スタンディングの心得

サマソニの持ち物を検索するような準備のよいヒトに荷物だけじゃなくこれだけは…という最低限のお願い。心の片隅に置いて頂ければ。(あくまでスタンディングで前を目指す方向け)
いくら狼がNEVER FUCKIN' MIND THE RULES!と歌っていようが、大事なところを一歩間違えるとただの自己中でしかない。私自身そんなに偉そうなこと言えるクチじゃないんだけど、ルール以前の各自の自覚、ライブのたしなみとして少しでも参考になれば。昔はライブハウスに行くとそういうことを教えてくれる年長者が居たのだけれど、人によって経験値や年齢層が違う夏フェスではそういう共通認識持つのって難しいのかもなぁーと思って書いておく。


  • 荷物は持たない

意外に多いのが大型のリュックや肩掛けのバッグを持ったまま前に来ちゃうチャレンジャーな精神をお持ちの方。前方というのは一言で言えば戦場、朝の満員電車や花火大会後の駅みたいなもので、おしくらまんじゅう状態になるので基本は手ぶらで荷物は持たない。足元に置くのも危険です。開始早々荷物は手を離れ、人から踏まれ、蹴られ、壊れ、下手したら盗まれることもあるでしょう。周りのためにも自分のためにも荷物は最低限に。大きい荷物はロッカーやクロークへ。

  • ヒールのある靴は絶対NG

コレは本当に女子の皆様に心からお願いなんですが…後ろや座席で見るのであればなんにも問題ありません。厚底でもピンヒールでもビーサンでもお好きなもので来てください。でもね、前の方に来ちゃダメ。普通の靴でもライブ後は謎なアザでダルメシアン状態になるのだもの(;´Д`)ヒールは凶器です。ヒールのある靴、ダメ、絶対!*1

  • 長い髪の毛は結ぶ

他人の髪の毛を食べるのは本人が思っている以上に嫌なもの。だからと言ってお団子にすると後ろの人の視界を遮ります、そしてポニーテールではビシビシ当たります。ちょっとまとめてくれるだけでいいんです。そういう常識的な心配りの出来る子の方がモテるよ!それ以前にとりわけ夏場はひっつきますからむちゃくちゃひっぱられて超痛いよ。あと、帽子被ったままの人、あなたの帽子を見てLIVEを終える人が後ろに沢山居るんです。どうか気がついてください。

  • アクセサリーは武器ではない

ロックな感じのブレス、トゲトゲしたウォレットチェーン、格好良いのは分かりますが痛いのよ。ひっかかったりする他人を傷つける可能性があるもの、無くしたら困るものは付けない!あとたまに大きいピアスぶら下げてる人いるけど、もしなにかに引っかかったら・・・・(;゚Д゚)ガクガクブルブル

  • 子供を連れてこない

ライブに子供連れてくるなとはいいません。でも、何かあった時に守れるかということは常に考えてあげてください。始まる前は番号が良ければ意外に前にいけちゃって、パーソナルスペースもあるから近くで見れる!と思いますが、アーティストがステージに現れると状況が一変します。後ろの人は少し気にかけてくれるかもしれない、でもその後ろの人には子供の姿なんか見えません。ステージへ向かって1ミリでも近づこうと全力で押してきます。音も大きいし、人の上を人が流れたり、場合によってはろっ骨が折れたりすることも珍しくはない大人でも辛い状況。ここでライブ嫌い!なんてトラウマ作るよりも、もう少し待って一緒に来た方がいいと思えませんか?大人だったら自己責任で済みますが、子供の責任は連れてきた保護者です。

  • 水は飲むもの

テンションが上がるとペットボトルを投げたり、水をまき始まる人々がいますが、機材にかかると電化製品ですから取り返しのつかないことになります。水は飲むもの。撒くな。床が滑って危ないし。あと私も一度経験があるのですが、ジュースは絶対に撒くな、このバカチンがぁ!!!

  • 「押さないでー」「見えないー」→後ろへどうぞ

スタンディングの利点は自分の意思で見る場所を選べること。妖怪オサナイデーとかガーディアン男子(ところで彼女を守るために他の女性のことを押しのけてるガーディアン男子は根本的に優しい人ではない…彼女がそれに気が付く日が来るといいんだけど。)、カラオケボックスと勘違いしてる俺の歌を聞け男、などからは速やかに距離をとりましょう。せっかく同じ音楽が好きな人が揃ってるんだから、周りの人とは仲良く、「ごめんなさい」「ありがとう」が大事。身長的に不利な山脈ゾーンにうっかり紛れこんだら文句を言わずに抜けるのが吉。デリカシーのない一言はせっかくのライブを不愉快なものにさせます。身長に対して言いたいことがあるなら、前の人ではなくご自分の両親へ。

  • 困っている人は助ける

息も出来ないぐらいの圧迫、となりの人から汗という名の水滴が降り注ぎ、体温はあがり、空気は薄く、生乾きの雑巾のような臭いが立ち込め、服はべったりと貼りつき気が付けばTシャツから塩が…そんな特殊空間では当然体調が悪くなって途中で抜ける方もいます。場所によって前に抜けたり、後ろに自力で下がったりしますが、そんな時に手を貸したり「抜けます」という一言を頂けるととても有難いです*2。いつ自分がそうなるかわからない、情けは人のためならず。私も先ほどは戦場と表現しましたが、本当は闘いに行くというより、人にやられて嫌なことはしない、お互いに助け合い、音楽を楽しむ場にしてやるぞ!という気持ちが大事なのではないかなぁーと思います。

・・・こんな感じかな。後でちょっと書き直すかも。



最高の思い出も最低の思い出も紙一重。せっかくだからいい思い出作って帰りましょ。

*1:あと、男女ともに靴紐のある靴の場合はほどけないように。

*2:そこから恋がはじまるかもよ!