事実は小説よりも?

読みました。

ナショナル・ストーリー・プロジェクト〈1〉 (新潮文庫)

ナショナル・ストーリー・プロジェクト〈1〉 (新潮文庫)

ポール・オースターと言えば某稲葉さんがお勧めしていたことでも(一部ヲタの間では)有名な話。この本はトゥルーストーリーと同系統の本で、彼のラジオ番組で募集した「私が体験した不思議な話シリーズ」真実なのかどうかなんて確かめる術は無いのですが、単純に読み物として面白い。こういうのを見ると偶然は必然であると思っちゃうよ。運命論者じゃないけれど。

とりわけ好きなのは
カルフォルニアで祖父から昔の同級生(17年前にニューヨークへ引っ越して音信不通)の話をしていたら目の前に本人が現れた(マージー

そんな感じの話がいっぱい。もちろんびっくり体験だけでなく、やりきれないのや面白いものも沢山。寝る前に一編づつ読むのが正しいのかも。