選抜メンバーへの道のり。

前回の話の続き。

ここで述べられてるのは、ほとんど全てが憶測と推測と予想にすぎないので、自分で書いておいてなんですが話半分程度に受け取って必要な情報は自分で見極めてもらえると嬉しいです。

イケないイケない簡単に信じちゃいけない。


今年のB'zさんとこのチケットの売り方を見ていて感じた「なんか変だな」という些細な違和感をひたすらに追求していくよ。という日記。それにしても、過去の経験則がアテにならない売り方でした。ファンクラブのチケットの当落が出る前の一般枠の受付、同時進行される各種の先行、そしてエンドレス落選・・・・そして、見えてきたひとつの結論。
B'zは今も攻めの姿勢を崩していない。

はじめに感じた違和感はFC・一般・イベンター枠において当たった人選にブレがなかったこと。

B'zのコンサートというのはチケットが取れないことで有名です。でも、一番手っ取り早くB'zを好きになってもらうにはコンサートに来てもらうのが一番。*1来たからには絶対に好きになって帰らせる自信がある。普通に発売したのでは、既存のファンやチケットゲッターの影響で新規層やライトのファンまでチケットがまわらない・・・さて、どうしよう?そこで、採用したのは「抽選」という方式でした。
株式会社 エブリィ・エンタテインメント

あらゆる条件を考慮した抽選作業により、本当に来て欲しい顧客の来場促進を実現

この場合の本当に来て欲しい顧客というのは、

  1. 周辺地域在住のファン(いわゆる地元の人)
  2. 今までコンサートに来たことのない人(新規)

で、本当に来て欲しくない顧客っつーのが、いわゆる('A`)

えぇ、非常に分かりやすいですね…ホールは1人1枚にすればいいのに!とか、なんでFCで取れないのに一般発売があるの?っていう今まで何度も何度も何度も繰り返されてきた不毛な会話の答えがコレ。B'zにとってのホールライブというのは、あくまで新規ファン獲得のためのプロモーションの手段のひとつ。2枚までというのは初めてのコンサートに1人参加って世間的にはなかなか敷居が高いのでしょう。おひとり様も慣れればむしろ楽だよ!

つまりは、先日の先行各種は厳正なる抽選でも運でもなんでもなくって、その選考基準に達しない限りは完全に無意味。要は「エントリーシート」が通らない限りは「選抜メンバー」になれない、選ばれし者以外はLIVEを見ることは不可能な時代到来です。*2もちろん先行販売の分だけですけどね、チケット余ってるような公演だったら客の選り好みなんてしてる場合じゃないし。*3
そして、今まで転売対策と思っていた個人情報の登録は

チケット購入希望者の属性、地域分布リピート回数などの情報収集をもとに、重複チェックを行います。

ということで、もしかしたら…っつーかほぼ確実に顧客情報収集w

おそらく私の個人情報は「うっわーこいつFC入ってんのにイープラスも申し込んでるし何回行きたいんだよ暇人pgr」とか思われちゃってるわけです…orz今まであった「」という概念も崩れました。これが座席に反映するのかどうかは当日入場するまで分かりませんが、少なくとも私はこの文章を見た後はやみくもに先行へ申し込むことを一切やめました*4
で、ここで出てくるのがコンサートのリピーターという(自分含め)熱心なファン(ヲタ)の存在。
コンサートに何回行けば満足するのか、それは大変に個人的でセンシティブな問題です。1回で満足する方もいれば、それが3回の方も10回の方もいるでしょうし、全部行かないと気が済まない方もいるでしょう。だって同じLIVEはないのだから。これは個人的な考えですが、それが違法な手段でない限り満足するまで好きなだけいけばいいと思います。多くの人が、様々な環境や休みや収入をやりくりしてコンサートに行っていて、それを咎められる理由はない。そして、LIVE-GYMもB'zも永遠に続くものはない。なにより、私は自分の判断を後悔したくないのです。何にお金を使い、何を得るのか、それは他でもないあなた自身が決めることだし他人がとやかく口出しすることじゃないと思う。そもそもリピーター前提で日程組んでるところもあるのが実情だったり
閑話休題

実質来場者を増やす抽選方式

上のがファンの言い分だとすると、こっちはB'zの思惑。
1人が10回来るよりも、10人に10公演見てもらいたい。そりゃそうですよね、これがそのままCDの売上にもツアーグッズの売上げにも繋がってゆくでしょうし。1人がベスト買う枚数はせいぜい1枚か2枚だけど*5母数が増えない限りB'zの活動もお先真っ暗ですから。それは前々から危惧してきたことでもある。もうCD揃えちゃった人よりも今からCD買ってくれる方が客としては大事。つまり、守りには入らない、決して。意地でも増やさなきゃいけない、生活かかってんだから、スタッフとその家族も養わなきゃいけないんだから。

では、それを踏まえて我々はどうしたらいいのか?これしかないっ!

  1. 友達を全国に作る
  2. 地方に嫁入りする*6

・・・・もはやそこまでする価値があるのか疑問。・゚・(つД`)・゚・

良いことづくしのようなこの方法でも、デメリットだってもちろんある。それは選ばれなかった側がどれぐらいモチベーションを保持できるのか未知数ってこと。例えば、去年の仙台公演は地元の人だけでは埋まらなかったのだと思う、だから、関東圏にお呼びがかかった。言葉は悪いけれど、関東圏のヲタは便利な調節弁*7だった。果たしてこの状態で今までと同じような情熱を保ちづつけることができるのか…わからない。過去にはドンワナ騒動*8っていうのがありましたが、そういういざという時に動いてくれる人こそがそういう濃いファンでもある。ライブは1回でいいよね、でもいざと言うときはよろしくねっていうのはあまりのも都合が良い。でも、そういうリスクはおそらく承知のうえだ。

たぶん、この方法を採用し続ける限り、私は今後も大きな会場でしかB'zのライブを見れない。
別に批判するつもりもなければ擁護するつもりもない。前に書いたとおり、不満なら降りればいいだけのこと。むしろ、ぼんやりとでも理由が分かってくるとただ落選メールを受け取るだけの日々よりもスッキリというか納得できたようには思えます。「ちゃんと考えてんじゃん」と安心すらしたり(笑)2人の年齢を考えてもこれ以上多くの公演をクオリティを損なわずに行うには困難が伴うのかもしれない*9。考えて考えて、一番最善の策がこの方法だったのだと信じたい。この道を選んだのはまぎれもないB'z自身なのだから。

だけどね。ほんの10年前、2002年の日比谷がハガキでの応募だったことをふと思い出して、なんだかその時代がやけに懐かしくのどかだったなぁーなんて思ったりもします。前に進むしかないんだけどさ。。。

ということで、無理やりまとめると今年のB'zのチケットの売り方というのは『出来る限り多くの人の目に触れるよう様々な媒体でライブの受付を行い、B'zのチケット=取れないという認識を変え、今までライブに来たことのない層を取り入れる』という明確なビジョンを持って行われたと推測されます。つまりは今年は一般層へ訴えかけるPleasureなセットリストが期待されることでしょう。

本日はSHOWCASE、終わらない夏のツアーの成功を心よりお祈り申し上げます。

*1:そもそも熱心なファン以外が8500円のチケットをポンと買うのかは甚だ疑問ではあるけれど

*2:ちなみに余談ですが、今年のFCの地元優先に関しては「県」で分けられている分けではないと思う。どこで地元の線が引かれたのかは大規模なアンケートでも取らない限り分からない。

*3:という訳で、いざ一般が始まったらそんなに激戦ではないと思うのだけど。。20年の時もトントンぐらいだったのがイチブトゼンブぐらいしかヒットがないのにそんなに急にファンが増えるとはとても思えないんだよねぇーまぁこればっかりはやってみないと結果は分からんのですが。

*4:これ以上自分の履歴を汚したくない。

*5:買う人はもっと買うだろうけどw

*6:ムコでも可

*7:別名:都合の良い女w

*8:1位連続記録が途切れそうな危機だったので通常版を買えば限定CDプレゼント!という場当たり的な企画

*9:といっても北海道から沖縄まで、600人から7万人まで活動の幅は広い