鬼束ちひろのコンサートに行ってきた。
鬼が出るか 蛇が出るか
2014年3月7日(金) 品川グローリアチャペル
1年ぶりに鬼束ちひろさんのコンサートへ行ってまいりました。まだ次の公演があるので一応折り畳みます。そして、どう考えても辛口になりますので自分の感想と他人の感想を同一視しちゃう方は戻るをクリックした方がお互い幸せだと思うの。3週間も放置してる時点でいろいろ察して頂けると幸いです。
ネタバレですよー。セトリも置いてないですよー。
今回のツアーが発表されたとき真っ先に気になった会場が品川教会。「I am God's child」鬼束氏が神の前でどんなライブするのか怖さ半分、楽しみ半分でオフィ先行の抽選に申し込みをしました。当選したチケットは前回の中野よりもさらに前で喜ぶべきか悲しむべきか少々戸惑う。
品川教会への行き方を簡単に説明すると、品川駅下車→高輪口を出て左→ガード下のラーメン屋沿いをしばらく歩く→Y字の交差点に当たるので横断歩道を渡り右側を道なり→上に十字架が付いた看板が見えるのでそこで再び横断歩道→到着(徒歩10分程度)*1
入口=チケットもぎり、ロビーなどは無くすぐに会場になります。キャパはだいたい400人ぐらいでしょうか?座席はベンチタイプで木製の長椅子+クッション。下調べた感じ椅子がイマイチという意見が多かったので初めのうちは「充分じゃん」と思っていたのですが、やはり終演後は1時間半が限界だったなーと思いました*2そして、今回の列はいわゆる「凄い良い席」でしたが、そこはあくまで教会…余裕がある椅子の配置なのでそんなに近っ!と思うほどではありませんでした。後ろ半分ぐらいは段差になっていたのでその点は見やすいかな。基本的には教会なのでロッカーもないしトイレも少ない、暑くもなく寒くもない温度で快適でした。照明もバッチリ、左右にスピーカーが設置されてるからか教会というよりはちょいと大きな天井の高いホールみたいな感じ*3、正面には十字架がありました。
鬼束氏のライブは一昨年の東京フォーラムで否、去年の中野で賛でしたが、今年は残念ながら否。書くべきか書かぬべきか思案し続けて、やっぱりいつか(いつだ?)賛になる日が来ることを残って残すことに。*4
- 出だしはお馴染みのSweet Rosemaryをピアノで
- サポートはいつもと同じおふたり。
ドン小西。 - 白いドレスで鬼束氏登場
- うーんなんていうかね・・・女性にこういうこと言うのはデリカシーが無いとは思うのだけれど
- 激太り
- もはやセトリを探す気力すらないので大まかな印象だけちょろりと。
- まずはアカペラで
- いきなりyeah!とか何か言って若干客席*5が凍りつくw
良く分からない手のフリも健在- コレの動きがマンデラ大統領の追悼式のニセ手話通訳にしか見えない
- Joan OsborneのOne of Us!おぅ!
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- こんなに酷いOne of Us聞けるのある意味超レア
けだるい感じにうろ覚えの感じがプラスされた揚句サビになるとやたらハッキリ声を張り上げて歌うという…今にして思えばエレキがなくて鬼束氏の声ってもともとちょっと暗めなトーンだからそれで違和感があったのかもなーと- さよなら人類は良かったし曲としても好きだけど、2年連続だと目新しさはない
- パーカッションチヒロオニツカ
- MAGICAL WORLDの歌詞忘れ&ふらふら主旋律に至っては本当酔ってるのかと思う位でしたの
- が、本当の恐怖はここから!
- 私とワルツをですよ。
- 「それでもなぜ生きようとするの 何も信じられないくせに」で下からの客席睨み
- 凄まじい気迫(が歌はアレですが)
- 嵐が丘の怪獣アクションw
- 嗚呼これより前の席じゃなくて良かったって心から思っただよ
- signがね…私のsignが。。。。
- マイク奪い取って私が変わりに歌いたくなりましたw
- 普通コンサートだとCDと比較してズレたところブレたところが気になるもんですが、鬼束氏に関しては曲のなかで一瞬「おっ!」と昔のようないい声が出てくる←
- タイムマシーンが飛行機にしか見えない
- もうさ、声も違うし顔も違うし、それで曲が新しいのだったりすると途中で誰のコンサート来てるのか分かんなくなってきたり・・・・
- アンコール→壮大な曲→ダブルアンコール→明るい曲ってのは良かったかも*6
- わんつーさんしっ!
まとめ
- コンサートやライブというのは「見てる時は現実を忘れる」とか「何も考えない」ということが楽しかったり、そこに良し悪しがかかってくることが多いのですが鬼束ちひろのコンサートに関しては真逆。
- つまり余計なことばっか考え続けていた1時間30分*7。
- 今回考えていたのは「彼女は誰のために歌っているのだろう?」というテーマ←別にテーマ必要無いw
- 結論として「ファンの為」「支えてくれたスタッフの為」ではなく「自分のため」に歌っているんだと到達。
- 彼女は自分自身のために歌っている、だから驕りや怠慢ではなく本人が選んだ結果。
- ちなみに
クソ忌々しい東芝EMI時代の月光はやりませんでした。God's child! - 今書いてて気付いたんだけど、セットリストが去年とあんまり変化がない*8のが今回の低評価の原因なのかも?(演出も曲も以前と同じものが続くと萎える性質故)が、急に茨の海とか歌われても困る気もする…思い出は綺麗なままで?
- 相変わらず歌詞覚えてないし、倒れるし、ギターうまくねぇし、足元の歌詞見すぎだし、丁寧さも繊細さもないし、原曲が蹂躙されすぎてもはや原型をとどめてなし、教会でファッキン連発した時はこちらが無駄にドキドキしたのですが、良し悪しは別にしてここまで我が道を行く人って日常はもちろん芸能界でも今時あまりお目にかかれない。それでも愛すべき、破天荒鬼束ちひろだから、どこまでついて行けるかはそれぞれだけど、しばらくこの路線は変わらないよなぁーと改めて感じたり。
- 年末のトリック再放送を見てうっかり来ちゃった人がいたら残念すぎるなーと思いながら帰宅。
- だいたいの感想は去年の中野と対して変わらないのに意外に長くなっちゃった。
もはやコンサートではなくパフォーマンスとして行くなら全然アリだと思うのですが、個人的にはさすがに飽きた醒めている部分もあるので6500円というチケット代を考えると今後は3年に1度ぐらいでタイミングがあえば・・・という感じです。まる。
あ、品川なら定時まで仕事しても19時開演に間に合うという事を知れたのは大きな収穫でした。