和とB'z

ピルグリムを聴いていると、稲葉さんの歌詞における「花」の役割が変わっていたことを感じる。

90年代にはROSYとかバラとかミモザ*1の「都会的で」「洗練」された小道具、それこそ高嶺の花という言葉がぴったりだったのに、ここ最近の歌詞では、木蓮とか睡蓮とか桜とか日本的ものばかりが登場する。そしてその花の象徴は「潔さ」だったり、「静かな儚さ」だったり、「平和なのどかさ」だったり・・・・さて、ピルグリムはどんな思いが込められてるんでしょう?
で、この傾向誰かに似てるな〜ってページをめくれば。*2

“日本は素晴らしい”ってすごく思っている。四季折々の日本の中で消化して、俺たちは作っているじゃない。だから日本独特のものって興味が出てきているよね。食べて楽しいって思うのも。“どうして日本人ってこんなに繊細なんだろう”っていう感動もある。妙に感動しちゃうんだよね。改めて。俺はいつ頃からそんなこといい出した?

と日本に感動しているのは今から17年前、1995年の松本孝弘さん(当時34歳)。
この発言の7年後、彼は「華」という、そのものズバリな素敵和風アルバム*3をリリースすることになります。

華

一緒にいると似てくるのか
それとも大和魂がそうさせるのか・・・不思議なもんです。

*1:SAFETY LOVEはカクテルの方だろうけど

*2:

B'z TWELVE

B'z TWELVE

*3:和風通り越してややチャイナチック