猟師の肉は腐らない

猟師の肉は腐らない

猟師の肉は腐らない

山奥で愛犬クマと自給自足の生活を送る猟師「義っしゃん」の元へ東京で過ごす「先生」が遊びに行く。
ウサギを狩り、魚を獲り、虫を食らい、ヘビを喰い、イノシシと戦い、風呂を沸かし、宴会をひらく。電気もガスも水道もない自然の中で生きる厳しくも自由な暮らし。独特の方言で語られる自然への思い、失われてゆく先人の知恵、そしてもてなしの心。

文章にリズムがあるのですぐに読了。単純にすごいなーとは思うけれど「こうなりたい!」とは思えなかったなー。先生の食レポオノマトペが単調*1で後半はほとんど読み飛ばしてた私はきっと良い読者ではない。クマの話があったから最後までいけた感。という、ちょっと厳しめな感想です。たぶん一緒に読んでたミステリー・アクション・犬!の容疑者が面白すぎたってのが原因。


羆撃ち (小学館文庫)

羆撃ち (小学館文庫)

猟師モノだと熊撃ち越えの本には出会えないだろうなー。

*1:はいはい肉のうまみがじゅるじゅるでカリカリの焦げ目から自然の恵みが出てんのねー