旅する力
長い長いあとがき。
- 作者: 沢木耕太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/04/26
- メディア: 文庫
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そんな(文庫で)全6巻の深夜特急の最終便。著者沢木耕太郎があの旅で何を考え、どう書いたのか。旅をすることの意味とは何なのかを問うた本。なんといってもこのシリーズ、新潮文庫で出てよかったなぁと思うのです。かの有名なサッカンドルの北方急行を表紙に使った装丁といい、ジーンズのポケットに入ってしまいそうな薄さといい、文春文庫のようにきれいすぎる紙質でもなく、ほど良くくたっとして、そして何と言ってもこのしおり。これがね、雰囲気が出て良いなと思います。
なんか前に見たことがある感じがしたら
coyote(コヨーテ)No.8 特集・沢木耕太郎「深夜特急ノート」旅がはじまる時
- 作者: 新井敏記
- 出版社/メーカー: スイッチパブリッシング
- 発売日: 2005/10/10
- メディア: ムック
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旅には出るべきタイミングがある、旅は自分の背丈を知る事が出来る、旅は楽しい、しかし困難や危険もいっぱいある。そういう客観性を保ちながら、旅立つ人に贈る
恐れずに。
しかし、気をつけて。
という気の利いたセリフに、旅へ出る前の若き著者が100ドル札を選別で渡されたようなヤラレター感を味わうのです。
それにしても「猿岩石は消えると思うよ」には笑った。有吉しぶといなー!