念書
なんだかうまく言葉がまとまらない。
ニヤけてしまうほどの稲ソロなのに、コワイ、でも何故かまた聴いてしまう。「稲妻が走るような天啓」を求める主人公*1も「恨む相手を探しながら大事なこと忘れる」主人公*2もあいかわらずの「眠れない」歌詞の主人公も良く知っているはずなのに・・・10年以上毎日聴いてるのに全く存じ上げない稲葉浩志の一面。
それにしても力強い、エネルギーというかパワーのある曲。
どんな結果にも 目を背けない
誓ったら ただ 今を生きるのみ
強い覚悟と決意表明のうた。
こういう歌詞の曲に出会うと本当に日本人で良かったと思う。誰にも翻訳されることなく直に伝わる言葉。
今から自分がやることを未来に於いて 絶対後悔致しません 永遠に誓いますって
心に彫ってしまえばいい
MVはCAGE FIGHTなシチュエーション*3。映像の影響でしょう、この歌詞を聞いた時に脳裏に浮かんだのはあのタトゥーでした。別にタトゥーの是非についてはどうでもいいんだけど、やっぱり昔はファンサイトとかでも「格好良い」だけじゃなく「入れるべきではない」「影響力を考えるべきだ」みたいな討論が定期的に起きていたのもまた事実。品行方正で真面目でストイックで優等生なB'zのふたりが世間的には受け入れられているとは言い難い刺青を入れた時、私自身は否定も肯定も出来なくて、でも「あぁ、これは音楽に対するひとつの「覚悟」の表れ」なんだろうなぁと感じたことをふと思い出しました*4。
「永遠に誓います」といえば結婚式でお馴染みのセリフですが、日本の離婚率35パーセントをそこにもってくると永遠とは誓いとはなんぞやと思ってみたりもする。この曲は何に対しての意思表明/タトゥーなのか*5聴けば聴くほど分かんなくなってくる念書。念、今の心ですか。
