ソーナンス

思えば近頃は映画を見ていなかった。一度生活から離れると、なかなか遠のきがちなこの習慣。本ばっかり読んでたのと、ちまちま続けてるお片付けのせい。
しかーし、先月から我が家はWOWOWに加入している!WOWOW神のおかげで映画を観る習慣が戻ってくるかも。こないかも。あー、映画館もしばらく行ってない…。

ひとつめからヘヴィー。クラカワーの本、空へを熱心に読んだこともあって、また別視点からの5月10日。
結末が分かっているからこそ、しんどい。クラカワー視点よりもアナトリがすごい善人に思える(この生還の翌年に彼は雪崩に巻き込まれて亡くなるわけですが)見る角度が変われば 嘘と誠はすり替えられるものだって誰かさんも仰ってましたが、あそこまでの極限状態において何が真実かなんて当事者しかわからないだろうなーという部分もありつつ、やっぱりエベレストは神の領域なんだな。ベック・ ウェザーズが救いみたいに感じるのは本も映画も同じ。


トラと漂流。
そういうタイプだとは思わす、最後に「あ!そういうことだったのか!」という。日本には「虎だ!虎だ!お前は虎になるのだ!!」とか李徴とかの土台があるので、受け入れられやすいのではないのかな、と。しかしながら、日本に虎は生息してないのが面白い。

意識せずに山と海での遭難モノ、次は底抜けに明るい映画が見たいっす。