星野道夫の写真展へ行ってきた。


没後20年、不思議なもので年を取るほどますます好きになっている。写真よりも文章の方が馴染みがある人だったのですが、やはりこうやって大きな写真で展示されているのをみるとページをめくるよりも直接的にアラスカのスケールが伝わってくる。
動物写真家と言われがちだけれども、動物や自然だけじゃなくそこに住む人や受け継がれた文化、神話までもが被写体だった。生きることへの「歓喜」と死ぬことへの「享受」。我々が見落としてしまいがちなものや失いつつある何か・・・個人的には村長からきたお返事のエアメールが印象的でした。アレを読んだ星野少年はどれほど嬉しかったのだろう。それを思うと胸がいっぱいになる。
平日にあれだけの人が訪れるのも納得、そして隣で北海道展というのも乙なもんで。