ROCK BEYOND ROCKに行ってきた。


2015年7月7日 zepp namba

大阪にあるロックバーROCKROCKの20周年を祝う催し。出演アーティストはオープニングアクトにTHE冠 ラウドネス&B'zというどこかの夏フェスのヘッドライナー?という感じですが会場はZepp Namba(キャパ約2500人)チケットが取れたのが奇跡のようだ。ライブハウスでB'z見るときは「これが生涯で最後の箱で見るB'zだろう」と覚悟しています。故に悔いなく、努力はするけど無理はしない。ちけっとぴあの先行で入手したチケットはそこそこの番号で、これはなかなか良い感じなんじゃないかとほくそ笑んでいた訳です。

が、京セラドームから宿に帰ってきた私の身に予定外のアクシデンツ発生・・・

予定外の女子日到来/(^o^)\オワタ

おおおぉぉおおいいいぃぃぃぃ・・・
遠征先って緊張してるからそんなことホントないんですけど・・・orz このとき感じたガッカリ感って絶対男の人にゃわからんと思うのですが、せっかくの大浴場付きのホテルも、次の日の予定もすべてぶっ飛んだ。こればっかりはしょうがないけど、にしてもタイミング悪すぎだよ・・・
当日は特にすることもないので、販売開始1時間ほど前にグッズに並ぶ。なんば駅から徒歩15分ぐらいでしょうか?Zepp nambaに到着です。にしてもなんば駅周辺には何か所もなんばって駅があって遠征民には大変に解り辛い。無事にタオルとTシャツも買えたこともあり、いったん離れて時間潰す。

以下、ツアーの内容にも触れるのでネタバレ注意で。

しょせんB'zファンなので他の方々のところむっちゃ薄いけれどそこはご勘弁。



ロッカーに荷物を預け、500円玉とチケットだけ握りしめて入場口へ。思ったより殺伐としてなくて一安心。zepp nambaは結構フラットだというのは入ってすぐに分かった。パッと見た感じ最前ブロックはそこそこ人がいて2本目のバーに人が集まりかけている程度。近さよりも見やすさを優先して3本目のバー、ど真ん中キープ。5時半スタート終了不明という長丁場なのであんまり無理はせずにいくことに。
ステージは後ろにROCKROCKのロゴが掲げてあるだけのシンプルな舞台。←でも色が変わったりするの!
定刻ちょい押しぐらいでステージにチャラいおにーちゃん登場、聞いたことある声だな〜って思ってたら「鮎貝健です!」って言った瞬間にまわりの人がみんな「ジャパンカウントダウン」「ジャパンカウントダウン」ってささやいてて面白かった。
鮎貝さんの紹介でかな?店長さんとヨーコちゃん(店員さん)が登場して「本日は御来場誠にありがとうございます」的な挨拶。
その後、ステージ下手でキャプテン和田さんと伊藤正則さんがCD?レコード?まわしながらDJタイム。正直ライブハウスでCD流されても・・・っていう困惑した空気が広がるも「これ稲葉さん好きな曲だよっ!」というおふたりの気遣いっぷりがハンパないwなんかラジオでも聞いてるような掛け合いがこれからライブなんだっていう緊張をほぐしてくれる。

THE冠
一応YOUTUBEで何曲か予習してったんだけど、そのまんまのお姿でまるでプロレスかってぐらいのキワモノ入場。むっちゃ腰が低い丁寧MC、そんで歌い出したらむっちゃくちゃ歌も演奏も上手い!!!半端ない安定感。内容はヘビメタ自虐ネタなんだけど、それが卑屈にならずにおかしみをもたせてる話術。
「全然売れなかったけどヘビメタ続けててよかった…こんなところに呼んでもらえるなんて夢みたいだ・・・夢見たいだ・・・ゆーめーじゃないあれもこれも〜〜♪(そのままゆっくりウルソカバー)」「皆さん僕たちのことを知らないと思うのでメンバーを紹介します!ロンゲ!ハゲ!ハゲ!ハゲ!!帰ってグーグルで調べてください」
相方はクラウザーさんみたいなバンドだねと、私はホルモンを最初に聞いた時を思い出しました。そういう系統。いや、冠さんの存在はあれからずっと引っかかってて、マスに訴えるROCKへ向かったB'zとありのままで行ったTHE冠とか色々考えさせられるものでありました。愛を貫くことの結果はひとつではないのね。ってゆーかマジで巧いのよ笑っちゃうぐらい!序盤ステージの前方がどっと沸いたので何事だと背伸びしたらおしりがあったw掴みバッチリ最適なオープニングアクトでした、見れて良かった。

すぐさまセットチェンジがはじまり、松本さんのアンプやら大賀君のアンプやらで「お、B'zだ」と知る。結局THE冠さん見た感じここでも充分すぎるぐらい見えるし体調のこともあるのでバーの前キープでいくことに。本日の決断その1。zeppでB'zを見るのは8年ぶり、3回目です。

SEに合わせてサポメンの皆さん登場、松本さん出てきて悲鳴のような歓声、そして満を持して稲葉さん登場!SEはホワイトスネイクのWalking in the Shadow of the Bluesは終わってしまったアリーナをもう1度体感できたようで嬉しくなる。
有頂天
B'zさんが出てきた瞬間というのは、想像を絶する圧がかかるのはもう経験上わかっていたので、バーにしがみつくようにぐっと耐える・・・が、アレ?まったく押さない。え???という拍子抜け。
松本さんはいつもどおりの黒ベストスタイル、稲葉さんは本ツアー初かな?赤というかくすんだ朱色みたいなTシャツ(ちょっと大きめサイズ)っていうか近けぇ!!!!ドームの後ろから2列目からのzeppということもあるんだろうけれど、にしても近すぎて現実味ないヤバい。ステージの距離が短いからI got youでまっちゃん横に戻ってくるの楽そうだったwライブモンスターより近いな…という最短距離の有頂天。そりゃ、うちょーてんにもなるって!

NO EXCUSE
松本さんピンスポから。これ、ドームからZeppってもちろん演奏しているB'zさんも大変だろうけれど、照明PA衣装その他沢山のクルーがそれに対応できることなにより凄いし、それをやれるっていう自信と信頼感がなきゃできない。スタジアムでマンパワーのお話をした時にふいにGOLDのPV*1が脳裏に浮かんだりしたんだけど、色んな人の支えによって成立しているコンサート。大事に、大切に。
で、うっかり忘れてましたがここはステージド正面直線状。「もう1回ヤラせてよぉー!」の指差しは最前列は遠い夢&そもそも選ばれる要素Oの我らにとっちゃもう感慨無量(たぶん周辺100人位が)。何回目かのやらせてよを上手側最前列の子ピンポイントにやっててあんなん直撃したら人生踏み間違えると思う。最後は京セラと同じくマイクスタンド右手に持ってアキレス沈み込み。

Don’t Leave Me
これのAメロのところだかでシェーン・ガラース謎の左右窓ふき推奨。今までのパターンとしてはSATOKOさんの波→却下 増田さんのイチゼン→却下 シェーンのブルーサンシャイン→了承という形でしたがドンリブはいくらシェーンが煽っても無・理!この曲は丁寧に歌うよりもちょっと荒々しい方が感情を揺さぶるのかもしれないなんてね。

TIME
このあたりで「今日はセトリ変わらないな!」と確信を抱く。いや、ROCKROCKっていうぐらいですから、ROCKな選曲してくるかな?という期待が少しはあったもので。おふたりともにこやかです、とってもにこやかです。TIMEっていつも余裕たっぷりに演奏してるイメージがある。

ultra soul
フェスとか対バンとかで演奏されるウルソはLIVE-GYMとはまたちょっと違った感じがする。もちろん8割ぐらいがB'zファンじゃなかろうかと思われるこの日のライブでも。そして、京セラドームに続いてzepp nambaもジャンプ禁止なのでHi!で跳びたい気持ちをグッと我慢。
スイマーよ!!
水噴きっ!!!ここから私の脳がヒャッハーすぎて記憶ぶっ飛んでるんですけど、楽しかった・・・あー楽しかった。「僕を噛んで」の時にね、無意識にモニター探してる自分に気が付いて「モニターなんてライブハウスにあるわけないじゃん!」という事実にアチャー。この曲はツーショットが嬉しい曲であります。アウトロはクロールを前に出来ないから上へ向けてクロール・・・ってコレもしかしてけのびではw

BURN
嬉しくってキャーキャー言いながら。いや、これやってくれるとは思わなかったよ!ライブハウスで聞くBURN最高じゃないっすか!手拍子煽るんだけど、この曲って手のひらだけじゃなくて肘まで動かすから結構疲労がw

一番好きなB'zのシングルは?って聞かれたら今ならBURNって言っちゃうかも。PVも好きだし。
Las Vegas
まさかのイェイェッイェー!ここでもやりますか!ごろんごろんされると一切見えないけどね!
稲「ROCKROCK〜♪」松「ROCKROCK〜♪」
稲「おめでと〜う♪」松「・・・・オメデトッ☆」
稲葉さん2度ほど下手のBOXの上に飛び乗っておっとっと!みたいな落っこちそうな小芝居をとっても楽しそうに。ステージが明るいこともあって本日は爽やかさんでした。BOX乗るとやっと全身が拝める(乗らないと上半身しか見えないもので)でも押されずにこんな快適な状況でB'zのスタンディングが見えるとは!という驚き。
EPIC DAY
アウアウ吠えがいつもと違う場所、確か1番と2番の間でした。痺れた!できれば前に突っ込んでむっちゃくちゃな状況で聞きたいけれども!肉眼でB'zのお二人を視界に捉えられるこの幸せ。今年はこの曲が引っ張ってくれたんだなー。
愛のバクダン
この日のセットリストが「忙しい人のためのEPIC NIGHT」みたいな感じだったので、この曲の軽やかなカッティングでもう最後なのっ!!!と信じられない気持ちに。松本さんもピック撒きながら移動。稲葉さんのBOXからの跳躍が高すぎて笑えてくる。
稲「最後にもう1曲聞いてくださいっ!」
RED
完全に忘れてたこともあって締めのREDがとっても嬉しかった!!!wowow〜の大合唱!そしてマイクスタンドを客席側に向ける楽しそうな稲葉さん!観客みんな手をあげクラップしながら、拳を振り上げる。恰好良い!!!ホントに手を伸ばせばすぐそこというところにマイクスタンドがあって(さすがに去年のように頭の上って訳ではなかったけれど)THE冠さんじゃないけど夢みたいだなって思ってた。夢じゃねーぞ!!!

夢のような時間はあっというまに終わり、大きな拍手と声援の中ハケるB'z。シェーンのスティックが投げられた時だけ将棋倒しっぽくなってちょっと怖かった。去り際に稲葉さん「次ラウドネスだよっ!」ってうっれしそうにニッと笑顔で。

LOUDNESS
ラウドネスファンががーっと攻めてきたらどうしようかと思ってたんですが、そんなこともなく。増えもせず、減りもせず、人もあまり動かず。今までの幸福感にふわふわしながらセットチェンジ待ち。正直なところ私ラウドネス世代ではないのですが、声聞いた瞬間は久々に「うわ!本物だ!!」という気持ちになりました。またねーボーカルの二井原さんの尋常じゃなくうまくて!っていうかホントこの日出てきた人たち尋常じゃないぐらい安定感ハンパなくて!(敢えて言えばB'zが一番ムラがあったんじゃ?っていうぐらい)なんだこれってもう…っていう。とんでもないな今日っていうのが続いてだんだん感覚が麻痺してくる。
相方どんとの会話。私「B'zさんは舞台袖ですかね?」相「いや違うよ」私「ん?」相「そこ」と視線を追ったらフツーに2階にB'z様御一行いらっしゃってマジかよってなる。まっちゃんは身を乗り出すようにして両手でメロイックサイン、その奥に頭からタオル被ってぴょんぴょんしてるハイテンションの不審者1名←w 松本さん二度見しちゃったのはメガネだったから(2015年初めて見るサングラス以外のお姿)
この日は七夕ということもあってMILKY WAYは聞きたいな〜と思ってたらやってくれて嬉しかった。

このライブを企画してくれたROCKROCKに感謝し、素晴らしいライブに満足しながら会場を後にしました。





エェエ!!
��(((((゚д゚;ノノ

ここまで読んで頂いた方、おそらく3人位はいらっしゃると思うのですが、
そうです。これが現実なのです。


よりによって次の日の午前中に絶対に動かせない仕事が入っていたワタクシ・・・
遅くとも22時になんばに居なければ夜行バスには乗れない。

なんば駅までは約15分…走って10分ぐらい?
ロッカーから荷物も回収しなきゃいけないし、着替えなきゃいけないし*2


MILKY WAYの次の曲かな?次の次の曲かな。腕時計を見て、ああもうここで限界だと隣の相方と頷きあって、後ろ髪引かれすぎて倒れちゃうんじゃないかってぐらいの勢いでZepp nambaを出る。扉を閉める間際にふと見上げた2階席では大変たのしそうな松本さんが今日のTシャツを着てはしゃいでらして(いつの間に着替えたんだ)それを見納めて去る。今日の決断その2。

絶対この後出てくるのが分かってるのに会場を去らねばならぬこの切なさ!
会場の外には同士の方がけっこうな数いらっしゃって妙な連帯感を感じる。

でも、不思議なもので会場を後にしたら吹っ切れて「あーーー楽しかったー!!!」というその1点に尽きる。98%ぐらいは吹っ切れております(残りの2%は時間が癒してくれる…)これが東京ならどうにでもなるが、ここは大阪、どうにもならんこともある。伝説の目撃者の方々が沢山報告をしてくれてるのでそちらをお探し下さいませ・・・いつか映像化してくれるといいな。ホントに。

まとめ
最後のコラボを見ていない身としては、THE冠・B'z・ラウドネスのそれぞれ別々のライブを見たという感覚になってしまうのですが・・・私個人としてはすごく楽しい催しでした。
まずB'z。追加公演epic nightが外れた私としては、絶対見えなかったはずのepic箱編を見せてもらえて本当にラッキーアリガタヤアリガタヤ。追加公演の追加のような神様からのご褒美。今年はアリーナとドームで既に10本以上B'z見てるんですが、稲葉さんってこんなにニコニコしながら歌ってるんだなと今更ながら驚いてみたり。そしてあんなに見える場所だったにも関わらず一切押されず快適に見えたのは嬉しい誤算でした。
ROCK BEYOND ROCKというイベントとしては、ステージの上もお客さん同士も尊重しあってる感覚。これが凄く良かったと思います。戦いに行ってるんじゃなくてお互いを尊重しあって楽しんでる。見てるこっちも楽しかったし、ステージの上も楽しそうだったし、そんな様子見てまたすっごく楽しい。それは、とてもとても素敵な七夕の夜でした。

おまけ

7/6から来てました。

*1:これね。

*2:予定ではシャワる予定だったのに・・・