B’z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-味の素スタジアム公演に行ってきた。


2015年6月13日・14日 味の素スタジアム

味の素スタジアム通称:味スタ。B'zとしては2002年にエアロスミスとやったコンサート以来の開催です。会場が発表されたときからさまざまなウワサや助言、体験談を聞いたり検索しておりました。野外ヤバいよ、帰りの混雑凄いよ、大変だよ・・・

が、現実は想像を越えた←

そんなスタジアムツアーの思い出。



ネタバレ注意!


最寄りの飛田給駅は新宿から約20分、横浜方面から行くには湘南新宿ラインという便利な電車のお陰で、初日に会場に着いた時は「なーんだ全然楽じゃーん」と余裕ぶちかましてました。心配していた雨も辛うじて免れ(梅雨なのに!)、今年唯一の野外公演&スタジアム初日やはり5万人ともなると祭ムードと言いますか、ちょっとアリーナ公演とは違う感じなのよね。

13日→FC席(アリーナB)
14日→FC席同伴席(アリーナE)

いつも万年スタンド組なワタクシですが、今年はなんかやたらにアリーナに降りている気がする・・・1日目は自分枠のFC(どまんなかBブロ)2日目は関東圏のみ一緒に行ってる友人のFC(後ろから数えた方がはやい完全なる埋もれ)・・・2人ともFCで地元でSS→S振りかえという境遇も同じでしたがだいぶ差が*1。2日目は俗に言うMステ状態(モニターを辛うじてみる状態)だったもんで、基本1日目で書き残す。・・・というかもう混ざってるw

初日は当日にチケット渡すねって会場で落ちあうことにしてたんだけど、同伴者殿が電車間違えたり飛田給から全然動けなかったりしてて、結構ギリギリだったんだ。今年は転売対策の為に「チケットは当日手渡し」ってパターンの人も結構いると思いますが、そういう事態になると、譲る/譲られるどちらにしても当日ってのはかなりリスキー。ドタキャンのリスクもあるし。私は出来れば早く入りたい派なので*2、これが赤の他人だったら結構イライ・・・いや10年以上の付き合いでも2時間の遅刻はあかんやろ<エセ関西弁。

そんな訳で開演40分ほど前にやっと味スタ前で合流。
急いで入場してすぐに席に向かったんだけどアリーナ入口が混雑しすぎでかなりヤバい。というか洒落にならんw人がみっちりで動いてない。アリーナに降りたい人とスタンドに上がりたい人が同じ通路使ってて、そこに売店の列やトイレの列もあってカオス。実はトイレの行列にも並んだんだけど、この具合じゃ絶対間に合わないなーと思って途中で離脱。これは我ながら良い判断でした。アリーナと予想してなかったので駅で買ったばかりのお茶とかポカリを捨てる羽目に。水売り切れてる・・・

かなり焦って席に着いたのは開演5分前かそこら。その直前に観たのが沖縄コンベンションセンターというウルトラ小さな会場でみたせいかと思いますが、スタジアムでかっ!!!マジで巨大。

正面には本物の赤い風船、後ろのパネルにジャケ写*3のパネルがありサッカー少年みたいなマネキンが。やはりステージ自体がバーンと大きくなりスタジアムロックってこういうのだよなーと。左右にはクラッシュした車が何台か積み上げられていて(車体には以前のツアーロゴとかが書いてある)大きなクレーンの姿もアリーナをそのまま大きくして派手にした感じ。これだとメニューもそんな変わらなそうだなーとちょっとだけ安心しました。トラスには旗2本ずつ取りつけられてて、プジョー?ホワイトベルク??みたいなロゴとブラフの時のフォントみたいな字でB'zって書いてある赤いフラッグが掲げられてる。

ほぼ定刻スタート、赤い風船がふわふわと上へ本当に昇っていく←コレ夕日だったら凄い絵になったんだろうなーでも雨が降らなかっただけでも良かった・・・正直なところ我がBブロは半分以上の方が席に着いておらず「えっ?始まってんの?これ始まってんの??」というざわざわした感じのスタートでした。エンサマ@日産のように満を持してという感じではなかったのがちょっと悔やまれる。
飛んで行った風船はそのまま色々なところを旅して〜のようなオープニングムービー。嵐の海を渡る風船とかあった気もするけれどあんまり覚えてない。

RED
という、客席の準備があまり整っていない状態のなかで聞こえてきちゃったのはあのイントロ。でもまだ半信半疑でwowowo〜のコーラスでやっと「あぁREDから始まるんだ」ということを認識する。黒田投手の為に書き下ろした登場曲はそのままB'zの登場曲へ。
前記のフラッグがステージの至るところで掲げられ、全面的に赤!そしてB'z王国な感じw
手拍子のなか松本さん登場(下からせりあがってきた?)そして稲葉さんが…下手側の階段のまんなかあたりで歌ってるー!アリーナで一切使われなかった階段がようやくココで日の目をみました。しかもとてつもなく見つけやすいピンクのスーツ&グラサン。
それにしても(特にアリーナ席の方は)コレ聞けなかった人結構いたと思う。REDは味スタ初日の人が全世界で最も早く聞くことができたのにモッタイナイ(´;ω;`)大きな会場では早めの行動を!って分かっちゃいるけど、でもまさかあんなにすぐにREDやるとは思わなかったもんなー。そんな訳で生で初披露されたREDは残念なことに広島グリーンアリーナよりもゴニョゴニョ・・・千秋楽は超盛り上がる気がする。いや、盛り上げようゼ。
NO EXCUSE
お、戻った。
グラサン稲葉は続行で、2番入れないのも続行で。今年こういう入りミスが増えた気がしなくもない。。。頭振り過ぎなのが原因でしょうが。13日はここの音響が安定せずにムラが出てやっぱ野外は音響さんも大変よねーと。あと席にたどり着いてない人たちがガンガン入ってくるので落ちついて見れない状態「もう1回!お願いします!いいじゃん!!」

ようこそ
突如クレーンで持ち上げられる巨大な女性用下着・・・俗に言うブラジャーwにざわめきと笑いが広がる。まるでサザンのライブにでも来たのかしら?というぐらいの唐突さ。
稲「私の長年の夢だったアートです。タイトルはエピックブラと言いますが…今みなさんから軽蔑のまなざしが・・・・アートだから深い意味も無いんですが大きいっていう。あ、ひっくり返せますか?(ひっくり返すとお馴染みのB'zのLIVE-GYMにようこそ!の文字が)ブラジャーが必要だったかはツアーが終わってから考えていきます!」
これ2日目は光ってたけど1日目はそんな光ってなかった気が。稲葉さんがブラジャーって言ったよ!と良く分からんどよめきw

YOU&I
まっちゃんのギターのイントロに思わず悲鳴が!おぉぉ!キターね。嬉しい!15年ぶりですかね、移動曲です。「楽な気持ちになーれるだろーう」のメロがめちゃくちゃ好き。初日はこういうのが良いんだよ!最後「きっと良かったんだろう」をゆっくりめに繰り返し。この曲もリリースから20年も経ってるわけですが、相変わらず眠れない稲葉さんの歌詞はたまらんなー。

love me,I love you
「カモンシェーン!」から。この日のシェーンさんネクタイ付きのオサレな装いでした<暑そうだけど。ほほう、こっちが生き残ったか…というラブミー。Let's give It awayが激しめだったのとスタンド担ぐのがカッコよいー。

HEAT
このあたりから徐々に暗くなってきたんだっけ?夜空指差したのってこれでしたっけ?自分でも確信が持てないのが多い。あぁスタジアムは巨大だ。アリーナに比べて大賀君が地味めになってた気がしないでもない。ラストは「Thank You!」

MC「こんばんはー!久しぶりの東京です*4雨…降ってませんけどっ!(笑)今日は幸福と快楽の頂点を目指して昇りつめていきましょう!」

アマリニモ
この辺りでピンクスーツのジャケットを脱いで紫っぽいベストになられたんですが、大変に見つけやすくてイイネ!稲葉さん、歌うまいなぁーと今まで何度思ったか分からない感想をこの日も抱く。もちろん、歌う様なギターソロも素敵よ。

Exit To The Sun
やはり会場が大きくなったことによって、この曲の凄みみたいなものが薄れてしまった気が・・・その手を伸ばして〜で左手伸ばして。モニターは必然的に稲葉さんのアップが多くなる訳ですが、横顔が美しい。佇まいがお美しい!でも、歌としてはやはりスタジアム向きじゃない感。

Black Coffee
聞けば聞くほど好きになる、ほろ苦いブラックコーヒー。モニターにスモークっぽい加工が加わったのは沖縄から同じく。13日1回目のノミホソウで足ダンってやって髪の毛振り上げたんだけど、その汗の飛び散り方とか計算されたカッコよさが尋常じゃなくて、ナニコレ二次元?と脳が混乱。
14日はこの曲の時にステージへの向かい風が強くて、音がほどんどこっちまで届いてこない(歌詞もギターもほとんど聞きとれない)悲劇に見舞われる。「まだ見ぬ旅路があるのなら しばらく歩いてみるのもいい」の後のドラムが凄く好きでいつもそこを楽しみにしていたのですが、もうねポコポコ空き缶叩いてるみたいな音だったのwシェーン・ガラースのドラムが!さすがに「聞こえねーぞ!」ってヤジが数回飛んでた。

君を気にしない日など
1日目、あぁモニターの額縁が変わったけれどモノクロは一緒なんだ―と双眼鏡を手に取ろうと振りかえって「おはようからおやすみ〜」・・・・・転校生じゃない!!!というYOU&Iレベルの驚きにしばし固まる。この曲はリリース直後はそんなに好みのタイプの曲じゃなかったんですが、静岡の帰りだかに聞いてたら「なんていい曲なんだ!」とシチュエーションと曲がバッチリとあってそれから大好きになった曲。この日のファンレターはこの曲のギターソロがいかに素晴らしいかという内容だったのにイントロで気づけないっておい<これは音響の問題ではない。

稲「後ろの方聞こえてますがっ?(客:わー!)上の方大丈夫ですか??(客:わー!!)アリーナの皆さんは??(客:うぉー!!)・・・しー(指を当てながら)うるさいって言われるからw」12年ぶりに帰ってこれて嬉しい的な。

Man Of The Match
衣装チェンジはアリーナと変わらずここでおっけー?ビジュー付きのチェックシャツ。見つけやすければなんでもいいよー。最近後ろからのカメラさんが凄い良い仕事してくれるの。周囲はすっかり暗くなってライトは映える。あ、ステージにランプっぽいのがあった。

熱き鼓動の果て
始まり方としてはアリーナと同じ、やはりこの歌い始まりは「おぉ!」というどよめきが起きる。が、もっと大きいどよめきはラスト「モウスグデアナタニアエル」の時になんか騒がしい…と思ったら左右に別れたB'zさんがトロッコに乗って移動してる!!やっぱりこの規模になるとサブステージあった方が親切よね。1日目は照明で場所が分かる感じでしたが2日目はほんの一瞬だけ近くで見れたよー。あ、いくらB'zさん動いてきてても自分の座席からはなれるのはマナー違反ですよ☆

稲「会えた!スタッフのマンパワーですwありがとうございました。…松本さんじゃないですか(白々しい演技)」
松「なーにをおっしゃいます!」

ZERO
コレ何バージョンって言えばいいんだ?ブルースバージョン?まっちゃんゴールドトップ、稲葉さんブルースハープハイハット。2日間ともアリーナだったもんでサブステを見ていると後ろから音楽が聞こえてくるという不思議な感じに。にしても何故にZERO??
昔はこの並びでしたね的な話から。
Blue sunshine
曲の並びと映像からGREENみたいだと思いながら眺める。風が吹いてとても心地よい。2日目は実質SS席になったこともあり、あーそこで歌ってるんだなーというのがわかって、いつまでこの人の歌を聞くことが出来るんだろうとやたら感傷的な気持ちになるも大サビ前に「yeah-!」って野太い系シャウト入れてて感傷が喜びに変わる。

有頂天
稲「東京ベイベー!有頂天になりたいかー!有頂天になりたいですかー!!私はうちょーてんになりたい!!!」
マンパワーなトロッコでB'zさんステージへ戻る準備。このトロッコちゃんと支え棒付き。
ここにもってきたか!という。ドラムとベースで焦らせて焦らせてあのカッティングが聴こえて来た瞬間の高揚感がたまらない。Gソロ後2日間とも下手花道からものっすごい早さでダッシュ!いやーそれにしてもスタジアムの花道の長さはエグい。

ultra soul
ギターソロに気を取られてたら稲葉さん歌入り損ねたw←2日間一緒の所で。そんな訳で次の福岡土曜がどうなるのか超気になってあやうく帰りに福岡の航空券ポチリかけた。福岡組の報告を楽しみに待ってるお留守番組。最後の「ゆーめーじゃない〜♪」はあったけどイントロの「夢じゃねーぞ!」はなくなったかな?聞き逃しただけかな?頬杖も見てないな。

スイマーよ!!
おう、生き残った!やった!
2日目に「僕を噛んで」の僕を一瞬胸に行こうとして下へサッと戻してた。

GO FURTHER(松ソロ)
横に積み上げられたクラッシュされた車が上がってゆく!なんか良く分からん演出だが、すごい、いや良く分からんが。そんななかスタジアムに響き渡るGO FURTHERは朗々として良い音だー…と思いきや稲葉さんが豹と返り血みたいなお変な衣装で戻ってきて吹く。スタジアム仕様w

BURN
イントロで飛び出してきた稲葉さんがイヤモニ抜けたっぽくて腰の方みながら大変にお困りになられている・・・ドリフェス以来かしら?スタッフ呼ばないで復活した模様でよかった。が、2番「己の・・・モニョモニョ痩せた野性の馬のように〜」ステージは炎の演出もありド派手な感じ。ラストバーン!に合わせて車が落下!!
ACTIONはアリーナまでだったので5万人規模のBURNはお初なんだよねー。

コール&レスポンス長めになってその間は正面はB'zスロット、電飾が飾り付けられ、ラスベガス感溢れるバボットの演出。これぞスタジアム!まっちゃんとの「アイラビュートーキョー」の時にサングラスずらして、ものっすごい弄ばれてる感を感じる。ごろにゃんたっくときjyo…いやなんでもない。退屈な掛け合いも見所に変わるのだ。
Las Vegas
ラスベガスのイェイェッイェーは最後に参加してる感が凄く好き。
1日目、銀テはBブロでもまったく届かずSS特権ですかね。2日目は前列の女性のノリが完全に自分と一致してることに気が付くwギターソロのとこで迷わずにパパン・パンって2拍の手拍子してるんだもの。だってこの席(Eブロック)からだとそんなの見えるはずないしっ!おねーさん今年何回目?ってすごい聞きたかった(迷惑)。

EPIC DAY
と、散々な音響だった2日目ですがこの曲の1番の間だけ奇跡的に音がちゃんと届いた!それが凄い嬉しくて味スタ2日目の奇跡として語り継ぎたい。この曲が持ってるゾクゾクする感じはライブならではの良さ…それがアリーナから全く欠けずにむしろ増した印象すら受けるのが嬉しい。何回聞いても飽きない、聞けば聞くほど格好良い。

アンコール
イチブトゼンブ
それほど待たずにアンコール明け・・・・が、再びのとてつもなく変な衣装。最後はシェーンを煽りに行くことにしたらしい。あ、ギターソロに注目しすぎて大賀君とじゃーんの会みてないや。EPIC DAYで燃え尽きかけてることもあってアンコールわりとおざなり。いや2曲とも定番の中では好きな部類なんだけどね。あまり記憶にないということは跳ねてたんじゃないですか<適当

愛のバクダン
なるほど、という良く分からん納得。「シンギングトーキョー!」だったかしら2番歌わせる前に「何故に英語ww」って思ったから。それにしても愛バクも10年ですが、何故か愛バクで終わると明るく終われるというか淋しさが少なめな気がする。最後にGIMME YOUR LOVEのリフをちょこっと。大きめの特効バーン!

稲「せーのオツカレー!」
時間はだいたい2時間30分、時間通りきっちり終わる優等生ロックバンドB'zさん。エンディングはREDじゃなくてズンチャッチャと未発表曲に戻ってる。
去りゆくB'zを見送りながら来月まで続くEPIC NIGHTツアーの成功を心から祈りました。

まとめ
で終了と思いきや、終わらないのが味の素!
アリーナBブロックそれは即ち規制退場で呼ばれるのがかなーり遅いということ。神戸ユニバーレベルのちゃんとした呼び出し形式だったおかげで椅子から動けるまで30分、そこから味スタの正面ゲートに出れるまでにまた30分・・・最寄りの飛田給までは花火大会の後のような混雑&駅も規制入場という感じでした。気が付けば終電の1本前、名古屋や仙台よりも遠い調布です。2日目はEブロックだったので初日よりも早めに帰宅できました。
で、帰ってきて思ったのが比較対象が「日産スタジアム」だから駄目なんだと。あそこはJRと地下鉄と新幹線があって、だいたいがスムーズでハード面ではストレス感じないから、「渚園」と比較すれば長いトイレの列も進まない駅も苦じゃなくなるのではないのかなと。もし次あった時の為に書き残しておく。それにしても、本当に雨が降らなくて良かった。

そして、B'zさん。
スタジアムらしい演出、スタジアムらしい衣装、そしてスタジアムらしからぬセトリ。多分これアリーナだけだろうな…という曲達を沢山演奏してくれて本当に嬉しかった。そして、楽しかった!13日はそれなりの見やすさだけどちょっと周りのお客さんの質が悪く、14日は今までみたB'zのライブで最も音響が悪かったのですが、周りが凄く熱くノリノリで。どっちが良かったかと問われれば・・・どっちも良かったなと。なんてったってお祭りスタジアム公演ですから、見えない、聞こえないというマイナス点を探すよりも、いかに楽しむか、どう楽しんでやるかという心意気が大事なんじゃないかと。そして、ヘッドホンでEPIC DAY聞きながら書いてたらもう早く次に参加したくてしょうがないっ!!

帰りの電車はパーナさんとブラザーさんに囲まれ、もしやファンこそが日本経済を回しているのかもしれない・・・なんてことを思いながら帰宅。お疲れさまでした。

*1:FCだからって簡単に良席なんて来ないよ。人生そんなに甘くないよ。チケット当たっただけでもアリガタヤーですぞ。

*2:初日は特に

*3:渋谷のモノクロ

*4:ホントよね何年ぶり?