稲葉浩志のenIIへ行ってきた。(日本武道館)

2010年9月28日(火)東京・日本武道館


神様がいるなら感謝したいよ3列目。
本当、今年のチケ運が自分でも恐ろしい、全て他人さまのおこぼれだけど。
そんな訳で約1ヶ月ぶりにen2を見に行ってきました。レポってより感想文。セットリストは一番下です。*1

      

ネタバレ注意!



お仕事をお昼で早退してコンサート、上司に「のきさん有給とか早退の時*2っていっつも雨だよね・・・雨女?」と雨女疑惑をかけられるwいや、私のせいじゃないし!雨男見に行くからだし!と言いたいのをグッと耐えて九段下。時間のせいかボーダーはあまりいない。

キャップ買ったらベトナム製でした、なんかツバの部分が長い気がする。あとエコパで買えなかったものをちょいちょい。xsのTシャツ頼んだらおねーさんがL持ってきた・・・確認大事!SS席は看板の下から入場、同伴者なので名前・生年月日しか見るところないはずだけど、係の人に顔写真とじっくり見比べられました。ホールよりもドームのSSよりも良く見てた。アメリカの入国審査官より良く見てた(爆)たぶんバイトの子が真面目な子だっただけ。出てきたリストバンドを腕に巻いて、いざ座席!SS席はA3〜A6、1ブロック横10列縦13列なので単純計算して・・・良く当たったな、ホントに。

Tamayura
本当に目の前でどうしようかと!場所的にはヨギさんのちょい横ぐらい、もちろん肉眼で見える。チカチカスパークの照明、そして曲目知っててもドキドキ。やっぱりマグマ偏愛としてはenの冷血を超える選曲は考えられないんだけど、今回の始まりは演出面では勝ってると思う。それにしても一瞬で銀色ラグビーボールが透明なアクリルみたいになるのってどんなマジック使ってるんだ?うっすらドラムの反射は見えてる。ACTIONの幕が落ちるのもそうだけど、こうやって一気にパッとテンションが上がるオープニングってやっぱり良い。モニターはモノクロで格好良く。初めは結構難しい顔して歌ってたんだけど「気苦労」でそれはそれは大変素敵に微笑み、舌出しどこだったかな「ワナじゃん」だったかな。リズムとるのは左足、後半は左手も宙で音を撮るように。そして髪の毛切ってない、だいぶ伸び放題願掛けですか?アウトロは目を瞑って上を向き音に身を任せるかのようにシャウト。
すごく理系なうたよね、玉響。

マイミライ
ヨギさん前へ。2人でデレレデレッデのリフ。左の同伴者の手拍子に対し右の隣人が裏拍で手拍子入れてぐだぐだwここからはハンドマイク、「若干」で手をクイッと。花道移動、上手(1万人の「どういうこっちゃ!」楽しい)→下手(マイミライが美味しかろがこの全身〜でエロアクションありですがモニターには写りませんw)B'zだと間髪いれず押せ押せの曲になるけど、ここでこういう1曲を入れることでちょっとラフな雰囲気になりますね。「へっへい」長めに煽るように。

The Morning Call
イントロピアノにのせて「こんばんはトーキョー!」照明は青っぽい爽やかな感じ。稲葉さんの愛のカタチのひとつに共有というテーマ*3があるとすれば、まさにこの曲がそうなのかも知れない。デデデデデ、へーいみたいなノリだけど客席には伝染せず。このピアノのリフ?弾くとき小野塚さんノリノリ!間奏の喋り「見えなくなってしまう・・・」は無し、ベースのコニーさんコーレイさん?*4とシェーンが頑張って「オシエテーヨー」ってコーラスしてた。歌は丁寧に、だけど結構険しい顔して、とりわけ「ひまわり色」の睨みがとんでもなく格好良くてドキっを超えてギクっとした。
「Q、教えてよ今何を見てるの?」→「A、稲葉さん」

MC
「こんばんはー!今日は集まってくれて非常にうれっ(噛んだ)・・嬉しいです(照れ笑い)悪天候だけど武道館来て良かったって言ってもらえるよう精一杯歌わせてもらいます、よろしくどーぞ!」

Okay
暗闇の中でハッカイからギターを受け取る稲葉さん、ハッカイさん今年多忙!フライングV、ギターストラップは赤っぽかったか。くるくるのピンク?オレンジ?目立つ蛍光色なシールドを後ろのちっこいアンプに繋いで。マイクスタンドは真ん中で折れ曲がったタイプでピックが数枚張り付いている、ちょっと低い?少し屈んで。何回聞いても良い、シングルで一番好きかも。CDだと歌が前のめりに聞こえるけど、ギター弾きながらだどどうしても後ろのめりな印象。間奏のokay連呼の所はテープで流して稲葉声。Cメロの「夕暮れ」入る前に袖で汗を拭い、マイクを握って。けどその後もずっと汗がポタポタ落ちてた、スーツは熱いよねぇ。「色あせた家族写真」で凄く遠くに思いをはせるような遠い目、慈しむように。髪型のせいかギターのせいか福山雅治みたく見えたり。今日のOkay良かったな。

エデン
iTunesによると再生回数200回を超えたあたりから怒涛の巻き返しを起こし、最近やたらお気に入りとなったエデン。良い歌詞じゃーん、良い声じゃーん、こんなこといってたのどこのどいつだヲイ。
出だしで「fuー!」照明は白っぽいかな、Aメロ歌いながら花道移動、上手側(1番)→下手側(2番)へ。「この目」は自分の目を指差して、パズルはどちらかというと左フトモモ。ちょっとキー厳しく感じるところも。Cメロは中心に戻ってきて「頭の〜」からピョンピョン飛び跳ねながら頭ふりつつ。サビのタメのところがたまらん!この曲かどうか自信が無いんだけど、くるって回った後のキメ顔が超かっこいい曲がありました。

AKATSUKI
赤と白のチカチカスパークライト、イントロで稲葉氏がお変なダンスします。眠れないのは誰のせいをまたも連想。
アルペジオはヨギさんだったかなー?この方の音、今までの稲ソロLIVEギタリストのなかでは一番好みです。稲ソロってCDだと春畑道哉とかスティービー・サラスとか良く連れてきたねって人が多いから生で聞くと「あ゛ぁー」って思っちゃうことが多いんだけど、ヨギさんのトーンに関しては今のところ不満点ない。アコギのパートはジョシュちゃん。ギター背負ったまま固定されたアコギで弾く、松本さんって絶対こういうことしないからなんか新鮮でした。コリーさんと小野塚さんが合わせながらじゃーんってやってた。大サビ、サイレンみたいな音を入れてる。

終わってスタッフと話し込む稲葉、何度か水を口に含んでタオルに吐き出す。


モニターが分割、今年のモニターで特筆すべきポイントは左右のサービスモニター含め可動式な点。ちなみにカーテンレールみたいな感じでガーっと動きます。ねぇ、1個ぐらい稲葉さん映してもいいんじゃない?
アコギは前回のenでも使った奴かな?小野塚さんの小洒落たピアノも健在だけど、この曲に関しては前回の小島さんのエレピの方が好きかな〜enのDVDのオープニングで聞けるやつ。あと、ギターソロのジョシュちゃんの手元がもたついてハラハラした。ちょっとスローなイメージ、壮大。

LOVE LETTER
この流れは昔の曲コーナーっぽくて良い、志庵の時より声が艶やかで好みだなーって。エコパだともっと声を張ってたような気がしたんだけど、優しい感じに歌ってました。「叩きつけるー」からの後ろの時計が粉々になる映像とのシンクロが素敵。あと、痩せたね〜前回のソロも相方が全国の美味しいもの食べ歩いてぶくぶくと肥えてゆく一方ゲッソリいってましたが*5、軽く頬骨が見えるくらい。ズボンも足元の方がくしゅってなってるデザインなんだけど、ケツの方も若干余りがある。ラスト「心からI thank you」のあとマイク外してパーフェクトなスマイルで「センキュッ!」って笑う。←これモニター写りません。

透明人間
イントロじゃなくて椅子が上昇するのに「おぉ!」とどよめく客席。椅子は透明、俯いてニコリともしない。本当イナバさんって自分の魅せ方を良く心得てる、立ち上がって鬼気迫る演技。静寂の武道館。映像*6のシンクロが素晴らしい、「天井に手を伸ばす」では後ろの少年だけが手を伸ばす。ラスト、ピントを合わせないでモノクロ稲葉さんの口元までしか映さず、ソロのこういうアートワークのセンスは好き。46歳の「おかあさん!」の叫びはなんとも。最後かなり乱暴に椅子に体を投げ捨てるように。シェーンのドラムが激しい、座ったまま暗闇の中お辞儀。
椅子は相当重たいようで2人で持って移動していました。

赤い糸
アリーナからだと赤い糸が綺麗に見れる、左手後ろにもってって可愛らしい感じで。そして衣装チェンジ、赤紫っぽいVネック、エロテロリスト稲葉浩志。このVネック肉眼で見るとびみょんな色なのに、画面を通すと綺麗なエンジに見えるから不思議。間奏のギターが暖かくて良いよね。でも、あっというまに終わるw

ヨギさんとのセッション。ブルースコードでもうかりまっかでも始まりそう?それともGREEN@横浜?

Lone Pine
好き好きー!この日手拍子が一切なかった嬉しい!ブルースハープはMAGICみたいにズボンのポケットに入れるわけではなく、左手にすっぽり持ってる。ローンパインの映像が写る=稲葉さんが写らない。Cメロ「死の谷」からヨギさんがTMGのnevergoodbyeのtakみたくギターを左右に振ってました。稲ソロに来てるなと実感、声に惚れ惚れする。

この手をとって走り出して
弦じゃなくて歌メインな印象。なんかサビとかが歌いにくそうだなって思った。エコパではそうでもなかったので公演にもよるのかも?ドンシャリで音に包まれる感覚にはほど遠かったからか、この日に限って言えばCDの方が良かったという珍しいパターン。にしても視界良好〜男前だなこんちくしょー!

LOST
もうこの曲ってワンダラの前奏みたいになってる。

Wonderland
ここで、衝撃的事実に気が付いた。稲葉さん6年前よりさ・ら・に格好良くなってる。2004年のもっさりマッシュルームと今どっちがいい?ってなったら断然今だもん(衣装と髪型の差は大きい)おかしい、生物的におかしい。
この曲とAKATSUKIはマイクスタンドの使い方が粗めです。マイクスタンド、志の刻印の裏(稲葉さん側)に緑っぽい蛍光塗料?が付いてたんだけど前からあったっけ?

遠くまで
稲ソロのイメージってやっぱり「どんより」B'zがパキっとした原色なのに対して中間色。ピアノの音数が増えた気がするけど、もっと弾いていいのに。バンドはもうちょい優しく、寄り添う感じ希望。ラストはいつものとこじゃなくて1個前で「遠くまでぇぇぇー!」ただ伸ばすんじゃなくて綺麗に伸ばすっていう意思を感じる。MSSPみたいなシャウトあったかしら?終わった後深々お辞儀。なんか髪型のせいか中性的な雰囲気が漂う。セクシーです。

セッション後に衣装替え、ピンクのシャツ。ホント、何着てもサマになるねー!

メンバー紹介
小野塚「武道館なんでちょっと緊張してたんですが今日は会場が一体になったようで近く感じ・・稲「おっきくなったんじゃないですか!?」<人のハナシ聞いてw
コリー「コンバンワ!タノシンデマスカ?」稲「彼はシャツをピッチリたたむので、スタッフから奇跡のアメリカ人と呼ばれてます(笑」
シェーン「自転車デ ギンザ、アラカワ・・・カサイ・・・(もどかしげにマイクに頭を打ち付けるシェーン)リンカイコーエン イッタ」稲「葛西臨海公園?!」8年目のシェーン、周りに負けてられるかと頑張る。
ヨギ「コンバンワ!ブドーカンデ エンソーデキテウレシー ナマステー!」稲「彼、オーガニックなんで予想通り・・納豆食いはじめまして」ヨギ「ナットータベマス」稲「知ってますw・・身の危険を感じます」知ってますがツボった。
ジョシュ「ゲンキ?!ユーメイナブドーカン ウレシイデス」稲「平成3年生まれ!19歳!」
やっぱりミュージシャンは耳がいいのか、みんな日本語が達者になってました。

ジョシュちゃんのスライドバーによる若々しい怖いもの知らずのアオいギター。
松本さんが62歳のギター弾きさんと一緒にやって、稲葉さんは19歳のギター弾きさんとやる。
ソロならではの面白さ。
CAGE FIGHT
稲葉さんが腕をぶんまわして煽って煽ってしゃーない。テンションここからぐっと上げていく、花道移動、上手側→下手側かな、でもステップは軽い軽い。「腹くくって」でガッツリへそチラ。「ここで戦え」やってたかなー?ギターソロの時にジョシュだかヨギだかに絡みに行ったんだけどどっちだったか・・・「死ぬほど」で声裏返っちゃった。
この曲に限らず・・・ソロに限らずB'zでもそうなんだけど、武道館って勾配が急だから花道の一番端に行くと2階からは死角になって見えなくなっちゃうのですが、B'zって昔から、端ちょっと手前で必ず上を見てくれるの。昔からそのさりげない優しい動作が好きで、見ているととても嬉しくなる。B'zが一線に居られる理由に、今もファンレターの返事が返ってくるとか、毎年LIVEやるとか、後ろに少しでも見えるようにステージにBOX置くとか、転売を防ぐためにリスクを背負って当日発券にしてるとか色々あるんだけど、これが当たり前だと思ってるととんでもない。こういう心配りを忘れない姿勢には本当にファンながら感心するし尊敬する。

今宵キミト
ここの流れ大好き!Bメロの早口になるところはステージの中心で1人サークル、歌詞がハマる気持ちよさ。この曲に限らず、稲葉さんが左手を下から上に上げるしぐさが好きだ。そして「その手を握らせてよ」の動きも好きだ。Cメロのところギター、ベースの3人がセンターで合わせて演奏、ちなみにファルセットではない。マラカス使ったのはここだった、投げたけど客席には飛ばさずスタッフキャッチ。そういえばコリさんとヨギさんピック結構撒いてる、だいたい5、6列目ぐらいまで飛んでそう。
なんかB'zともちょっと違ううねり。

絶対(的)
鉄板です。この3曲の為に見に行っても損は無い。いつからoioiに?声はそんな良くなかったような気がするけど、楽しくなっちゃうんだなーこれが。花道行ってたっけ?後ろのカメラに向かってすっごいドヤ顔。超満足気。そんなに速い楽曲ではないんだけどスピードがある、アリーナをバンザイみたいに煽るのカコイイ、武道館良い雰囲気です。

正面衝突
コリさんのベースイントロに小野塚さんの方に走り寄るイナバ。炎熱っ!Time Fliesみたいに片足軸にしてくるくる回る。割とワイルドな歌い方で、間奏の「あーぁーあーぁ」の客席手フリがうねうねしてて気持ち悪っ!(褒めてます)
摩擦係数のみょー!

ハズムセカイ
初日のトラウマでちょっとビクビクしながらだったけど、うん、上手い。だいぶ余裕があっていい感じになってる、スマイル炸裂。Vネックは緑、だけど今年度から登場したこのVネック着こなすの相当難しいです(takさんのツアーで購入済)ヨギさんこのカッチリしそうな曲でも結構クワンクワンさせるのね。「武道館のみなさん・・・・(タメ)いっしょにいてよぅ〜♪」

イタイケな太陽
稲葉さんって太陽ってよりも月だよね。花道移動で最後のお別れ。道しるべで人差し指を立てながら、最後の方とかもジャンプが多くてなんとなーくイチブトゼンブっぽいラストだなぁ。武道館のラストで客電が付くのってお決まりでベタなんだけど、それでもやっぱりLIVEっていいなぁ。と思う。You are my sunshine!長めに。

「どうもありがとーう!」
規制退場無し
良いウソ 悪いウソ 勝手にしやがれ 君の言葉ならいいよ♪
ARIGATOのAメロを稲ソロっぽくしたような新曲。

まとめ
LIVEとしての流れが格段に良くなっていて良い意味で裏切られた。緩急つけて、良いコンサートだったなぁって。演奏面に関しては東京初日ってわけで冒険しないように平均値叩きだしてきた気もします。enがマグマっぽいツアーだったからen2は志庵っぽいのかなぁ、ニュートラル。
語れば語るほどにうそっぽくなりそうだから一言、武道館行ってよかったなぁ!

・・・・長っ!

セットリスト

  1. tamayura
  2. マイミライ
  3. The Morning Call
  4. Okay
  5. エデン
  6. AKATSUKI
  7. LOVE LETTER
  8. 透明人間
  9. 赤い糸
  10. Lone Pine
  11. この手をとって走りだして
  12. LOST
  13. Wonderland
  14. 遠くまで
  15. CAGE FIGHT
  16. 今宵キミト
  17. 絶対(的)
  18. 正面衝突
  1. ハズムセカイ
  2. イタイケな太陽

セットリスト変わりませんでしたねー意外。

*1:※上の写真は後日撮影

*2:有給=LIVE。もちろんヲタカミングアウトなんてしてない。たぶんバレてないはず。

*3:結晶とかね

*4:とりあえずオフィにならってコリーさんで統一します

*5:相変わらず対称的な2人だ

*6:ただ商店街なのにシルクハットの人はちょっと違和感w