モレスキン 人生を入れる61の使い方

モレスキンというノートから映しだされる61人の人間。題名は誤解を招きかねないかも「使い方」っていうよりは「使われ方」、ハウツー本じゃない、むしろハウツーがないからこそ魅力的だったりする。

モレスキン 人生を入れる61の使い方

モレスキン 人生を入れる61の使い方

モレスキンファンの人たちがモレスキン愛好家を訪ねるよ、ちょっと中身見せてよっていうそれだけの本。モレスキンじゃなきゃいけない理由とかモレスキンならではの使い方が満載している訳ではなく「なーんか好きなんだよね〜」的な雰囲気が逆に押しつけがましくなくて良かった。ただ単純にセンスのある人のノートや画力のある人のノートを覗いたところで自分がそうなれるわけでもなく、使いこなせていない罪悪感が広がるだけじゃん?*1

早いはなし、愛と呼んでいいような熱に煽られ、読んでいるうちになんとなく感化され、久しぶりにモレスキン開くかな〜という気持ちになった読後。モレスキン持ってない人だったら買いに行っちゃうと思う。うまく制作陣の術中にはまったなぁーある意味、それだけでも成功なのかも。

ノート1冊に3000円近くの出費というのはなかなか贅沢なものだけど、それはマイクロダイエットの如く*2その価格自体がプレッシャーになるのかも知れない。モレスキンに限らず、ほぼ日手帳でもトラベラーズノートでも100円のノートでも一緒だけどやっぱりこういうノートは書いてナンボ。一時の熱よりも長い熱が必要なんだと感じた。「鉄を打つなら打ち続けろ」ってこのことか。結局常に手元に置いて続けること、濃く書くことしか方法は無い。それ以前に日々を充実させない限り手帳も充実しないような気もするけど・・・ってなことを読みながら考えたり。

あと、B'zの稲葉くんの歌詞ノート(ネタ帳?)もモレスキンラージ、それ取材してくれたら10冊買うw

Moleskine Ruled Notebook Large Classic

Moleskine Ruled Notebook Large Classic

個人的にはポケットよりラージ、ハードよりソフトカバー派。

*1:でもこの影絵の人のはホント凄い!

*2:1食1000円ぐらいするらしいです。その辺のランチよりよっぽど高いから余計に失敗できないんだって>友人談