Pet Food Politics
犬飼い必読書。
Pet Food Politics: The Chihuahua in the Coal Mine
- 作者: Marion Nestle
- 出版社/メーカー: Univ of California Pr
- 発売日: 2010/08/04
- メディア: ペーパーバック
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2007年にアメリカで起きたメラニン汚染によるフードリコール事件。中国産の原材料を使ったフードによって4000頭を越える犬や猫が死んだこのニュースは日本ではあまり報道されることはありませんでした*1。しかし、この事件によってお高くてナチュラルで獣医さんがお勧めしていてCMに流れてるフードとホームセンターの軒先で叩き売られてる怪しげフードの中身が実は同じものだったということが一部の人には
そんな食物汚染、産地偽装、役人の大罪、隠ぺい、ことなかれ主義について、執念とも言えるようなリサーチを重ねたのが本書。まだ読みはじめたばかりだけどこれはタメになるし単純に読み物としてもスリリング!The Chihuahua in the Coal Mineはかなりキツイ皮肉、でもチワワみたいな小さな犬ほどダメージは大きかったんだろうなぁ。
登場人物は「全米の獣医さんがお勧め」だったり「トップブリーダー推奨」だったり「ネッコ大好き!」だったりお馴染みの面々。本当イヌメシ・ネコメシはイメージで選んじゃ駄目なのだと改めて認識。恐ろしいのは無関心と思考停止。
*1:ペットフードメーカーは大事なスポンサー様ですyo!