非常用持ち出しリスト(犬用)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110422-00000974-yom-sci
なんて情報も出てきてるので自分用にまとめた災害対策。
基本的には人間用とたいして変わらないので水とか共用できるものは抜きました。犬専用に非常袋を作るよりは人間用の非常袋にちょろっと入っていた方が持ち出しやすくて良いのかな〜とも思います。
犬用避難袋
・フード(最低3日分)
賞味期限の長いドライフード、普段食べ慣れているものを持ってゆくこと。犬種にもよりますが、袋に入れるのは運ぶのが苦にならないぐらいの量。(避難所である程度落ち着いたら残りを取りに行く)いつもは手作りでもたまにドライフードを与えて慣れさせておく。健康な成犬であれば何日かご飯抜いても大丈夫、BARFの我が家も月に何度かは絶食してます。よっぽどの大型犬じゃなければ1kg入れておけばまず安心かな。賞味期限に注意。
例えば人間用の非常食としてカロリーメイトを入れる時にチョコレート味じゃなくてプレーンを選ぶ。そういう想像力が大事。

・リード
とりあえず犬の場合リードと首輪があれば確保できる。念のために一本入れておきたい。↓のようなナスカンが二つ付いたリードはフェンスなどの繋留もできる(普段買い物などで犬だけ外に係留するのはダメです)両手が空くので便利だが、ガラス片などが落ちている場合歩かせない方が望ましい。

小型犬に多いカート型のタイプのものはあまり使えないと考えた方がよさそう。
一番よいのはこういった両手があいてしかも犬と一緒に避難できるタイプ。もちろん日ごろから馴れておくことが大切。

・証明書類
狂犬病やワクチン証明書など。コピーをファイルなど濡れないものに入れておくこと。災害時の為に畜犬登録は確実に行うこと。また迷子になってしまった時の為に写真を入れておくとよい。(正面だけでなく背中の模様や特徴の分かる写真もあるとベスト)
・迷子札
災害時に限らず「犬に絶対はない」誰かの飼い犬というのが分かるだけでも付けている価値はある。いつもは呼び戻しのできている犬でもパニックに陥る可能性もあるので常につけておきたい。
・栄養剤

個人的なお勧め。歯磨き粉みたいなチューブになっている栄養補助食品。歯茎に塗れば栄養を補給できるすぐれもの。食欲のない場合に。
・レスキュークリーム
気休め。

ホメオパシーもバッチフラワーもアロマテラピーすら信じてない私だけど、この非常用袋が必要になった時にはきっと溺れる者は藁をも縋るのだろうと思う。プラシーボであることを知りつつ信じる者は救われると信じることは自由である。

(例外)バリケン

非常時に持ち出せなくても必需品と言っていいのがこれ。外に繋留するよりも逃走の可能性が低くなり、犬が落ち着くため咬傷事故も防ぐことができる。伏せたときにピッタリぐらいのサイズがベスト。中には自分orオーナーさんの匂いの付いたものがあればより安心します。日ごろからのクレートトレーニングは地震の時にも有効です。
(番外編)

デオシート レギュラ- 96枚

デオシート レギュラ- 96枚

犬用品で非常時に人間用に使えるのがペットシーツ(トイレ用のシーツ)吸水ポリマーが超優秀なので、これとビニール袋があれば簡易的なトイレになります。防災用品で売ってるものより安いし(大体100枚で1000円切る)ペットを飼ってない人にもお勧めしたい商品。ちなみに固まる猫砂も代用可。
心得

  • 子供を産ませる予定が無いのであれば去勢・避妊手術を行う。特に純血種の場合、誘拐され悪徳ブリーダーに売られてしまうと再会出来る可能性はほぼ0に等しい。
  • 災害が起きた場合どんな時でも「同行避難」が鉄則。すぐ戻れると言われても家に置いてきてはならない(特に今回の震災で痛感)
  • 多頭飼育もほどほどに。何かあった時の為に、管理できる数・サイズを飼う前からよく考える。
  • マイクロチップを入れておけば迷子札が外れても安心。どこかで保護されたとしても所有者が分かる。
    Mine [DVD] [Import]

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この映画はアメリカの台風カトリーナで起こったホントの話。元々の所有者と新しい保護主が双方「自分の犬」と権利を主張。日本で起こらないとも限らない。

  • 避難所に犬猫をつれてゆけないのでは・・・?と悲観することはない。阪神大震災では8割の避難所が犬猫を受け入れていた。救いの手は差し伸べられる。
  • 自分の住んでいる地域以外人とも交流を持つ。愛犬のブリーダーさんや兄弟犬、自分の親戚、お友達など信頼できる人。保護団体さんも活動するだろうけど、いつどこで起きるか分からない災害、お互いにサポートしあってもちつもたれつの関係で。
  • 日中、犬がひとりでお留守番している場合などは犬のいる場所(リビングやサークルなど)の周辺の耐震もお忘れなく。わんこのハウスの隣の本棚、倒れてきませんか?
  • お留守番犬の場合せめて水だけは・・・いつも新鮮なものをたっぷりと!2か所に分けて置いて置くのも良いかも。
  • 一人暮らしなどの場合、もしもの時のためにペットシッターさんとある程度の繋がりを持っていた方が安心かも。
  • そして何より、日ごろから適正飼育を心がける。(しつけ・健康管理・近隣)

なによりも大切なのは
まずは人が生き残らなければならない。

災害時に犬や猫を守り抜こうと思うなら、
平常時にするべきことがほぼ9割。

参考図書

犬と猫のための災害サバイバル―いざというとき役立つ

犬と猫のための災害サバイバル―いざというとき役立つ

震災ペットを救う―3・11から学ぶ「ペット防災学」

震災ペットを救う―3・11から学ぶ「ペット防災学」

既製品だとこんなのも売ってます。