坂の上の雲 2
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/01/10
- メディア: 文庫
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前哨戦だけどこれが今後に生きてくる実際にあった複線。
小村寿太郎の存在感も捨てがたいが、最期にひときわ輝く超新星のような子規に捧げる第2巻。子供のような憎めない無邪気さと自分の運命を知っているかのような悲壮なまでの使命感。強靭な精神を持った松山の3人が日本を大きく変えようとしているところ。
「君は自分の工場になにを学ぶために入る」
「私は船を造る練習にきたのではなく、船をつくられるあなたを学ぶためにきたのです。」
改めて読み返して思うのは自分の仕事向かう心情の記述が多い点。彼らというよりかは司馬遼太郎の意見がたっぷり含まれているんだろうけど、自分の仕事に対する熱い志は経営者やビジネスマンに受けるだろうなぁと思う。