おくりびと

おくりびと、おくられびと。

おくりびと [DVD]

おくりびと [DVD]

アカデミー賞を受賞したことでも有名なおくりびとをようやく見ました。ビバ1週間レンタル。

淡々としてるけど単調ではない。この映画はたぶん外国の人が見たら大変興味深いのだろうな。と思った。
ただの納棺師ってこんな仕事ですよーってだけでなくて「死人を食い物にしている」と怒鳴られるシーンや自分の仕事に誇りを持っていても家族から理解を得られない点などが入って、表にでない仕事の陰と陽を巧く組み合わせていたと思います。重いテーマなのに暗くはない。*1中心にチェロを置いたので軸がぶれずに物語が進んでいて、可笑しさと哀しさと美しさがひっそりと同居した映画でした。特に山麓でチェロを弾くシーンが良かった〜音楽が映画を凄く引き立てていて静寂とチェロの組み合わせが素晴らしい。
監督は日本人特有の美意識というか様式美が見せたかったんだろうね。

そういえば祖母が亡くなって納棺の際、綿みたいなので白無垢を凄い速さで作って着せていたのが今思えば納棺師の方だったんだなぁ・・・あのときは葬儀屋さんの人だと思ってたんだけど。

王道だけど良い映画だったと思います。

後は邪道にB'zファン的な感想↓

  • 開始10分で思ったこと

・・・・い、飯森さんっ!?

あいかわらずこの人は異文化交流みたいなの大好きですね。

  • エンドロールで思ったこと

「うはーいいチェロだったな・・・誰がひいてるんだろう?」
古川展生

Σ(゚Д゚ノ)ノ
このひとって2004年の東京都交響楽団with松本孝弘の時に一番客席側でチェロ弾いてた方ですよね。顔がお育ちのよいイナバ顔だったのでよく覚えている・・・私の座席からは椅子に座った松本さんが見れなかったのでその間ずっと古川さんを見て癒されてました。テライケメンチェリストえぇ、ただのミーハーですが、何か?


ちょこちょこ映ってます。
1日目は松本さんガチガチに緊張しててリズム狂いっぱなしなうえ指揮者見ないし特にウルトラマンなんて崩壊寸前まで走っちゃってたんだけど(スリリングだったマジで)3日目は演奏はしっかり持ち直してて感心した。プロは違うぜぇ。そのかわり観客マナーがイマイチだったけど・・・とにかく都響再演希望!

*1:でも、鶏潰したからは無いなぁ(笑)