B'zのLIVE-GYM2011福井公演に行ってきた。

ネタバレ注意。





C'monのネタバレがっつりと。今更ながら福井の思い出。

2週連続の遠征っつーのはなかなかハードなものでございます。出来れば月1ぐらいでゆっくり変化を楽しみたいのが本音ですが*1、いかんせん私の都合でスケジュールを組んでくれるわけではないので、その辺は折り合いをつけつつ。初・福井。

写真にあるようにサンドーム福井、駅からかなり歩きます*2。こんなに土地が余っているのになんで駅前に作らなかったのか非常に残念な感じではありますが、こういう土地土地の差を見れるのもコンサートの楽しさ。福井⇔鯖江は1駅なのでナゴヤガイシの名古屋⇔笠寺みたいな感じかな〜と軽く見てたら、とんでもない!電車1本逃すと命取りな仙台⇔利府コースでした。1時間に1本マジヤバイ。

行きの電車内で慌てて時刻表調べたらホテルに荷物置いて速攻で向かわないと開演もギリというハードスケジュール。来た電車に乗ればいいっていうアバウトな考えは遠征先では通用しない。県庁所在地だからって甘く見てたわーそしてあいふぉん繋がんなくて現地で合流の人は大変だったらしいよ。

最寄駅の鯖江駅からはひたすらまっすぐ道を行く。シャトルバスとか鯖江ドッグ出せば相当売れそうな感じですが、そういうビジネスチャンスには興味のない堅実な街でした福井。

2011年9月24日
さよなら傷だらけの日々よ
この日もお揃いのブルーで。登場の仕方はMAGICと似てますが、二人並んでることでより一層B'zとしての姿が印象的になってように感じる。ソロ明けだから余計に補正されてるというのもありますが。稲葉さん前の柵みたいなのに脚をかけて歌うんだけど、それがやたらめったら格好良い。階段を下りだすのは松本さんの方がちょっとはやめ、稲葉さんはマイクスタンドを両手でしっかり斜めに持ちながら降りる。この日かどうか定かでないけれど、水平にしたマイクスタンドを太ももでポンっと蹴って縦に直すしぐさが職人っぽくて素敵。アウトロマイクスタンドを両手でつかんだまま頭とお尻を左右に振るnew稲葉ダンス(en2の暁的な)なんか水を跳ね飛ばす犬っぽくて微笑ましい。あとピンクフロイドってメモに書いてあるんだけど、これ何?

さまよえる蒼い弾丸
スピーカーの直線上だからか音がよろしい。そういえば始まる前の「IT'S SHOWTIME」って掛け声無くなったんだなぁと。ラスト「もっとー」は割と太めに、takさん最後にRED SUNみたいなフレーズをちょろっと追加。BOX足掛けのイメージ、声がよく伸びて気持ち良さそうだ。

B'zの・・・B'zの・・・B'zの(ささやくように)・・B'zのLIVE-GYMにようこそ!
Don't Wanna Lie
シェーンのワーン・ツーのカウントからピロピロイントロギター。 23日は2番サビをいきなりI wanna try!と歌いだした稲葉さんでしたがこの日は間違えることなく、もろ間違えても何事もないように速攻で修正する稲葉さんけっこう好き。「このあたまんなか〜」は左手人差し指でぐりぐりと。マイクスタンドの使い方が割と粗い。

ピルグリム
LED雪山の映像ヒマラヤとかマッターホルン系↓こんなの
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から左右に画面が動き。左:稲、右:松。モノクロで桜?雪?がハラハラ舞う。TINY DROPSの水中神殿もそうだけど、モニターの映像って何故それを選んだwっていうのが結構ある。この曲の「前をむいてーごらーん、しんじてーごらーん」っていう語尾が好きです。ただ展開が急なのがね・・・。ここ数年稲ソロのバラードのほうが打率が良いのでそろそろ松本さんに問答無用のバラードをガツンと叩きだして欲しいところです。B'zのバラードで唸ったのは睡蓮が最後。

裸足の女神
やっぱ今日の音響とても良い。そして稲葉さんの調子が大変よろしい。たったそれだけのことなのに、なんだかとても楽しくなるのは不思議であります。takさんもニコニコと下手側(というか稲葉)に視線を送ることが多い。ちょっとギターが変な音が鳴ったけどすぐ回復。花道移動、Takさんギター弾かない部分が増えたように思う(笑)ドンチュ!のジャンプしながらの蹴り(シェーに見えるw)の部分の観察がツボ。

MC「今日は福井ツーデイズの最終日ということで、皆さんB'zをめいっぱい味わって楽しんでってください!」
Homebound
星空をバックに。これまた佳曲という印象、歌がうまいねぇ。デュエットみたいな歌とギター。非常に嬉しそうな顔して歌っててこちらも幸せな気持ちに。
セッション
ピンク×黄色の照明が良い感じ。アップのカメラだと強い色彩のビビットな色、引きのカメラだと割とあっさりめの色に。うちのボスの音は説得力ありますね。今年はこういったセッションひとつとってもコンパクトな感じがする。
ボス
稲葉さん衣装替え2日目なので青チェックのシャツ。赤シャツの方が明るい照明に映えて綺麗な気がする。というかイチブトゼンブの時からとりあえずチェック着てりゃいいだろ的なスタイリストの手抜き意識を感じたりしてたわけですが、「さらさらと冷たい風に気づかされて まくっていたチェックのシャツ 袖をおろして歩く」なんて歌われた日にゃ本人の意向かよ!と心よりお詫び申し上げたく、しかもふと見たTVで「2011年のトレンドはイーグルス風ネルシャツ☆」なんてやってた時には土下座して謝りたい気分ですよ。地味に流行先取りよねB'zさんとこ。
おっと、話が横道にそれましたが。
イントロ、コミカルな大股歩きで出てくる稲葉さん可愛いvそして雑にガバっとマイクスタンドからマイクを取るところ萌え。何度聞いても左手で胸を叩きながら「オレはただの人」という歌詞が彼自身の心の叫びのようでドキリと。本当にね尋常じゃない期待と思い入れと色々な重いものを背負ってますから。私だったら食うのに困らないお金を手にした時点で「やーめたっ!」って言っちゃうようなことをずっとずっと23年間もやっててくれてありがとう。Blame it on me now!の蹴りが格好いい。
ひとしずくのアナタ
泡と水が跳ねるような映像。LED縦に並んで。BOX活用。2番Aメロは声を加工するからか両手でマイクをしっかり動かないように持って歌う。ハンドマイク。演奏は割とシンプルなのでボーカルの本領が発揮される楽曲。本当今日の声は脂がのっていると言うか良く響いてきてとても気持ち良いです。往年のB'zっていうイメージ。

命名
名付ける側と名付けられる側のどちらの心情を想う?
CDだと大好物デッドエンドの次に来るので、なんとなく聞く回数の多い曲。この次がultrasoul2011なのでこの10年間について色々想うことがあるのですが。2001年〜2011年で一番何が変わったのかといえば、稲葉くんがB'zでこういう曲を歌えるようになったという、それに尽きるのではないかと、ふととりとめもなく。
ところでこの曲間の時に気が付いたんだけど、飲む水(ボトル)と吐く水(コップ)って明確に使い分けてんのね。

MC「ひとりの手拍子がいかに寂しいっていうのかを・・・(以下略」
稲葉浩志(47)の誘導で1万人の手拍子。最後到達したらうぉー!と吠えるように!という細かい改善の努力が見えます。これもここ10年だと思うんだけど、アットホームさを残しつつ一線は越えないっていうB'zとファンの距離感ってなかなか良いよね。

DAREKA
ギターが入ると一気にテンポが揃うのが見て取れる。はなうた歌ってるとBメロの「ひとりでいるのが〜」が「楽しいドラマが終わるとこ」に変わってしまうwそしてどうでもいい情報ですが稲葉くんちのトイレに飾ってある言葉が「楽ちん」。

→お決まりの井戸に吸い込まれる。
稲「今日は入ろう!」
松「オレは入んないよ」
人差し指でしーってやる松本孝弘(50)に最近キュンキュンするんですが何事ですか。この若干演技がかった小芝居こそB'z。

SPLASH(Ever)
3rdBeatあたりでいいから音源化して欲しいものです。赤い照明と一番小さい形に細分化されたLED。Aメロとかは左手をぶらぶらさせて歌ってる姿が脳裏によみがえる。さすがに5回目ともなるとありがたみが薄れてくるね最後の「SPLASH!」の後の一瞬の動きが素敵なのです。・・・それにしてもこの歌詞、よくNHKで字幕付きで流したもんだ。

Brotherhood
「元気でやってるか福井〜!」will be今日はかなり強く伸ばしてという印象を受けた。どうするかな?と思ってた1曲。被災地とそれ以外の土地ではどうしても受け取り方も違うと思うし、同じ被害であってもそれは微妙に違うだろうし。極端な話、うちの会社の中でさえ停電のある地域と停電のない地域でのほんとうに些細な異差みたなものを感じたから。だから、これが関西、九州とツアーが進むにあたってどうなっていくのか、そこを埋めていくのかそのまま行くのかってことに興味がある。・・・まぁ今年はそっち行けないから体感は出来ないんだけどw改めて思うのは、仙台のフライング拍手の無いブラフはやっぱりちょっと特別だったんだって事。

メンバー紹介
バリー「フクイのソースかつ丼持ってカエリタイです!」
シェーン「フクイーノ、クウキ、オイシイ・・・少しカナダニニテル!」
大賀「今回のツアーに参加出来て幸せです」
増田「福井と言えば―(カニー!)昔、僕大阪に住んでて若狭湾に彼女とデートに行ったんだけど、あそこデートすると別れるスポットらしくて(客:ざわざわ)そんなことないー?(客:えー?)考えたら確かに別れました」
稲葉「このままじゃ若狭湾の印象が悪くなる(笑)・・個人の問題です!」

1090
前日23日にミスったからか今日は丁寧〜に弾いてました。フルですらない曲がこんなにも心を打つとは。何と言いますか、許される気持ちになります。なに許されるかは不明。そういえばグラミー賞について一切触れられていない。
イチブトゼンブ
あまりにも稲葉さんの声の出が良いので、最高にハッピーな状態でのイチゼン。花道。ほんとーに楽しく笑いが止まらないLIVE-GYM。この曲のぴょんぴょんは問題ないのにZEROになるとアレなのねw「ひとつありゃいいのに」は人差し指は残ったのに腰フリは無くなったのか。コンパクトながら練ってあって完成度の高い楽曲だと思います。はい。レッチリのチャドにこの人気っぷりを見せたいね。

tak「こんばんは。こうやって久しぶりに福井の皆さんにお会いできるのを心から嬉しく思います」
Liar!Liar!
格好良い。サーチライトぐるぐる。本日oh〜だのyeah〜だのフェイク多めです。増田さんのサイレンみたいな音が素敵。

ZERO
「声聞かせてくれ福井ー!」時よ止まれ!と何度思ったことか。松本さん久々の蹴り!会場のうねりが凄い。楽しい。ラップは花道下手側から、BOX使いつつ、大サビ飛んだと思う。これのドリルはスタッフ?
DIVE
追い込んでくぜ!ACTIONにおけるSLSの位置か。バンドとしてのまとまりを感じるDIVE。間奏稲葉さんがやったらニコニコしていた、体が動くのが楽しくてしょうがないかのように。そして、サビ前のギターが美味しい。最後は両手を広げて回転(FRICTION的な)3分ちょいの快楽。
ザ・マイスター
なだれ込む。近年のLIVE-GYMではこういうなだれ込むっていう感覚が重視されているように感じる。「うぉーうぉうぉー」と「かもーん!」と吠えてマイスター。ここのAメロが途切れ途切れ歌えてないのはもはやお決まりと判明。juiceとかの厚みがある音じゃなくてギターがチャカチャカしてるからしょうがないんだけどね。ウォーウォー2日目だから皆さん勝手が分かってきてる。稲「まだまだまだ!」←鬼

MC
詳細はぐぐって頂くとして。
たまーにある「喋れば喋るほど自分が何言ってんだかわかんなくなりつつあるイナバ」でしたこの日。酸欠か。そんだけテンションが高かったってことか。それとも私のテンションが上がりすぎただけかも?ちなみに23日は台本通り完璧な順序立てで出来ていたことをここに記しておきます。あと「本当にきょうはありがと!」の言い方が壮絶可愛い。

C'mon
本当に終わってほしくなかった。2011年のB'zを表す曲。松本さんのギターの音色は反則なほど素晴らしい。やはり直前のMCの影響か神妙な気持ちになる。仙台の様な喉がかれるほど、マイクを持つ手が震えそうなほどの「C'mon!!」ではないけれども。「手をとり」と「尊い」の使い方が秀逸。マイクスタンドから外してC'mon!して最後またスタンドに戻すんだけど、両手をマイクスタンドに滑らせて「カモーン」とささやくのがセクスィーです。「どうもありがとー!!」


ultra soul
今日のアンコール明け衣装は稲葉さん→ピンクロンT松本さん→日替わりT。なんかtakちゃんの腕が凄くキツそうなんだけど、サイズ何着てるんだろう。稲葉さん促販チクビ透けてるけど
ウルトラソウッ!に入ってくるデデデデデン!ってギターが格好いいのはあたりまえですが、この24日の残像として焼き付いているのが「一番大事な人がホラ いつでもあなたを見てる」のところでなぜか2人で見つめあっていた件。わりとこのフレーズんときって「アナタ」で稲葉さんが松本さん指差しとか色々してるんですが、この日なぜか二人満面の笑みで見つめあうwすっげー嬉しそうでした、さすがB'z。
あと最近ヴェイが客席と反対側向いて言うのでカメラさんに頑張ってほしいところ。
Calling
この曲のマイクスタンドの使い方もまた格好良いんだわー。逆の曲順のほうがまだ良いけど。*3wowwow〜は円形の会場だからか凄い一体感。燃え尽きるような気迫のシャウト!「フクイベイベー! Thank you!!」

「せーの、おつかれー!!」
「ひとりじゃないから」がズンチャッチャ♪と流れてやっぱりガクっとwぜったい未発表曲の方が良いよー178歩譲ってHomeboundでもいいよー。いつものように二人とも何度も何度も深いお辞儀。そういえば仙台初日で松本さんハケる場所間違って稲葉さんにとめられてたのを思い出す(まるでスタッフのような俊敏な動きの稲葉)あぁ、終わってしまった。。。。「帰り気をつけて!」という言葉が本当に超リアルな福井サンドーム。まさか駅で1時間も待つことになろうとは・・・サンドーム自体は中に入ると思ったよりも小さくて、どの位置からも見やすくて良い会場だと思います。あとトイレが多いのも◎。ただ立地が・・・

モニターには
松「thank you 福井のみんな!また会いましょう!! tak」
稲「福井のみんなにあえてよかった〜。ほんとにARIGATO☆inaba」
の文字。


まとめ
ちょー楽しかった!本当稲葉さんの声が楽器のように良く響いて、聞いていて気持ちの良い公演でした。たったそれだけでこんなにもコンサートの印象は良くなるのかと・・・そんな驚きの公演。だってみんな楽しそうなんだもの。B'zの場合あまりにも演奏面で酷いってことは絶対ないからそこは信用してるんだけど、いつもは80点とか85点とかの話をしているところでいきなり130点叩きだしてきた感じ。少なくとも今年観た中ではベスト!(あくまで個人的には)心が満たされるどうしようもない幸福感。2011年、忘れられない日になりそうです。こういう日が無くなる・・・自分が感じなくなる日と彼らが音楽をやらなくなる日。果たしてどちらが先か根比べみたいなものだけど。本当来てよかった福井ー!

初めて訪れた福井はやはり北陸というか「北」のノリが強い。仙台とか新潟に行くと感じる「内に秘めた熱さ」みたいな。騒がしくはないんだけど歓迎する空気があって、お客さんも優しくてなんだかほっとする感じがあって良かった〜お土産で買ったくるみ羽二重も美味しかったです!宿は早めに!飲み物は駅で!

街も良くてLIVE-GYMも良くてだから好きなんだよと歌いだしたくなる福井旅行。
これはやめられないね。

*1:つまり去年はベストでした

*2:20分ちょいぐらい

*3:終わりはバラードより、パーっと終わりたいタイプ