「働きたくない」というあなたへ

「働きたくない」というあなたへ

「働きたくない」というあなたへ

会社を辞めたいわけじゃないんだけど、最近「これでいいのやら?」と思うことが多くあって自分を見つめ直すために。著者の山田ズーニーさんが自分の傷をかなり曝け出して、親身になって考えてるのが伝わる。働くっていうよりも生きる全般の本でした。立場によって変わる「仕事」、答えの出ない問いを多くの読者メールと共に突き詰めて考えてくのはなかなかスリリング。自分で納得しないまま「そこ」に居ればそれが「どこ」でもキツイのかもなー不安定な社会ゆえにしなやかで強い自分の価値観が重要になってくるのかもしれないなー。ってなことを考えたり。

「楽しく生きたい、働きたくない」と、私を就活セミナーで凍りつかせた学生も、愛されて、たくさんお金を払われて、21年間育ってきたはずだ。愛・金ゼロだと、単純に、赤ん坊は死んでしまうわけで、生きてこれたということが、何より愛された証拠だ。

これ読んで即母上に前から欲しがっていたgentenのお財布をプレゼントしましたw


はたらきたい。

はたらきたい。

一緒に読んでたこれはもっとフリーダム。出てくる人もフリーダム。フリーダムすぎて就活まっただなかの人が読んだら落ち込みそうだなーと思ったり。行き先不明の期限付きサバイバルはまっとうな思考じゃいられなーい。ナイーブで卑屈で情けなくて真っ暗闇だゼ!

そんなモラトリアムまっただ中の秋の読書。