?この次かな?グレーのシャツ+ピンクのパンツなのですが、その組み合わせが私のイナバコーシワーストルックスライブである横須賀モンスターを彷彿とさせましてね(そのお姿は20年FCのDVDで垣間見れる)あの頃よりも今の方がイケメンですね・・・・って横須賀もう9年も前なのっ!!!5万5千人の人を前にこの歌詞を聞くと色々感じることもあるわけですが、それはまた別に書きます。ラストで「アーギャギャギャ」ってシャウト。

メンバー紹介

熱き鼓動の果て
まっちゃんスライドバー久しぶりだね。そんなところにもGREEN感を感じてみたり*6。最後の方のサビが上手くハマらなかった気がする。

注意)この辺りから若干辛辣な感じになりますので楽しいレポをお探しの方は早急に退避することをお勧めします。

えーっとね・・・ここまでの流れがすっごい良くて、大阪良いな、来て良かったな、楽しいなーってすっごい思ってたの。大阪って曲間にすごく喋るイメージがあったんだけど、この日はそんなことも無くて。まわりもマナー良かったし、音も良かったし、なにより遠いけれど見えるし。本当にここまでは一点の疑いも無く思ってたのよ。
そして、伸びる花道みて「こんな風になってたんだ!」ってなってドームが揺れるような大歓声になって、近づいてくるB'zに嬉しくなって・・・・不幸なことに私の座席が正面スタンド若干下手寄りだったので見るのが稲葉さん側。そして、悪夢は再び起こる。
タオル投げ込み。
も・う・ねー!たかだかタオルぐらいで心乱されてんじゃねーよっ!って自分でも思うぐらいのテンションだだ下がり。沖縄に続いて一気に冷めちゃってですね…なんでこんなに不愉快なんだろうってぐるぐる思考。稲葉さんがご丁寧に*7何枚か投げ返したのもこれまた腹立たしくってですね、お前がそういうことするからどんどん馬鹿が増殖するんだろう(怒)ってなんか悲しくなってきちゃったわけです。それは優しさではないよ、容認されたって免罪符にされちゃうよ。
ZERO
あんなに嬉しく思えたセンターステージさえも、こんな思いをするぐらいなら最初から無い方が良かった。必要無かった。稲葉さんなんてずっと複数台のカメラで追ってるんだからステージにモノを投げ込むような奴は席番から個人情報割り出してLIVE-GYM永久追放で構わない。スタンドの上段は良く見渡せるけれど、見なくて良いものも見える席でした。ささくれ立った心が松本フォーに癒される。
Blue Sunshine
でね(まだ続くのかよw)なによりも恐ろしいのは、そういう自分の欲望を抑えることが出来ない人があたかもファンのような顔をして会場に居ることだよな〜とぐるぐる考え続けて*8、その最悪のパターンがジョンレノンなんだなぁ…あぁ、つまり私はB'zを失うことをこんなにも恐れてるのか。とタオル1枚からジョンレノンまでイマジンされる。
それにしても、こういうときに気持ちの切り替えがサクッと出来ない自分に泣きたくなる。「なんでも気のもちようじゃないの」「人の心がなんでも決めている」だなんて有難いお言葉はもらってるんだけど・・・それが出来たらすげー!
散々ここまで書いておいてなんだけど、ほとんどの大多数の人はマトモな人で、今回だって結局全体からみたら0.01%ぐらい。そんなほんの僅かの人のせいで、年休やりくりして数万かけて見に来たLIVE-GYMの最中にこういうことを思ってるのは非常にもったいないなーっていうのもわかっているし、ここに書いたことによって改善出来るとも伝わるとも思ってないし、でも私のなかではこれを書かずに京セラの感想を終えるって選択肢はなかったんですよね*9

有頂天
有頂天のイントロとともにマンパワーでステージにお戻りになられる松本様にはなにも投げ込まれずに安心*10。名古屋のセンターステージどうなるかなーずっと双眼鏡でまっちゃん見てようかな(自衛)。良案募集中。
REDにしろ有頂天にしろ、新しい曲がむちゃくちゃツボというのは本当に幸運なことだと思う。そんで歌詞飛び多かった、この日のうちょーてん。

ultra soul
「夢じゃないぞー!」が復活。京セラなので、ジャンプ出来ない屈伸が大切なウルトラソウル。最近、この曲ってひとまわりして好きになってきた気がするw終わりとスイマーよの流れが凄く自然でいいのよね。rockmanもやっちゃえばいいのに。最後は超魂15年バージョン「ゆーめーじゃないあれもこれも〜↑」

スイマーよ!!
イントロでテンションががーっと上がる、ドームでこの曲が聴ける日が来るなんて嬉しいな。詰め込み気味の歌詞に過剰な運動量。感情の波をクロールで横切っていこう!今年のここからの追い込みホントに大好き。大人がこうやって無邪気にわくわく出来る瞬間ってそうそうないよね。

GO FURTHER(松ソロ)
なぜかここで入ってくる松ソロにいつもスタジアムライブ感を感じる(今日はドームだけど)55000人の人間をギター1本で魅了するって本当に凄い。こういう瞬間に会場見渡すのが昔からけっこう好き、だってみんな良い顔してるんですよ。それはアリーナの真ん中でも、スタンドの後ろでも、B'zさんにゃ絶対見えない客席の特権(ドヤァ

BURN
いつもBURNは「私の永遠度」から手をあげるんだけど、なんか迫力に飲みこまれてその前から手あげたくなっちゃうんだよね〜今年。声しんどそうだったなー。音外れるとか裏返るとか、そういう事はないんだけれど「頑張れ、頑張れ」って思いながらステージ見てた。京セラドーム3日目だものね。あとバーンバーンで膝付くからかそこ汚れてて双眼鏡で見てて気になる。忘れちゃいけない、祝☆ハイライト復活!!!
最後の特効バーンはわかっててもビクッとなっちゃうw

Las Vegas
上から見るとこのテープが放物線をえがいて飛んでいくのが凄く綺麗。マンパワーのバボットも、たった1曲のために吊りあげられる夏祭り電球も。歌詞の閉塞感とサウンドの突き抜けた感じのギャップがいいのよ。
ところで、アリーナで大好評だったアレなくなっちゃったの?

EPIC DAY
ラスベガスの無邪気な楽しさと、エピックディの圧倒的な恰好良さ。B'zというバンドはこのギャップの振り幅がとんでもなく大きい。背中がソクゾクする、嬉しくてニヤニヤする。この日アウアウ吠えいつもと違うとこでしてたの。いつもアウアウしてるところは普通の高音シャウト。REDメインの照明がカッコイイんだまた。「thank you-!!」

アンコール
近くにウェーブ起こし隊の方々がいらっしゃって、忙しいアンコ待ち。嫌いじゃないけどね。
稲「今日は大阪最終日のみなさんのえげつないパワーや愛情をいただき本当にありがとうございます。みんな日々いろんなことがあるけれど、大切な大切な時間を割いてここに来てくださってる事とても感謝しています。どうもありがとう!」
なんか星降る夜に騒ごうっていう25年前の曲をふと思い出してみたMC、死ぬまでに1回ぐらい聞けるといいな。
イチブトゼンブ
アンコ明けの松本孝弘さんの衣装が完全にアンプの保護色(白×黒)になってる件。

愛のバクダン
この曲の最中にアリーナ前方に向け紙吹雪が舞うようになってた!そして、ステージに落ちたハート型の紙吹雪を自らほっぺたに貼って愛バク歌う稲葉さんにキュンキュンvvvマジこれ許される50ってそうそういないようなーと思いながらも、なかなか険しい表情でもあります。「もっと沢山」あたりは割とがなる感じに近かったかも。そしてハートは自分でべりっと剥ぎ取るw可愛い。ホントにそれ可愛い。ラストGIMME YOUR LOVEのリフの合間に「Thank you-!」って入れるタイミング完璧。特効ドーン!
大事なの忘れてた、多分この時だったとおもうんだけど明るくなったステージで稲葉さんがすごいやりきった感というかほっとした表情で立ちつくしてて、なんか柄にもなくじーんとしてしまった。

稲「Yeah-!大阪―!!エピックなエピックなサンデーナイトありがとうございました!どーもありがとー!!!
めっちゃ気持ち良かったです。また会いましょうバイバイ、気をつけて帰ってください。バイバイっ!!」

まとめ
そんなこんなの大阪公演。
大きな会場ならではのメリットとデメリット、そんな絶妙な不完全さに酔ってくる。

結局のところ、自分でなんであんな憤りを感じたんだろう?っていう疑問がずっとあって、
「TVで見ている時よりも、会報を読んでいる時よりも、CDを聞いている時よりも、一番B'zが好きになる(はず)である貴重なLIVE-GYMという時間に、ほんの一瞬でもB'zや稲葉さんに対して嫌だな良くないなっていう感情を抱かされた」ということに尽きるんじゃなかろうかと。そんな、京セラドーム公演でありました。いや、行って良かったんだけどね!なかなか全てが完璧なLIVEというのは難しい・・・だからこそたまに訪れるそういう瞬間は忘れられないんだけど。


次はROCKROCK!

*1:ところでこういうコンサートのチケットというのは何%ぐらい売れれば元が取れる感じなのかしら?

*2:一番うしろの方がネタ的には美味しいよなーと思ってみたりw

*3:関西というと阪神をイメージしてしまうのですが、京セラはオリックスバッファローズのホームなのね

*4:良くも悪くも味スタのおかげか・・・

*5:半年もやってりゃ本人は飽きるか。

*6:スライドバーキャッチ犬@美巻

*7:嫌味

*8:B'zさんもキャリア30年近くなってきてそれは重々わかりきっていることだと思うのだけれど・・・じゃなきゃ自宅に警備員付けないYO!

*9:やっとここで自分の中で一区切りできた感が。

*10:いや、それがフツーだけど