犬猫2万匹、流通過程で死ぬ
ちょっと前のニュースですが。
http://www.asahi.com/articles/ASH9K6FQKH9KULZL003.html
最近思うのは、犬界隈*1にも格差が広がってるなーということ。
本当に幸福と健康、そして惚れこんだ犬種の繁栄を願って犬を作出する*2ブリーダーさん(日本だと出会えるのが奇跡レベルに少ない)のもとでのびのびと育てられ、そのあと選ばれた家庭で大事に大事に本当に子供のように(もしかしたら人間の子供以上に)育てられる子犬と、生まれ落ちた瞬間からもう諭吉にしか見えていない、どこの誰に買われようが関係ない、親犬だって撫でられたことも散歩に行ったことも名前すらないっていうパピーミルで生まれ、セリにかけられペットショップに並んで衝動買いされる子犬。
もちろん前者がすべて幸福な一生を送れるかといえば話は別で、後者が全部「引っ越しで買えない」「こんなに吠えると思わなかった」「こんなにお金がかかると思えなかった」「子供にアレルギーが」エトセトラエトセトラ・・・・要約すると「もう飼いたくないから」保健所で安楽死かといえばそうでもない。 殺生与奪は人間にゆだねられているという点では変わりはない。
流通量全体の3〜4%・・・1日平均50匹、今まで表に出てくることのなかった声なき声。申告してこうなんだから実際はもっと多いんだろうな。
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便利さと手軽さの落とし穴。
もうそろそろ蛇口を止める時期に差し掛かっている。