ベンジャミン・バトン

誰もがハダカで生まれ　いつしかハダカでsay good bye

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 特別版（2枚組） [DVD]

老人の姿で生まれたブラピが年をとるごとに若返っていくという設定が話題になった映画。
極めて淡々と特に大きな事件が起こることもなく、その設定以外はありふれた一生としての彼の人生を丹念に追ってゆくストーリー。それこそまさに生まれてから死ぬまでの間。
映画としての盛り上がりという意味では、彼をＴＶ局に売りつけるような悪人もいないしまどろっこしい恋はあるもののあくまでそれが主題ではないので、低い温度で続いてゆく2時間半。でも80年を2時間半で見せるとどうしても早足気味になっちゃう。

初めの「逆に進む時計」あたりのエピソードから感じてたんだけど、根底的に悲しさみたいなものがある映画だった。雷に打たれた男の話とかも確かに面白い入れ方をしてるんだけど、全部受け入れていくベンジャミンの生き方とかが。ね。