Typhoon No.15

どしゃぶりの雨だって 君となら 喜んで濡れよう

渚園の印象っていうのは豪雨の9月20日の方が強い。1回目*1には行ってないから。


今改めて見ると、RUNのイントロから既に感極まっちゃってノドの調子はへにゃへにゃなんだけど*2なんか、こう、過酷な音楽業界を15年サバイブしてきたのと、この日に本人及びスタッフ、観客らが台風という自然現象相手に戦った姿がスライドのように重なって、ぐっとくる。

天気予報見ながら1週間ぐらい前からハラハラしてたとか、高速を下りながら向かう先にまっくろな雲が見えて友人が「まさに暗雲立ち込めてるね」なんて笑えないセリフを仰って車内が静まり返ったとか、浜松周辺が178ナンバーだらけだったとか、道が沼地と化してツアーグッズ買うどころじゃなかったとか、トイレ行くだけで長蛇の列だったとか、まさかの1曲目アラクレで登場の時の歓声凄かったとか、月光で震えが止まらなかったとか*3、愛ままの時に強風で照明トラスがちょっとヤバいぐらい揺れてたとか、後半は客が担架でガンガン救護室に運ばれてたとか、最後花火は綺麗だったんだけど、規制退場待ちが長くて眩しいサイン聞くと未だにトラウマとか、帰りの弁天島からの車内はゾンビ化した、だけど嬉しそうな人で溢れてたとか・・・・そんなこともひっくるめて共有財産だったなぁと今は思います。

さいごのさいご、稲葉さんが「心開ける人よ、行こう」でうっすら泣いてるように見えるのはカメラマンの勝利。

2013年の9月21日は土曜日、「お互い元気で生きてましょう」という約束を信じて。

*1:1993年

*2:故に松本さんが「え?イナバ大丈夫?」みたいな視線を投げかけてるのが良い

*3:寒くて